Favourite Movies


  2005年11月30日(水)   『ミニミニ大作戦』  

『シャレード』では、サルにしか見えなかったマーク・ウォールバーグだが、その後、アクターズ・スタジオのインタビューを見て、どうやらファンになってしまったらしい。ファンとして見ても、やっぱりサル顔だと思うけれど、それも不思議に魅力的。軽快で小気味良いストーリーは、オーシャンズ11より面白かった。ミニ・クーパーがとてもカッコよく見える。

監督:F・ゲイリー・グレイ
出演:マーク・ウォールバーグ

  2005年11月27日(日)   『ブラウン・シュガー』  

何の期待もなく、というよりむしろ、肌に合わないだろうなと思いつつ見たけれど、面白かった。ロマンスとヒップホップ。

初めてヒップホップに恋をしたのはいつ?

  2005年11月24日(木)   『ディープエンド・オブ・オーシャン』  

『テディベアの夜に』( 著者:ヴィヴィアン・アルコック/出版社:金の星社)を読んで同じテーマを扱った『青く深く沈んで』を読もうと思っていた。絶版の本を手に入れたところまでは良かったが、未だ読むところまで至らず。映画は、今回で2回目。今日は、吹き替え版を見たが、やはり見ていて、それぞれの苦悩に胸がつまされる。

行方不明の子供を待つ苦悩、やっと子供を取り戻してからも続くそれぞれの苦しみ。そして、苦しみの中からの再生。やはり、原作を絶対読まねばと、強く思う。

  2005年11月23日(水)   『アイデンティティ』  

最近、ジョン・キューザックが好きなことに気づいた。多分初めて見たのは『コン・エアー』だったと思う。それ以来、随分時間は流れて、ジョン・キューザックもすっかり老けている。

『アイデンティティ』はネタバレ注意なストーリー。落ちに直ぐ気づいて、それが自慢となる人も多いだろうけど、そんなことに気づかずに、楽しめることの方が幸せだと思ったりする。とはいえ、映画の楽しみ方は人それぞれ。

最近見た、ジョン・キューザックの映画
『セレンディピティ』
『ニューオーリンズ・トライアル』

  2005年11月08日(火)   『黒水仙』  

『イルマーレ』が思った以上に良かったので、 イ・ジョンジェ出演の『黒水仙』を何の前知識もなく見た。
…途中よっぽど止めようかと思ったけれど、いつもの如く、韓国映画やドラマは、立ち上がりが厳しいけれど、ある線を超えると突然面白くなって止められなくなる。
これは、非常に重くて悲しい話だけれど、見応えがあった。この映画で、やっとアン・ソンギがわかった。以前見た『MUSA』にも出演していたようだけれど、記憶になかった。

  2005年11月06日(日)   『李歐』  

☆かつて見たドラマは良くできていたのだと実感。

久々に高村薫を読んだ。
高村氏の本を読むたびに思うけれど、「男」は美醜を越えて、醜悪さすら美し
く描かれているのに対し、『マークスの山』を読んだ時にも漠然と思ったが、
「女」の描き方には何の思い入れもないように感じられる。しみじみ冷たい。
ストーリーの流れ上必要だから、必要最小限に存在しているような。そんな思
いを、以前にドラマで『李歐』を見た時にも感じたし、やっと原作を読んでみ
ても、あのときに感じた「咲子とはいったい何だったのか?」「咲子の人生は
何なんだ?」という不安を帯びた懐疑は消えなかった。

自分自身の輪郭も定かでないような希薄な人生を送る吉田一彰。彼の前に鮮や
かに現れた美貌の殺し屋・李歐。二人の間に芽ばえる非常に濃密な男同士の友
情。しかし、互いに「友達だ」という言葉はあったが、二人の関係を友達とか
友情とかでは括りがたい。きっと、友情ではないだろう。二人の結びつきは言
葉に置き換えるのが難しい。お互いの魂が強く惹かれあい、長い年月をかけて、
互いの約束を、夢を実現していく物語。そこに国際的なアンダーグラウンドの
世界がハードに絡んでくる。

WOWOWで映像化されたドラマを見たのは随分前だったけれど、読んでいると意
外に鮮明に情景が浮かんでくる。高村氏の映画やドラマはこれ以外にも見てい
るけれど、今までの印象では肩すかしだった。本を読んでから、映像を見たせ
いかもしれない。映像は文字の世界を越えることはできなかった。今回は先に
映像を見ていたせいか、うまく3時間くらいのドラマにまとめていたんだなあ
と、ドラマのできの良さに感心した。地味なキャストだったが、読みながらド
ラマのキャスティングには抵抗はなかった。

物語は「男のロマン」満載だった。拳銃の造形や一彰が子供の頃が心惹かれて
いた町工場の情景は事細かに描かれている。馴染みのない国際的な裏社会に生
きる者の暗躍とか、非常に濃いハードボイルドなエンターティメントの小説。
ドラマを見ていたこと、ドラマ自体の力もあって、さくさくと読み進み、確か
にラストもハッピーエンドにまとめられていて、面白かった。

しかし。
私の中で引っかかるのは、李歐を、李歐との約束の成就を待つ一彰と結婚した
咲子の人生。咲子という人間の存在意義。まるで、一彰と李歐との間に子を授
けるためだけに存在したかのような彼女の人生。そんなことが何年か前にドラ
マを見終わってから、そして先日、本を読み終わって、ますますひっかかった
りする。高村氏が書きたいのは「女」ではなくて、「男のロマン」とか「男の
生きざま」だと、分かった上でもなおかつ。

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WOWOW
『李歐』 キャスト
吉田一彰:RIKIYA / 李歐:ダニエル・ウー / 守山:柄本明
咲子:西田尚美 / 田丸:塩見三省 / 笹倉:高橋昌也
房子:山口美也子 / 一彰の母:水島かおり / 原口:國村隼

原作
『李歐』 著:高村薫 / 講談社文庫 1999

  2005年11月05日(土)   『夢のチョコレート工場』  

ジョニー・デップの『チャーリーとチョコレート工場』を見てきてから、何となく2回目を見てしまったが、やっぱり面白かった。30年以上前の映画なのに、そんなに古くさくはなくて、チャーリーやワンカさんのキャラクターにはいろいろ違いがあるけれど、『チャーリーとチョコレート工場』とほぼ同じだった…。ウンパルンパも奇妙にチャーミングで楽しかったです。

ただ、ディズニー・チャンネルはコマーシャルが入るのが難。