Web Masterの日記



選手ファーストの紋所

2021年01月29日(金)

IOCは東京オリンピックについて無観客でも開催すると
相変わらず強気な姿勢を崩さない。
しかし、インバウンドをアテにしていた業界は、オリンピックに便乗して
景気浮揚を狙っているので、無観客で開催するのなら
「無理して開催しなくてもいい」という意見が圧倒的多数だろう。
航空会社、宿泊業界、百貨店、飲食業、交通機関などは声を大にして
「無観客でするなら必要ない」と言いたいところをグッと飲み込んでいる。
なぜ本音が言えないか…オリンピックは「選手ファースト」だからだ。
この紋所を見せられると、企業や東京都はひれ伏すしかない。
東京オリンピック実行委員会の会長を森から旅行業界のドンでもある
二階に挿げ替えて「ワクチンが行き渡ってから開催する方が効果がある」
と言わせれば、再延期の流れに持っていけそうだが、
今さら森会長は絶対にどかないだろう。
いずれにしても、今年に無理やり開催しても盛り上がることはなさそうなので、
コロナが収束した時期にやるのがオリンピックで一稼ぎしたい業界のためになる。


1年前

2021年01月28日(木)

昨年の今頃はインフルエンザに感染して寝込んでいた。
前週の日曜に秋葉原で「納会&表彰式」
そして火曜頃から調子が悪くなり水曜に発症。
近くの医者で検査をしてもらい、すぐにインフルエンザと分かった。
水、木、金と月末の稼ぎ時だったが3日間も店を休業した。
医者から「変な肺炎じゃなくてインフルエンザで良かったね」と言われたっけ。
1年前はまだ新型コロナウイルスは「新型肺炎」と呼ばれ、
中国やイタリア、韓国などで猛威を振るっていたものの、
日本では対岸の火事のような感じだった。
なので、あれからまだ1年も経っていないのに今や全世界に飛び火。
いまだ収束の気配すらない。
今週末から来週にかけて緊急事態宣言の成果が表れてくるというが
ほとんど人の流れも変わっていないので予定通りに2月7日で解除できるのか?
また1ヶ月くらいの延長になりそうな気がする。

ちなみに、もうインフルエンザにはなりたくないので
昨年11月にインフルエンザのワクチン接種をしたが、
今冬は国民総マスク状態かつ、どこにでも消毒液が設置されているので
インフルエンザ患者が例年に比べてほとんどいないようだ。
やはりマスク、手洗い、うがい、消毒って大事なことなんだな。


キャッシュレスの弊害

2021年01月26日(火)

今やキャッシュレス決済は身の回りでも当たり前になってきた。
しかもコロナ禍なので現金を触りたくない人も多いので
キャッシュレス決済は数年前に比べ倍増しているという。
買い物はクレジットカード、コンビ二の少額の支払いはQR決済、
電車の支払いはSUICAやPASMO、高速道路はETCと現金での支払い機会が
かなり減ってきている。
そういえば、うちの店でも約4割の客はクレジットカードで支払う。
ほんの5年ほど前は1割にも満たなかったのに、あっという間に増えた。

キャッシュレス決済は子供の世界でも確実に浸透しているという。
小学生でも小遣いをnanacoにチャージする親がいて、コンビニでおやつを買っても
支払はnanacoをかざすだけ「ピッ」で終わりだ。
こうした子供が増えることで早くも新たな弊害が出ている。
それは「お釣りを計算することもないので暗算ができない子供が増えている」
電子マネーなので釣銭を貰うことはない。
なので即座に計算する必要がなくなり暗算力が確実に低下しているという。
中には「お釣り」の意味さえ知らない子供までいるらしい。
電子マネーは便利だが、おカネの概念まで破壊しているのかもしれない。
電子マネーの普及は、小銭を触らなくなるだけでなく、
お釣りの意味が理解できない子供まで生む結果になっている。

お釣りの計算をしなくても済むので暗算力が低下するだけではない。
例えば、1853円の買い物があった場合、親が2053円を支払うのを見て、
「2000円出せばいいのに、なぜ親は余分に53円も出すの?」と疑問に思う。
お釣りの概念がないから、端を出して小銭を減らす意味も分かっていない。

電子マネーによって「おカネ」という感覚が子供の時から欠落していくと
おカネを大切にしなくなりそうで末恐ろしいな。


どうなる東京五輪

2021年01月25日(月)

東京オリンピック組織委員会は2021年開催延期に当たり、聖火リレーの開催を
今年の3月25日からスタートすると発表したのが昨年の9月28日だった。
その頃は新型コロナも一旦は落ち着きかけていた時期でもある。
ところが事態は一変した。
年明けから感染爆発が起こりそうな勢いで首都圏や関西圏で緊急事態宣言が
再発令され、日に日にオリンピックどころではない雰囲気になっている。
こんな状況で一番大変なのは組織委員会の人達だろう。
現場の人達からは7月開催など夢のまた夢という雰囲気が漂っているのかも。
こんなことでは仕事のモチベーションも上がらない。
それに日本だけが盛り上がったとしても、世界各国は予選会も開けないどころか
外出禁止令、ロックダウンが起こり正直なところ、オリンピックどころではない。

日本、いやIOCは3月25日の聖火リレーまでに開催するかどうかを
決めなければならなくなってきたのではないだろうか。
そうなるとタイムリミットは2月中だろう。
ここに来て大会組織委員長の森喜朗会長が
「私の口から開催が難しいということは口が裂けても言えない」と発言している。
旗振り役の森会長が弱気になっていることは言葉の端々から読み取れる。
また、オリンピック需要が全くなくなってしまった電通が
本社ビルを売却するという話も出るほどだ。
2月中旬にはIOCとの事務折衝が開かれるが、ここで可否が出ることになりそうかも。
あと半月余りで日本国内の状況が良くなっているとも思えない。
すべてはワクチン頼みだが、ワクチンだって万能薬でも特効薬でもない。
なので流れは中止に傾こうとしているが、箱根駅伝や高校サッカー決勝のような
アッと驚く結末もあるのがスポーツだ。

詳細は練られていないだろうが多くの代替プランが存在しているはず。
その中でもIOCや組織委内で要職を務める複数の人間が理想に掲げ、
言いたくてもまだ言えないのが「2024年開催」だ。
2024年予定のパリ五輪を2028年へ、2028年のロサンゼルス五輪を2032年へ、
それぞれ4年後にスライドするプランだろう。
この計画は両五輪を取り巻く状況とも無関係ではない。
今、パリ大会はコロナの影響でスポンサーが全く集まっていないし、
工事などの準備が大幅に遅れていて五輪どころではないのが現状。
4年後に後ろ倒しになるのは、むしろ好都合なのかもしれない。
2028年のロサンゼルスなんて、もっとコロナ禍でヒドイ状況だし。
パリ五輪は昨年、東京と同様に簡素化とコロナ対策を余儀なくされ、
大会の基本計画を大幅に見直したという。
複数の競技会場の建設を取りやめるなど準備が間に合う保証はない。
2024年は100年ぶり開催という記念大会になるのだが、運営面を考えると
4年遅れるのは「渡りに舟」で何より4年後の2024年となれば
東京大会もフルスペックの「完全な形」で開催できるはず。
どんな形にせよ日本のためにも、世界各国のためにも早く決めた方がいい。
個人的には、やっぱ中止は寂しいので2024年にスライドかな。
選手選考のやり直しをはじめ、会場維持費やチケット保有者への対応、
販売してしまった選手村など課題は少なくないけど、現在のコロナ禍を踏まえると
2024年にスライド開催が最も得策と思える。


強い言葉

2021年01月22日(金)

誰もが思っているだろうが菅首相の言葉って全く重みがない。
カンペ原稿を読むだけで自分の言葉に聞こえないし危機感も全然伝わらない。
そういえば今月初めに「報道ステーション」に出演して、
年末年始の感染拡大について問われたところ
「想像はしてませんでした」ヾ(・ω・o) ォィォィ
さらに今後の緊急事態宣言の延長については
「仮定のことは考えないですね」(・ω・;)(;・ω・)

おいおいツッコミどころ満載だぞ。
まずは想像してくれよ!今や国難の事態だぞ。
様々な事態を想定して「プランA」「プランB」「プランC」くらいまで
作っておくのがリーダーじゃないのか?
つまり首相は「コロナは現状維持、もしくはこのまま収束する」と
楽観視してたとしたら完全なお花畑脳だぞ。

あと「仮定のことは考えないですね」ってのも、よく考えるとスゴイな。
今の現状が続いて、或いはさらに拡大して緊急事態宣言を
延長しなくてはならなくなった時にどうするのか?
これを最初から考えておくことがリーダーの仕事じゃないの?
一方でオリンピックの開催を聞かれた時は
「開催する場合でも感染対策をしっかり行う。国もそれぞれ職員を出して
今、大会に向けて準備取り組んでいます」って「仮定」のことを
完全に考えているじゃないかよ(^^;)
まぁ、これは国民を不安にさせないためのレトリックだと信じたいよ。
※レトリック「物事を伝える際言い回しを工夫することによっての
相手の感情に訴えかける方法」
「状況が変わらなければ緊急事態宣言を続けます」と断言したら
国民の心が折れてしまうかもしれないからね。
だけどさ、もう少し誠意のある言い方があるんじゃないのかね。
「仮定のことは考えないですね」って無責任な言い方だよ。
せめて「状況を見て判断します」とか「延長にならないように政府として
全力で取り組みます」とかさ力強く言ってくれればいいのに。

官房長官時代、菅義偉は「問題ない」「ご指摘にはあたらない」
「仮定の質問には応じられない」などの言葉でやって来たが、
一国の総理大臣になったんだから、それでは通用しない。
国民は昨日のアメリカ大統領就任演説のような強いリーダーの
しっかりとした言葉を求めてるんだよ。
口下手でもいいから自分の思いや考えを真摯に語ってほしいんだよ。
いくら言っても無理だろうけどな。
おそらく現首相の頭の中にあるのは「国民」ではなく
「支持率」「コロナに対する楽観論」「党内の力関係」そして「利権」だろうから。


新大統領就任

2021年01月21日(木)

昨年11月の大統領選で勝利したバイデンが第46代アメリカ大統領に就任した。
これで4年間続いたトランプ政権も幕を下ろしたことになる。
厳戒態勢が敷かれ、いつもの祝賀ムードとは程遠い中で行われた就任式。
昨年の大統領選でトランプが不正を訴え、それに同調したトランプ支持者が
米議会に乱入して死者まで発生。
未だにトランプを支持する者がアメリカ国内に多数いて
分断されているアメリカを新大統領はどのようにまとめ上げるのか?

トランプ前大統領の「アメリカ第一主義」によって、
世界を混乱に陥れたと批判されていたが、日本も確かに振り回された。
しかし功績もそれなりにあったとは思う。
根っからの政治家ではなく企業家でもあるトランプならではの
斬新な考え方は世界の政治の在り方を変えた。
また、新型コロナウイルスの発生源でもある中国に対して
「責任を取らせる」と言い切ったのも世界ではトランプだけだった。
今までにない指導者だっただけに、こんな形で終わったのは残念だ。

現在、バンデン大統領は78歳で史上最高齢のアメリカ大統領となった。
4年目を迎える前に寿命で亡くなる可能性もあるのが不安な点でもある。
今、アメリカはコロナ禍だけでなく経済や人種問題などに揺れている。
この困難にどう立ち向かっていけるのか大統領の手腕が問われることだろう。
トランプ前大統領の負の遺産を払拭するよりも、バンデン大統領自身の
大統領像を築いてほしいと思う。
「アメリカがくしゃみをすれば日本が風邪をひく」という言葉がある。
アメリカ経済がコケると日本経済にも連動して大コケするという意味だ。
近年ではサブプライムローン問題やリーマンショックなどがあった。
アメリカの安定は同盟国である日本の安定でもある。
とりあえず高齢に不安はあるが世界の保安官として
強いアメリカになることを期待したい。


駄々下がり

2021年01月20日(水)

緊急事態宣言による時短営業中のため帰宅時間が早い。
19時ラストオーダー、20時閉店だが20時まで滞在している客は少ない。
なので19時台には終了し20時前に家に着くこともある。
飲食店以外の店はまだやっている時間だ。
洋服の青山とか普通に明るかったりすると、なんか変な気持ちになる。
まぁ、こんな状況じゃ仕事のモチベーションは駄々下がり。
今回は東京都からだけではなく国からも補償が出るので
以前も書いたが、無理に店を開ける必要はないんだけどね。
なので月曜は厨房エアコンの工事があったが、そのまま臨時休業してしまった。
工事が長引き、部品取りよせのため昨日も臨時休業。
1月だというのに土曜から4連休…と言っても月曜は夕方まで出勤していたけど。
本来なら1月は新年会で忙しいのに、まさかこんな状況になるとは。
仕入れも来客数が全く読めないので豊洲で買う生鮮物の仕入れはストップした。
なので今年まだ1度も豊洲市場に行っていない。
はたして2月7日で緊急事態宣言が解除されるんだろうか?
相変わらず東京は毎日4桁の感染者数が続いている。
昨年春のようにまた1ヶ月近く延長も覚悟はしているけど…。


26年

2021年01月17日(日)

今日は1月17日、阪神大震災から26年が経過した。
新型コロナウイルスの感染拡大で兵庫県にも緊急事態宣言が出される中、
神戸市を中心に追悼行事が行われたようだ。
それでも例年よりは規模を縮小して実施とのこと。
やはり1月17日の午前5時46分は、関西の人にとっては特別な日時なんだろう。

あの震災のあった1995年、神戸に本拠地を構えていた
オリックスブルーウェーブが「がんばろうKOBE」をスローガンに掲げ、
本当に神懸かり的な強さを発揮しパリーグで優勝を飾った。
当時の中心選手でもあったイチローは20代前半で首位打者を獲得。
そのオリックスブルーウェーブも2004年に近鉄バファローズと合併し、
本拠地も大阪ドーム(現在の京セラドーム)へ。
サッカーではヴィッセル神戸が神戸を本拠地にして戦っているが、
当時はJ1には進出しなかったので、やはり神戸のスポーツチームと言えば
自然とオリックスブルーウェーブなんだろう。

今年3月には東日本大震災から10年目を迎える。
コロナ禍の現状ではあるが、日本人として阪神大震災も東日本大震災も
後世に語り継いでおく必要がある出来事だと感じている。
自分も1995年1月17日に何が起きたのかを忘れることなく、
今後も一生覚えておく所存である。


1年

2021年01月15日(金)

日本で新型コロナの感染者が初めて出てから今日で1年が経った。
1年経っても収まるどころか最悪の第3波襲来中。
いったい国はこの1年、何をやっていたのか。
これまで日本での感染者は30万人を超え、死者も4000人以上。
そして解雇や雇止めになった人たちは8万人以上で
倒産や廃業、自殺者も多数出ている。
2度目の緊急事態宣言によりさらに倒産や自殺者は増えていくだろう。
ワクチンだって今後どうなるか未だ不明だし、ほんとにマスクなしで
過ごせる平穏な日々は戻ってくるのか不安になってしまう。
せめて日本に強いリーダーシップを発揮してくれる人がいたら
明日を夢見ることもできるのだけど、今の政府に期待するだけ無駄だ。
結局、我々国民は自分の身は自分で守るしかできない。
今年の夏はマスクなしで過ごしたいなぁ…。


細々営業中

2021年01月14日(木)

とりあえず緊急事態宣言に伴う時短で営業を続けているが
20時閉店って正直、商売としては全く成り立たない。
一応、開店時間を1時間早めて16時からにしているが
早い時間なんてほとんど来客は見込めない。
しかも19時にオーダーストップなので18時台前半に来店してもらえないと
あっと言う間にラストオーダーになってしまう。
どの飲食店もこんな状況で頑張っている。

まぁ、今回は補償が都からだけでなく国からも出て1日60000円。
これが緊急事態宣言中31日間なので総額186万円になる。
宴会需要が全くない状況なので、時短せず普通に店を開けていたとしても
1ヶ月で186万円の稼ぎは絶対に期待できない。
なので、自社ビルで営業しているうちのような店にとっては
今回の補償はとてもありがたい。
店を開けずに緊急事態宣言中は全日休業してもいいくらいだ。
あまり休みすぎても仕方ないので開けて入るけど。
ただ来週の月曜は厨房のエアコン工事を入れたので臨時休業予定。
本来なら営業に差し支えがあるため入れられなかった工事や点検作業も
今回の緊急事態宣言中なら無理に店を開けなくてもいいので
日程を組みやすいのは事実だ。

今は来客数が読めないため仕入れは極力少なくしている。
さらに日持ちしない食材はあえて仕入れをしないことにしている。
今の時期だと牡蠣が目玉になっているが、賞味期限も短いので
豊洲市場での仕入れはストップした。
せっかく来てくれたお客さんには申し訳ないが、食材ロスを防ぐため
日持ちしない食材を使う料理は販売停止にしている。

そういえばサイゼリアが生ビールを止めて缶ビールに切り替えたというニュース。
生ビールは開封してガスを入れたら2週間くらいで賞味期限が切れ、
味が薄くなったり、酸っぱくなったりしてしまう。
生ビールというだけあり「生もの」なのだ。
大勢の宴会需要がなくなり、うちの店も無駄になってしまった経験から
15リットル入りの樽生を7リットル入りの樽生に変えている。
それでも最近のお客さんはアルコールを飲まなくなった。
客層は会社から外食禁止が言い渡されているサラリーマンやOLが姿を消し
若い人が中心となっているが若い人たちは酒を飲まない人が多い。
さらに宴会から食事に変わっているので、食べたらすぐ帰る。
宴会もなく長時間の滞在もないので必然的に客単価は低い。
とりあえず緊急事態宣言中は補償のおかげで儲けなんて気にせず営業できるが
果たしてこれがいつまで続くのやら。
本当に2月7日で感染者数が減り緊急事態宣言が解除されるのだろうか?
また昨年春の時のように1ヶ月ほどの延長とかになりそう。
それも仕方ないと思うけど、今回と同じくらいの補償が
セットしてなくちゃ意味はないだろうね。


新型コロナとの戦い

2021年01月13日(水)

一都三県に「緊急事態宣言」が発令され数日が経ち、
今日になって大阪、兵庫などの関西圏+愛知や岐阜、福岡、栃木など
7府県にも緊急事態宣言が発出された。
これで少しは収まってくれればいいけど、果たして効果はどれほどなのか?
正直、昨年春の緊急事態宣言時ほどの緊張感はない。
さすがに年末の東京の感染者1000人超えには驚いたが、
もう2000人超えもあったので500人〜800人ほどでは
誰も驚かないようになってしまったのは事実だろう。
まぁ、今まで通りに「マスク」「手洗い」「消毒」「密を避ける」を繰り返すだけ。
あとは要請に従い20時閉店を続けるしかない。

現在の感染状況は1000人のうち2〜3人だそうだ。
よく街頭インタビューなどで「自分のまわりに感染した人がいない」と
言ってる人がいるけど、この数字を見ればそれは当然のこと。
1000人のうち感染者が2〜3人ということは、自分に500人〜300人の
友達や仕事関係者がいなければ感染者に遭遇しないということになる。
個人で500人〜300人のアクティブな知り合いを持っている人など、なかなかいない。
だから「自分のまわりに感染した人がいない」は正しいとは思うが
新型コロナが蔓延していないということではない。

政府の対応は相変わらず後手後手の感は否めない。
本気で感染者数を減らしたいのか疑問符が付くほどだ。
昨年末には赤羽国交大臣は「1月11日からGoToを再開したい」なんて
バカげたことを言っていたが何と甘い現状認識なんだ。
特措法は臨時国会で改正しておくべきだった。
野党はそれを主張していたのに与党は「特措法改正はコロナが収束してから」
ほんと、どんだけ甘い現状認識なんだよ。
特措法を改正して「罰則規定を設ける」「金額補償も明記する」
昨年秋に改正していれば今すぐに対応できたはずなのに。
仮にコロナが現在のようにならなかったのなら、
特措法を適用しなければいいだけの話。
「備えあれば憂いなし」って、ことわざを政府の連中は知らないのかね?

自民党幹事長の二階は記者会見でオリンピックについて問われて
「自民党として開催促進の決議をしても良いくらいに思っている」
「開催しないということのお考えを聞いてみたいぐらいだ」
もう何かオリンピックが憎らしくなって来たよ。
安倍政権の時もそうだったが、オリンピックがあるがゆえに
すべての判断が遅れている。というか政治家連中は目の前の現実を見ずに、
オリンピックのことばかりを考えているのではないかと疑う。
そりゃあ、東京でのオリンピックは観たいよ。
だけど現状、今夏にオリンピックが開催できると考えている国民はどれくらいいる?
ワクチン次第だが、世界中すべての人々にワクチンが行き渡るはずはなく、
仮に開催しても参加国の少ない盛り上がらないオリンピックになりそうな予感も。
政府は「開催にあたって徹底したコロナ対策を取る」と言っているが
今の政府の実力では果たして本当にできるのか?
オリンピック用の医師や看護師5000人はボランティアを募るとか言ってるし
もう日がないので不安しか残らない。

年が明けても依然として続く新型コロナとの戦い。
ほんと2021年はどのような年になっていくのだろうか…。


3連休

2021年01月11日(月)

緊急事態宣言再発令後、最初の週末。しかも3連休。
しかし不要不急の外出を避け、3日間とも家にこもった休日だった。
こんな日がまだ続くことを考えると気が滅入る。


言葉

2021年01月09日(土)

3連休なのに楽しい気分になれないのは、やはりコロナのせいなのだろう。
正月だって、とても正月気分にはなれなかった。
医療従事者の方、コロナで職を失った方、店がつぶれそうな方、
さらに罹患の不安もあるし、新しい年になってもコロナとの闘いは続きそうだし、
とても楽しい気分ではない。

こんな状況下「救いになる言葉」「心が奮い立つ言葉」「心温まる言葉」を
探しているんだけど、どうも見つからない。
「人類がコロナに打ち勝った証としてオリンピックを開催したい」なんて
政治家の言葉を聞くと逆にシラけてしまうし、怒りすらも覚える。
あと今年の総理大臣の所感を全文掲載。
「国際情勢の不透明さが増す中にあっても、我が国の確固たる外交方針は
揺らぎません。日米同盟を基軸とし「自由で開かれたインド太平洋」を
実現するための取組を戦略的に進めていくとともに、近隣諸国との
安定的な関係を築いてまいります。
コロナ危機は国際社会の連帯の必要性を想起させました。
我が国は多国間主義を重視しながら「団結した世界」の実現を目指し、
ポストコロナの秩序づくりを主導してまいります。
そして今年の夏、世界の団結の象徴となる東京オリンピック・パラリンピック
競技大会を開催いたします。安全・安心な大会を実現すべく、
しっかりと準備を進めてまいります。
本年も国民の皆様にとって何が「当たり前のこと」なのかを
しっかりと見極め「国民のために働く内閣」として、全力を尽くしてまいります。
国民の皆様の御理解と御協力を賜りますよう、お願い申し上げます」

ケッ!凸(▼_▼メ)またオリンピックか…。ポストコロナか…。
今、目の前にコロナはどうなってるのかね?
国民にとっての「当たり前のこと」って、
「コロナ対策・医療対策・貧困対策」じゃないのかね。
どうやら今の首相には現実か見えていないようで、しかも定型過ぎて響かない。
首相の周りには優れた文章家がいないのか?
首相には心や感情がないのか?
先の見えないこんな状況だからこそ少しは「救いになる言葉」
「心が奮い立つ言葉」「心温まる言葉」をいただきたかった。
かつての首相であった小泉純一郎の言葉には力があった。
聞いた人の心を奮い立たせる力のある言葉だった。
まぁ、自分の保身しか考えていない今の政治家には到底、無理だろうね。
とりあえず2021年は「言葉を探す日々」になりそうだ。


飲食のせいか?

2021年01月08日(金)

仕事始めの昨日は思っていたよりも来客があった。
翌日から緊急事態宣言のため20時閉店となるので駆け込み的な来店だったのかも。
今日から要請に従い営業時間を1時間早め16時開店、19時にオーダーストップ、
20時閉店としたが早い時間なんて来客はない。
19時までに来店しなければ落ち着いて食事もできないのだから。
昨年春の時もそうだったが、予想通りというか案の定というか…。

銀座の街は昼時はそれほど変わらない人出だった。
だが夜は元々、人通りが少ないのにさらに少なくなった感じ。
各飲食店、要請通り20時閉店しているので20時以降の寂しいこと。
これが少なくても1ヶ月続くのか。
感染拡大を食い止めるためとはいえ、どれほどの効果があるのか?

改めて考えてみたい。
本当に飲食店が悪いのか?
国会議員は特例で4人までなら会食していいとか、国民に要請してきた
ルールも守れないのに、国民には5人以上の会食はダメ、20時以降の酒販もダメ。
これで新型コロナは撲滅できるのだろうか。
政府はやっと重い腰を上げ2月上旬の成立を目指す特措法改正案では
緊急事態宣言下の休業を巡り、都道府県知事が現行の「指示」よりも
法的拘束力のある「命令」を事業者に出せるように改正し、
従わない場合は50万円以下の過料とするなど骨子が見えてきた。
思えば以前は、やむにやまれず営業を続けたパチンコ店がやり玉にあがり、
営業を続けている地方都市まで車に乗ってパチンコをしに行くニュースが流れたが、
業界は店の安全衛生管理に理解を求め、今回は規制の対象にもなっていない。
なぜ飲食なのか?
つまりは人が複数で会食、そしてそこに酒が入ればコロナ禍であることを忘れ
おしゃべりに夢中になり飛沫が感染リスクを高めるということだろう。
だけど、それは客の問題で飲食店の責任ではない。
大多数の飲食店は行政のガイドラインに従い感染拡大防止対策を徹底している。
満席にしたくても席を間引いて通常の半分しか客を入れずに頑張っている。

飲食店に来る客が悪いので、行く場所を制限してしまおうという魂胆だろう。
それはそれでいいのだが、それに伴う補償が全店舗一律というのも不思議だ。
過去の売上や来客数、店の規模などによって割合を決めてもいいと思うが
こんな状況下なので、すぐに補償が入金されないと明日にも潰れてしまう店もある。
わざわざ過去の売上げ等を調べる時間も人も足りない。
一律なら審査さえ通れば早く各飲食店の手に補償が渡る。
なので仕方ないことか…。
うちのような店は今回の時短要請に伴う補償は充分に恩恵に当たる。
なので前日の日記にも書いたが、わざわざ店を開けず1か月間休業してもいいくらいだ。
だが、他のテナントへの貸主でもあるため持続化給付金や家賃支援は申請すらできない。
テナントはみんな持続化給付金や家賃支援金を貰えたが、
うちは申請できないどころか固定資産税というとてつもなく
大きな税金を払わなければならない。
減免措置もあるが、固定資産税の減免条件は他の税金より厳しい。
今、税理士に相談中。

少し話が逸れてきたので元に戻すが、飲食店だけを悪者にする政策自体を
根底から見直した方がいいのではないだろうか?。
そもそも、安全対策は手洗い、マスク、消毒、検温程度しかない日本のコロナ対策自体、
もっと科学的に考えてみた方がいいように思える。
たとえば台湾などが実践して効果のあったコロナウイルスに抵抗する抗体を
すでに獲得しているのかを調べる抗体検査を積極的に行う。
ウイルスに感染した細胞が特異的に産生する抗原を検知して診断するので
その中から検査しうることを探しPCR検査を受けさせる手順を踏むべきだ。
日本はなぜかいまだにPCR検査を自由に受けにくい環境にあることを
飲食のせいにする政策自体、マジで根底から見直すべきではないだろうか。


緊急事態宣言

2021年01月07日(木)

昨年4月に初めて出された緊急事態宣言が再び首都圏に発出されてしまった。
まぁ、この状況では仕方ないことだ。
今日の東京は2000人超え。
東京同様に緊急事態宣言が出された神奈川、埼玉、千葉も過去最多を更新。
ちょうど2週間前はクリスマスイブだ。
浮かれた連中が感染し、発症したことは明白だな。
次は年末年始から2週間経った来週が怖いね。
ちょっと前まで「100人超えた」で驚いていたのに、あっという間に2000人超え。
1日3000人超えも間近なのかもしれない。
はたして2度目の緊急事態宣言で感染拡大に歯止めがかけられるか…。

明日からうちも昨年4月以来の20時閉店。
1日6万円の協力金が31日間出るので単純計算で186万円貰えるけど。
正直、19時ラストオーダーで20時閉店なんて、店を開けていても
来客なんてほとんどいないだろう。
まして銀座周辺の会社は飲み会禁止に加え、明日からテレワークも増えるはず。
なので人通りはさらに寂しくなりそうだ。
ならば、いっそ休業してもいいのかもしれないと真剣に考えている。
店を開ければ光熱費も人件費もかかるし、来るかどうかも分からないのに
仕入れの食材費がかかる。そして来客がなければ食材は無駄になってしまう。
昨年の緊急事態宣言中の状況を見ても、どんなに頑張っても
月186万円の売上は見込めない。
ならば186万円貰って休業した方が絶対に得だ。
休業すれば光熱費も人件費も食材費もかからない。
まぁ、休むのは簡単だが、銀座で70年近くも営業している店なので
なんか簡単に休むのって抵抗があるんだな。
とりあえず明日、緊急事態宣言1日目は店を開けて様子を見て連休後に決めよう。

とにかく1日も早く平穏で普通の日が戻ることを切望している。

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