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2014年07月30日(水)
今、様々な事件、事故の原因となっている「脱法ドラッグ」の新しい呼称が 「危険ドラッグ」になったと先日、報じられた。 新呼称は約2万件の案が寄せられ、多い順に「準麻薬」「廃人ドラッグ」 「危険薬物」「破滅ドラッグ」で5番目が「危険ドラッグ」だった。 全体的に「危険」および「ドラッグ」という言葉を含む呼び名が多かったため、 これらを組み合わせた呼称に決定した模様だが、これはダメだろうな。 「危険ドラッグ」などという呼称では「脱法ハーブ」「脱法ドラッグ」などよりも 違法性の認識が薄れるんじゃないのかな?
基本的には違法ではないが、限りなく違法薬物であり、非常に心身に害をなすもの。 これだけ世間を騒がしているんだから、もっとインパクトがあり 手を出そうと思わせない呼称が良かったんじゃないだろうか。 チラッと見た応募作の中で目についたのが「廃人ドラッグ」だ。 もっと強烈に「廃人薬物」だとかでも良かったんじゃないのかな。
まぁ、とにかく役所が作るモノにろくなものが無いのは、 あの「振り込め詐欺」に代わる「母さん助けて詐欺」で証明済み。 そういえば山手線も「E電」とい名称をつけたことがあるが、 まったく浸透しないまま、いつの間にか消えているし。 こうなれば各メディアやネットが好きに呼ぶべきであり、 その中できっと定着するものが出てくるだろう。 どう考えても「危険ドラッグ」にはセンスのカケラもない。 大々的に使っても効果がないだろうね。 そんな呼称を変えるよりも、先日の日記にも書いたが、 植物に含ませる化学物質を一般人が使えないよう規制した方がいい。 植物+化学物質の組み合わせは無限なので、いつまで経ってもなくならない。 ならばいっそ、普通の一般人が手にする機会がほとんどない化学物質に関しては 許可制にすれば今後、脱法ハーブはこの世から消えてなくなるはず。 仕事や研究で化学物質を使う人だけに許可証を出せばいい。 薬品が薬事法で許可制になっているんだから、その範囲を広げるだけでいい。 だけど役所は面倒なことを後回しにして、すべて後手後手になるんだよな。
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