17番の日記...17番

 

 

ソフトな生活 - 2003年05月29日(木)

昼過ぎにコンタクトレンズを注文しに近所の眼科へ行った。以前、大学に入学したての頃に、眼科から酸素供給量に優れているという理由で勧められてハードレンズコンタクトを購入した。これが着け心地最悪なこと。眼科からは、「そのうち慣れるから」と1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月たっても同じことを言われ続ける。目からは常に涙が流れ続ける。街中を歩いていて一体何人の人に「なんでこの人泣いているの?」と思われたことだろう。ま、その期間ずっとハードレンズを着け続けていた自分も今考えるとすごいと思う。てゆーか単にバカだった。

しばらくコンタクトレンズとは距離を置き、メガネ生活を送っていた。そして最近、友人に「1DAY ACUVUE」の存在を紹介してもらった。僕は今までソフトレンズには敬遠してきた。漠然と不健康なイメージがあったし、以前、ハードレンズでお世話になっていた眼科にソフトレンズの危険性などをさんざん聞かされいたからだ。

しかし、「1DAY ACUVUE」は清潔性をモットーとし、ソフトレンズの中では安全性ナンバーワンと言える。まあ、ハードであれ、ソフトであれ、コンタクトレンズを装着すること自体不健康なことなわけだが。とりあえず、二十代はコンタクトでやっていきたいと思っていた僕にとってはうれしい出会いであった。

少々高価だが、清潔だし、着け心地最高だし、なによりも手入れ不要なとこが魅力。みなさん、ぜひお試しあれ。

昨晩のチャンピオンズリーグは僕的につまらない試合となった。友人との賭けに負けたのもあるし、点が入らなかったし。やはりサッカーの華はゴールシーン。デルピエロのゴールが見たかった。

最近、松屋のサラダキムチ牛めしがマイブーム。バイト終わりには必ず食っている。ぜひ、お試しあれ。


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エルゴ - 2003年05月28日(水)

最近、夏バテ予防に筋トレをしている。と言っても、腕立てをガツガツやったり、回数もろくに進まない腹筋をやっているわけではない。

エルゴというものをご存知だろうか。スポーツジムに行けばたいてい導入されていると思うのだが、簡単に説明すればボートを漕ぐ形で体を鍛えるマシンである。それが僕の自宅にあるのだ。購入した経緯は僕の兄が大学でボート部に所属していたため、兄が購入したのだ。最初はでかい機械が自宅に入り勘弁してくれとか思ったが、実際にやってみるとこれがハマるのだ。
一見、腕と足しか使ってないように見えるが、実際やってみると体全体を使うのだ。やり始めた時期は体全体に筋肉痛が駆け巡った。マシンにはメーターが付いているのだが、力強く漕いだつもりでも漕ぐ力を表す数値は思ったよりも上にいかない。逆に兄に教えてもらったように力まずに教科書通りの漕ぎすると、数値は上にいくのだ。これがこのマシンの面白いとこ。教科書通りの漕ぎをする方がやはり筋肉にもいいそうだ。

この夏の体力維持方はエルゴで決まりだ。

今夜はチャンピオンズリーグ決勝を観るため、徹夜である。友人と昼飯を賭けているのだが僕はユベントスが勝つと賭けている。セリエAでスクデッドを獲得し、チャンピオンリーグ決勝に駒を進める。こんなことはヨーロッパの厳しい試合日程などの事情を考えて普通は考えられないことだ。レアルみたいなチームは別だけど。ユベントスのこれまでにない好調ぶりを象徴していると言える。ネドベドの出場停止は気になるが。

それにしても、ダービッツのサングラスは気になってしょーがない。


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野球とビール - 2003年05月25日(日)

今日は昼から品川で友人と会う約束をしていた。友人と品川のマックに入ったらサークルの友人と遭遇。東京は狭いなーと感じた。

品川から京浜東北線で関内へ移動。17時半、横浜スタジアムへ。巨人対横浜戦を観戦するためだ。実は今日が今季初のプロ野球生観戦。そして生まれて初めての横スタ。内心わくわく。

巨人側の内野席のチケットを買い、スタンドへ入場。試合開始ギリギリに入場したのでスタンドには巨人戦、そして日曜ということもあり、すでに客で一杯なんだろうなと思ったが、驚いたことに内野席はガラガラ。確かに今季の横浜は不調である。にしても、この客入りの悪さはひどすぎる。阪神などは、近年までずっと下位にいたにもかかわらず、甲子園での巨人戦は常に超満員になる。横浜は本当の意味で地域密着を果たせていないのではないかと感じた光景だった。

巨人の先発は上原、横浜は東。二回、清原がデッドボールで出塁。五番斎藤がレフト前に技ありの流し打ち。1アウト一、二塁で七番江藤。東のストレートを、打った瞬間それと分かる3ランホームラン。その後一番清水のタイムリーで一点を追加し、この回一挙四点。三回、この回先頭の清原に東がまたしてのデッドボール。これには清原も軽くキレた。乱闘まではいかなっかたが両ベンチの選手達がバッターボックスに集まりあわやという場面だった。

しかし、東というピッチャー、なかなかの強気なピッチングを見せる。僕と同じ21歳。宿毛高校からドラフト4位で横浜に入団。二年目の昨季はリリーフで28試合に登板し、今季五月の阪神戦でプロ初勝利をマーク。右打者の内角を突くシュートがよく、横の揺さぶりで打ち取る。スライダーはカットボール気味の速い球と緩い球の二種類。今が伸び盛りのピッチャーである。

五回、巨人は先頭の二岡がフォアボールで出塁。三番高橋由が左中間を破る2ベースヒット。四番清原。さすがに東は今回内角を攻めることが出来ずに清原にタイムリーをあびる。この場面で内角を攻めることが出来たら、東は本物である。これからの成長を見続けていきたい。

この回の高橋由がヒットを打ったときに僕の近くに座っていた酔っ払いのおじさんがビールを前列に撒き散らすという行為があった。前列に座っていた恐いお兄さんは当然キレる。なんとも哀れな光景であった。
球場でビールを販売するのはいかがなものかと僕は常々思ってきた。販売すれば夏場などには特に売れる。商売としては儲かるに決まっている。しかし、客のモラルは低下する。僕の後ろに座っていた巨人ファンの家族連れの夫がビールを飲み、幼い息子の前で「二岡ー!打てねーんだったら出てくんなー!バカヤロー!」と叫んでいる。幼い息子にとっては巨人の選手は皆、ヒーローのはず。そんな純粋な心を持った息子の前で哀れな雄たけびをビール片手に連発する馬鹿夫。現に今回、僕の目の前でハプニングは起こってしまった。球場関係者が商業主義にだけ徹することだけは避けてもらいたい。

結局試合の方は八回までに巨人が11点を挙げ試合を決めた。しかし、九回に敗戦処理として登板した加藤武治が存在感を示した。山形南高校から東京学芸大を経て三菱ふそう川崎で活躍。昨年、ドラフト4位で横浜に入団。リーチが長く、腕を後ろに隠している時間の長いフォーム。打者は球の出所が見づらい。シンカー、スライダーの質は高く、コントロールがいい。仁志、村田、堀田を三者連続三振にしとめ強いインパクトを残した。

帰り、横浜駅近くのラーメン屋で醤油ラーメンを食べて帰った。帰りの電車の中で、あの幼い息子の涙目に似た目をした表情が、僕の頭の中から離れずにいた。







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エース - 2003年05月24日(土)

今日は六大野球、法政対東大と明治対立教が行われた。僕は大学の方で用事があり、観に行けなかったが、携帯のBookmarkに登録してある「東京六大学連盟ホームページ」で試合の途中経過はチェックしていた。明治対立教は戦前の予想通りエース一場が好投し、自らも決勝の二点適時打をはなち、攻守共にフル回転。3対1で立教を破った。僕は毎回、一場を見るたびにあのフォロースルーに魅せられる。投げ終わった後の右足の動きは下半身の強さを象徴している。好調時の一場はなかなか打てそうにない。

僕が最も気になっていたのは法政対東大。事実上の最下位決定戦である。
今年の法政は昨年までとは違い守備重視の野球を意識している。新監督の金光監督がもともと守備重視型の監督なのだが、現時点で絶対的なエースと呼べる投手がいない。守備重視と謳うならまずは投手ありき。金光監督は、聞くところによると前日の練習で投手の調子を見て判断し、次の日の先発を決めるそうだ。この起用法に僕は少し疑問を覚える。

僕はエースというのは育てていくものだと思う。試合前日の練習だけ見ても、たまたまその日が調子がよかっただけというケースも考えられる。監督自身が「こいつをエースに育てる」という意識が無い限りエースというのは生まれないと思う。その上でたとえ前日の練習で調子が悪くても、我慢して登板させることによってエースは育っていくのである。最近、登板が増えている下敷領(2年)に対して、金光監督が「こいつをエースに育て上げる」という意識のもとで起用していることを僕は願っている。

試合の方は法政が3本の本塁打を含む13安打で大量15点を奪い先勝した。法政は2回、普久原の二塁打などで5点をあげ逆転に成功。4回には村上、佐々木の二者連続本塁打などで5点を追加して東大を突き放した。東大は1回、杉岡の二塁打などで幸先よく1点を先行したが、投手陣が大量失点で今季9連敗。東大の11季連続の最下位が確定した。
これで、法政の最下位が免れたのでとりあえず一安心。

明日の第2戦も法政が勝つのは当然として、内容のある、充実した試合展開を期待している。


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慶応 - 2003年05月21日(水)

暖かい日々が続く今日この頃。去年は夏バテしてしまった。その教訓を活かし今年は筋トレをしている。馴れないことをやっているので筋肉痛が続いているが・・。やはり人間、体が大切だ。でもタバコはやめられない。

さて、今日は慶応について書こうと思う。六大春季リーグの慶応はまあまあ好調だ。二番手投手不在で開幕前は投手陣が不安視されていた。しかし、2年生の川口、小林康が二戦目で好投を続け、清見に継投するというパターンでこれまで勝ちを拾ってきた。清見にかかる負担は大きいが、やはりチームに絶対的なエースがいるということは大きい。個人的には4年の小林基に頑張ってほしい。193cm、90kgという恵まれた体格から投げ下ろされる力強いストレートには高いポテンシャルを感じさせられる。結果は出せていないが秋季に暴れることを期待したい。

打線も充実している。特に三年生トリオ。
実は僕が六大学リーグで一番好きな選手は慶応の池辺。智弁和歌山の時からファンだったが彼が慶応に入ると知った時は非常に嬉しかった。本当なら僕の通う大学にきてほしかったが。しかし、うちの大学と慶応が対戦する時、必ず池辺を応援している自分がいる。池辺の魅力はなんといってもあのダイナミックなバッティングフォームだ。体の軸がぶれやすいフォームのため、やらない選手が多いが、池辺にはこれからもそのバッティングフォームを貫いていってほしい。1、2年は結果を出せずに苦しんだが、今年はようやく木製バットに馴れてきたようで結果を出せている。池辺爆発の予感。
四番の早川も池辺と同じく一年生から出場機会に恵まれていた選手。長打が魅力だがミートにも長けた選手。去年は田中大貴からレギュラーを奪い四番をはり続けた。そんな田中大貴は現在フジテレビアナウンサー。どーでもいいことだが。
もう一人は池辺と共に智弁和歌山からゴールデンルーキーと言われ慶応に入学した堤野。1,2年はパッとしなかったが今年からレギュラーに定着。甲子園で見せたあの爆発的なバッティングは陰に潜んでいるが、軽快なショ−トの守備は一見の価値あり。

とにかく、慶応には来週の早慶戦で早稲田の独走を阻んでもらいたい。








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強い早稲田 - 2003年05月20日(火)

昨日、岡本投手についてあんだけ語っときながら、結局大学の授業を選択してしまった。僕の本分は学業。客観的に見たら間違った選択ではなかった。授業料は全て親に頼っている。本来なら選択なんてできる身分ではないのだ。しかし、将来、なんの役にもたたない講義を聴いてるのと、神宮で試合を観戦し、自分自身の視野を広げるのとでは、はたしてどちらがこれからの自分のためになるのか。まあ、こんな事は考えたって仕様が無い。結局は個人の価値観の問題だから。要するに、今日は試合を観に行くべきだった、これが言いたいわけです。だから、秋季リーグでは絶対に岡本を観に行きます。

今日の早稲田対明治は好ゲームだった。結局、明治は一場が先発し、岡本は八、九回に登板しただけだった。試合の方は、早稲田の四番・比嘉が決勝2ランを放ち、先発・清水が好投。4対3で明治を振り切った。明治は先発・一場の不調が誤算だった。もし、岡本が先発していれば、と考えるのは単なる結果論だが。

これで早稲田は春季リーグ優勝が目の前に見えてきた。最終週の早慶戦で早稲田が勝てば文句なしの全勝優勝。もし慶応が2連勝したら慶応の逆転優勝。しかし、現実的に考えて今の早稲田に連勝するのは非常に厳しい。エース清水は試合を重ねるごとに調子を上げており、今日の明治戦でも完投勝利。コンディション調整が難しいとされる三回戦での完投勝利だから調子の良さがうかがえる。二番手の越智大祐も二年生ながら昨年の神宮での経験を活かし、好投を続けている。控えには昨春のセンバツ優勝校報徳学園から鳴り物入りで入学した大谷がいるという早稲田の豪華投手陣。うちの大学の監督からため息が聞こえてきそうである。
一方、早稲田の打線の方は、これまたタレントが揃っている。リーグ戦の第6週終了時点の個人打率成績で上位20人以内に早稲田の打者が実に7人も占めている。これは凄いことだ。クリーンナップが上位を占めるのはわかるが、なんと打率2位は六番打者の由田(.417)。早稲田打線の層の厚さを示している。去年は大学レベルに慣れるので精一杯だった武内も好調だ。打率.412と、あの高校時代の爆発的なバッティングが戻りつつある。一番・田中、二番・青木の出塁率は六大屈指を誇っている。三番・鳥谷は安定感抜群で常に打率3割台をキープ。四番・比嘉は今日も決勝ホームランを打ったように、勝負強いバッティングが光っている。この打線は相手投手にとって脅威以外の何物でもない。
個人的に応援しているのは武内。武内が智弁和歌山高校二年時に出場した夏の甲子園で、柳川高校の香月から放った弾丸ライナーのホームラン。あの打球の弾道は今でも僕の目に焼き付いて離れないでいる。神宮のスタンドにもあの弾丸ライナーをぶち込んでもらいたいと期待している。

今日は大学内のとある選抜試験の合格者発表があり、無事に合格することができました。今年度は目標を具体化する一年として頑張りたいと思っています。


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九回裏 - 2003年05月19日(月)

今日は授業に出ずに神宮球場に行くつもりだった。東京六大学野球の早稲田対明治を観に行くためだ。が、しかし朝起きて外を見たら雨・・・。神宮テレフォンサービスに電話をしてみると案の定、明日に順延とのこと。今日だったら出席を取る授業が無く、気分良く観戦に行けたのだが、明日は語学の授業がある。語学か、神宮か、果たしてこの葛藤の行く末は・・・。

もう一つ、ぜひ今日観戦したっかた理由がある。明治の岡本投手が先発する可能性が高かったからだ。明日に順延となると、エース一場が先発するケースが考えられる。となると、岡本は投げるとしてもリリーフか抑えにまわることになってしまう。あるいは、一場の調子次第では、岡本の登板はないかもしれない。岡本は先発で投げてナンボの投手。僕は先発で投げる岡本が見たいのだ。

なぜ、僕がここまで岡本にこだわっているのか。話は僕が高校3年の時までさかのぼる。

僕の出身地は三重県である。僕は高校3年の夏、甲子園三重大会決勝戦を四日市霞ヶ浦球場に観に行った。三重海星対四日市工業。当時の三重海星は県内では敵なしの強さを誇っていた。その年のセンバツではベスト8進出を果たしており、夏の甲子園ではそれ以上の成績を期待されていた。その三重海星のエースが岡本だった。当時から、140キロ後半のストレートとキレのあるスライダーを武器とし、夏の県予選でも全く危なげのない投球で決勝まで勝ち上がってきた。三重海星には他にも捕手に藤村(現・法政)、二塁手に渡辺(現・法政)、遊撃手に山口(現・明治)、三塁手に堀内(現・明治)、ライトに加藤(現・中央)といったそうそうたるメンバーが揃っていた。対する四日市工業は2年生を中心としたメンバー。エース秋葉(現・国士舘)、遊撃手の大西(現・日体大)、ライトの佐藤(現・JR東海)の2年生3人がチームを支えてきた。四日市工業は新チームになってからの秋と春の県大会決勝で二回とも三重海星に敗れており、雪辱に燃えていた。夏の甲子園三重大会決勝戦はまさに頂上決戦と呼ぶにふさわしい対戦となった。

岡本の立ち上がりは上々の出来だった。落ち着いたマウンドさばきで、四日市工業打線を沈黙させた。バッターに対して、威圧感溢れる投球フォーム。140キロ後半のストレート。決め球であるキレのある鋭いスライダー。岡本対策をしてきた四日市工業打線だが、やはり本物は違った。
八回までの岡本は文句のつけようがない投球内容だった。九回表が終わり三重海星が3対0とリード。岡本は甲子園まであとアウト3つとなった。
九回裏、岡本に魔物がとりついた。四日市工業の先頭打者・本多がファールで粘り、しぶとくライト前ヒット。これまで三打席、岡本に完璧に押さえ込まれていた四番・水谷が岡本のストレートを叩き、右中間を抜ける二塁打。ノーアウトランナー二、三塁で五番・佐藤。岡本の初球のスライダーを迷い無くフルスイング。センター前に抜け走者一掃の二点タイムリーヒット。3対2。岡本は荒れていた。続く六番・西村は送りバントをし、捕手前に転がった打球を藤村がファーストに送球するが、これがまさかの暴投。ノーアウトランナー二、三塁。七番・内田にはスクイズを警戒し、一塁があいているということで四球を選択。そして八番・岡。五球目。打球はセンターに深々と上がり、犠牲フライ。三塁ランナーが還り、遂に同点。八回までの岡本とは明らかに別人の岡本がそこにはいた。九番・三谷には死球。1アウト満塁で、一番・大西。岡本の初球。渾身の内角を攻めたストレート。
大西の打球はレフトに上がり、犠牲フライ。三塁ランナー・西村がタッチアップ。ホームイン。3対4。四日市工業が逆転サヨナラ勝ち。まさかまさかの幕切れであった。

三重海星の敗因は、投げ急いだ、そして勝ち急いだ岡本にあった。打たれた球は全て捕手の構えた位置とは違う真ん中に入る甘い球。四日市工業にとっては天国、三重海星にとっては地獄を見た九回裏だった。

僕の脳裏には、未だに試合終了直後の岡本の姿が焼きついている。

岡本は今、その九回裏の悪夢を帳消しにするために必死に投げている。僕の目に、岡本はそう映るのである。岡本にとって、その九回裏の悪夢を帳消しにできる日は来るのであろうか。その日は一体いつなのか。プロ入りした日なのであろうか。沢村賞を獲得した日なのであろうか。日本シリーズを制し、日本一になった日なのであろうか。それは僕にはわからない。おそらく、岡本自身もわからないだろう。

しかし、その九回裏の悪夢が今の岡本のパワーになっていることは間違いない。

「苦しい経験が人間を大きく成長させる」僕が岡本を見ていて、いつも頭の中に浮かぶ言葉である。岡本にとって、今年が大学ラストイヤー。大学生活の九回裏で、岡本は今、戦っている。




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はじめまして。 - 2003年05月18日(日)

簡単な自己紹介から。都内の大学に通うスポーツ記者志望の21歳です。

趣味はスポーツ観戦。中学までサッカーをやっていたため、サッカー観戦も好きなのだが、現在は専ら野球観戦が楽しい。特に学生野球。高校までは高校野球が好きだったが、大学に入ってからは大学野球にハマった。個人的に大学のサークルで大学野球を観る機会が多いのだが、本当に面白い。

プロ野球では物心がついた時から中日ファン。社会人野球にも興味あり。

映画もよく観ます。主に邦画。最近、高橋マリ子がかわいい。
あと、ラーメン店めぐり。下北沢の「桜吹雪が風に舞う」がお気に入り。

なんか自己紹介になってないですが、こんな感じです。
この日記では、僕のスポーツ観戦記が中心になります。気まぐれで他の話題にも触れる事もあります。

それでは、これから宜しくお願いします。



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