ヒカゲメッキ by 浅海凪

 月夜の騎士100題087(4)

 アップしたのにあとがき忘れてました。アッブネー。

 とはいえまだお部屋の中なので、わたくしとしてもあまり言うべきことが見当たりません。
 盗賊たちと入り乱れてわいのわいのを書いていたら詰まりまくってしまったので、結局ひとつずつとろとろ進んでいくことになりました。十話までには終わるでしょう、たぶん。

 この短い間(作中では)のやり取りの中で、レオ少年が少し成長したようです。エルに対する態度という面のみで。


 で、オマケはなんだか久しぶりな気がする大人バージョンの騎士のひとたちです。とはいえ質問でしかもアホですが。
 これを書いているうちにどんどんロージィが変な人になっていって、自分でも驚きました。せっかくなので、薔薇さんにはこっちの路線でどんどん行っていただこうと思います。
 ちなみに大きくなったレオくんは、エルに対してのみタメ口であとは敬語と丁寧語というちょっとあからさまな人になっています。王子と姫時から矛盾しますが、まあそこはそれということで。

2007年01月28日(日)

 エターナス・デァ番外あとがき

 何年ぶりかおそろしくて数えられないくらい久々の更新です。
 本当はオマケ扱いくらいが妥当なリハビリ掌編ですが、この期に及んでオマケだけ更新するほうが気が引けたので表に。断片とは違って、いちおうフィエルド編の括りです。

 というか、これは第二部第三部スッ飛ばして、その後のフィエルドのおはなしです。まあお話というほどのものでもないですが。
 日の出に感動する(本文では書いてませんが)青年フィエルド。いずれこんな時が来るんだよ、というだけの内容ですんでね。本当に番外な話です。

 で、いま第二部第三部って書いたんですが、フィエルド編のプロットが完全に固まりました。ようやく。
 フィエルド編は全三部で完結します。完結がいつになるのかはわかりませんが、今年中に第二部が始まります。えらく幅がある気もしますが気にしません。

 そして、第二部はめちゃくちゃ暗いです。第一部以上に暗い予定です。恋愛っぽいのもナシです。それは第三部で……できたら。

 どうぞお覚悟のほど、よろしくお願いいたします。

2007年01月13日(土)

 ネタです


 少女は泣いた。
 夢の帳はすでに下ろされ、二度と上がることはない。その向こう、灯りもない闇に取り残してきた姉の、うつくしい髪の輝きだけを頼りに。

 知らぬ名を呼ぶことも、知らぬ顔立ちを思うこともかなわず、少女は泣いた。
 自分が生まれたために命を落とした姉。見えることなく世を去っていった肉親の孤独を、一幅の絵に見い出して。

 少女は泣いた。
 役目を果たした身のうちに、うつろな悲しみだけを満たして。



2007年01月05日(金)
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