なべて世はこともなし
日記アーカイブ(インデックス)へ前日の日記はこちら翌日の日記はこちらアイルランド真実紀行へ


2005年10月30日(日) 体験、ドイツのハードコアサウナ

ご無沙汰なので日ごろの3−4倍の分量です。情景を想像してもらえるように状況説明に力を入れて書いてますので、状況を想像しながら読んでいただけるとうれしいです。


ごぶさたしてます。ただいま私はドイツ国鉄が誇る特急ICEの中です。素朴にほめてもいいと思うことは、この特急電車、テーブル席(3−4人がけで真ん中にテーブルのある席)はコンピュータ用の電源がついてるんですよね。というわけで、バッテリー残量を気にしなくてこうやって日記の更新なんぞができるわけです(って実はこの原稿の半分以上は結局自宅で書いたんだけど)。


まあいつものことなんですが、このドイツ国鉄には泣かされます。誰が言ったかドイツ国鉄は時間に正確。これ、まったくのウソだと私はここに言って憚らないわけです。Mausi宅近所の無人駅からいつも列車に乗るのですが、こいつが10分遅れました。ハノーバー駅でののりかえ時間は9分。つまり間に合わないわけですよ。


で、列車は2分遅れを取り戻しまして、ハノーバー駅に8分遅れで到着。私はこのラップトップを含む荷物を持って1分で階段を駆け下り、コンコースを走り、階段を駆け上がり特急の待つホームに行き、さらにこの特急は途中で分割されるもんだからホームを走って列車に乗り込みましたよ。


結果、特急は5分遅れてまったく走る必要はなかったとさ。






そんなことはどーだっていいんです。本日のお題はドイツの誇る(?)ハードコアサウナについてです。


Mausiの住む村の村外れにあやしいフェンスに囲まれた「スポーツプラザ」があります。ここ、森の奥にあるようで通りからは中をうかがい知ることができず、ありていに言ってフツーの運動公園の趣ではありません。よく見ると看板にはFKK Sportsplatzと書いてます。ふむ、このFKKとやらがキーワードに違いない。


Mausi:「ああ、それ、ヌーディストクラブの運動公園よ」


なんですと?


そう。FKKとはヌーディストクラブのこと。そういうもんが存在することは確かに知ってましたよ。でも、こんなに身近にあるとは夢にも思わなんだ。


(FKKのオフィシャルサイトにリンクを貼ろうかと思ったけど、ドイツ語だしどきつくないにせよ裸の写真も出てくるのでやめときます。興味のある方はFKKでググると一番上に出てきます)。


で、ここまではだいぶ前の話になります。で、今回Mausiが突然


Mausi:「サウナに行こう」


と言い出した。


サウナねえ。決して好きなことじゃあないけど嫌いなことでもない。でも、サウナ、男女別なんでしょ?


Mausi:「いや、毎週月曜日と水曜日は混浴よ」


なんですと?


何でも日によって、男性専用・女性専用になったり、男女混浴になるんだそうな。


ふーむ。男女混浴ねえ。まあ、どうせ、ジイ様とバア様しかいないだろうからいいんだけど、それにしてもどういう文化やねん。ま、行ってみましょうとなったわけ。それにしても、近所のヌーディスト運動公園といい、男女混浴サウナといい、この国はいったいどーなってんだ?


かくして、ある日の昼下がり、Mausiと私は某街にあるサウナの前に立つ。多分学校の体育館の6つくらいはあるのではないかという広大な建物。ここ、プールも併設(正確には逆でプールにサウナが併設されている)らしく、チューブ型の滑り台やプールもあり子供たちの歓声であふれている。


私たちは12ユーロ払ってサウナとプールが両方使える一日券を購入。で、「サウナ入り口」と書かれたドアーを開けるとそこは更衣室。あれ、男性更衣室と女性更衣室の入り口がなくていきなり更衣室の中に入ったけど、これって男性用、女性用どっちの更衣室なの?


Mausi:「何言ってるの?更衣室も共用よ」


(・д・)キョトーン。


じゃあなんですか?老若男女みーんな仲良くここで着替えるんですかね?いくらサウナは混浴でも、更衣室くらいはなどと思っていた私の前をオッサンが恥じらいもなく全裸で通過。


♪たんたんたぬきの(自主規制)はー、かーぜもないのにぶーらぶらー


早くもぎょっとした気分を切り替えて、とりあえず、受付で借りたバスローブに着替える。あ、ちなみにフツーの人はマイバスローブ持参か、そんなものは使わないらしい。ちなみにバスローブの使用は無料だけど20ユーロのデポジットが必要。


で、どこか日本の温泉を思わせる、リストバンドになった鍵を腕につけ、ロッカーの鍵を閉めようとすると、


Mausi:「ダメよかばんは持ってくのよ」


はあ。じゃあ、何のためのロッカーなんだか。財布は別の貴重品箱に入れたし。ちなみに、このバッグを持っていった理由は中にタオルが数枚入っているから。一枚は腰に巻く用、もう一枚は体を拭く用、もう一枚は最後に足を拭く用、そして休憩室で足を冷やさないように巻くようなんだそうな。なんでもサウナに入った後は足を暖かくしなきゃいけないんだと(真偽のほどは知りません)。


というわけで、更衣室の奥のサウナへ…と思ったら、そこにあるのはロビー。日本の「スーパー銭湯」と呼ばれている施設のロビーに近い感じ。フツーのサウナにミストサウナ、低温サウナなどのサウナはあるわ、レストランはあるは、足湯はあるは、ないのは風呂だけ(水風呂はある)。


さらにはレストランの奥は屋外につながっており、外にも数種類のサウナがあるとのこと。施設は近代的で清潔感もあり、とてもいい感じ。そう、繰り返すけど、きれいなスーパー銭湯から湯船を取っ払った感じなのだ。


湯船以外にも日本のスーパー銭湯との大きな違いが。つまり…


男女の別を問わず皆様平気で全裸で歩かれてますが…。


人によってはバスローブを着てたり、人によってはバスタオルを巻いてたりする。だけど、全裸で平気で歩いている人も多いのだ。当然、そこには女性もいる。だけど、その前を無神経でたんたんたぬきが歩いていく。それに対し、女性は顔色一つ変えないどころかきわめて平気。…信じられん。


で、6畳くらいはありそうなけっこう広いサウナに入る。サウナの中ではバスローブを着ていけないから、バスローブを外にあるハンガーにかけタオルを腰に巻いてはいる(このへん、写真付で解説したかったけど、このサウナの中で写真をとってたらそりゃケーサツ沙汰になりそうな気がするし無理なので何とか情景を想像してくだされ)。


で、サウナの中には数人の人。日本と同じく3段のひな壇になっており、そこに数人の男女が横たわっている。それはいいんだけど、全員タオルを床にひいているので完全全裸。女性の胸も太ももも、男性の♪たんたんたぬきもあけすけに見えてます。これで横に威勢のいい兄ちゃんがセリをやってたら、築地のマグロ市場といった感じにも見えてしまいそう。


この情景のおかげでサウナに入った瞬間にくらくらする私。


バスタオルを腰に巻いたまま座る私。


Mausi:「あれ、(腰に巻いたタオルをしいて)横にならないの?」


なるか、アフォ!


Mausi:「Snigelって意外とシャイね」


話の次元が違いすぎる。


このサウナの中で満員の混雑した電車で痴漢と間違われるんじゃないか…そんな不安を持っている人の気分が判った気がした。何せ、あっちを向いても全裸!こっちを向いても全裸!どこを見ても裸が目に入ってくる。目を閉じるしかない。


で、別のサウナに行ってみる。こちらも6畳くらいの広さで結構混んでいる。とりあえず座る。すると、人がぞろぞろ入ってくるのだ。ついに、座るスペースがないの混み具合になる。後から入ってきた人はあきらめて出て行く。


Mausi:「今から、サウナに水を足すのよ」


それがどーしたというのだ?


そう思っていると、バスタオルと、水桶を持ったふくよかなおばさん(古いが「めぞん一刻の一の瀬さん」の体型)が登場。なんだなんだと思っていると、入り口のドアを開け放ち、手に持ったバスタオルをドアのところで振り回し始める。ちょうど、野球少年が三塁のところで味方の選手に「まわれまわれ」とジェスチャーしてる感じ。あれをバスタオルを持たせてやらせた感じ。中に外からの涼しい風が入ってくる。


で、ドアを閉めて、外に、「立ち入り禁止」の札が出される。で、おもむろにひしゃくで水を差し入れ、今度はストーブの上でタオルを横方向に振り回す。すでに、ふくよかなおばさんは汗びっしょり。タオルを振るたび三段に見事に割れたお腹が揺れる。


…ちゅうかあんたこんな仕事をしてて何で痩せないのよ?


で、どこから取り出したか、今度は巨大な扇子をひな壇に座った私たちに向かってあおぎ始める。熱風がやってくる。ふと見ると、中にいる人のほとんど全員が目を閉じてやってくる熱風を心地よさそうに受けている。はっきり言ってかなりキモい。ありていに言ってイキ顔をされているわけですな。


で、もう一度水をまき、タオルで仰ぎ、扇子で扇いで終了。所要15分。おばさんは拍手で送られる。


うーん、これってドイツ版の茶道なのか?(ちがう)。


その後プールに泳ぎに行ったり(こちらは水着着用)、仮眠室で昼寝したりして半日過ごす。後のほうになると、全裸の人を見ても無視してしまえるようになるから不思議。所詮は裸じゃないか!という開き直り。とはいえ、まだまだ自分を捨てきれない未熟な自分自身はとても♪たんたんたぬき状態で歩けるようにはならなかったけどね。


このハードコアサウナ、行ったことはないけど、北欧系の国にも割とフツーにあるようです。ドイツ国内どこにでもあります。若い(男)女性もいます。だけど、その多くは♪あのころ君は若かったお昼のお兄様・お嬢様です。しかも、若い(男)女性はちゃんとタオルを巻いてたりしてます。それに対し、年をとればとるほどあけすけになっていきます。つまり、


見たくない人ほどよく見える、見えすぎちゃって困るわマスプロアンテナ!


というドイツハードコアサウナの法則が成り立つわけです。


で、あとでMausiに聞いてみました。


私:「スケベそうな目で見る奴とか、変態っぽいのっていないの?」
Mausi:「たまにいる。だから、ふだん私は女性専用のときしか来ない。やっぱり更衣室なんかも男女共用だといい感じはしない」



そうですか。それにしては(見つかると殺されるので自主規制)でしたがねえ。そういえば、私の昔の北欧系の彼女といい、まったく山本晋也カントクが提唱する(のか?)チラリズムがわかってない奴ばかりと思いましたが、そっかー、サウナで見知らぬ人の前で裸になれるくらいだもん、プライベートな空間でチラリズムなんか提唱するだけ無駄なのね。


で、まあ、こんなあけっぴろげな社会だから、最初のヌーディストの運動公園なんかも村はずれに何気なく存在できたりするわけなのだな…と変に納得。ちなみにこのFKK、現在新規会員募集中だそうです。…好き好んで裸でスポーツしようなんて思わないので私は遠慮しときますが。


最後に、私がにわかには信じられなかった光景をひとつ。


ロビーに高校生くらいの男の子ふたりが歩いてました(バスタオルを腰に巻いてね)。そこに反対側からやってきたのは同い年くらいの骨太の女の子(こちらも胸からバスタオル巻いてね)。すると


男:「あ、Aliceひさしぶりじゃん」
女:「Alex、元気?」



…お知り合いですか。いやー、俺が高校生だったら、同性ならまだしも異性の同級生に会う可能性とか考えると決して混浴サウナに行こうとか思わないけどなあ。いや待て、高校生ならずとも、♪たんたんたぬきしてるところで知り合いに会うなんて嫌だ。


郷に入れば郷に従え…とは言いますが、この文化だけは私にはついていけないと正直思いました。



2005年10月21日(金) 6年目にして初めて満足できる美容師さんに会えました(感涙)

私は感激してます。モーレツに感激してます。アイルランド在住6年目にしてついに、とうとう、ようやく「文句なし」の美容師さんに出会うことができたのです。


会社に仲のいい同僚がいます。彼がゲイだからかなのか、彼、容姿には他の男たちとは比較にならないくらい気を使ってます。特に髪。彼自身、実は腰を痛めるまで美容師だったという過去を持つので髪に関してはほとんど病的と言っていいほどの気の使いようです。実際私が髪を切ると、やれ左右の長さが不釣り合いだのうるさい。そんな彼を満足させている美容師がダブリンはSouth George Streetにいるとのこと。ならば行ってみようじゃありませんか。


で、向かったのはつい2ヶ月前にオープンしたばかりというヘアサロン。なんでもこの美容師さんを中心として、3人で独立して新しいサロンを開いたんだそうな。中は白で統一されておりすっきりまとめられておりいい感じ。で、同僚が紹介してくれた美容師さんはたぶん私と同い年くらいの男性。まずは椅子に座ってどうしたいかを相談。


で、シャンプー。これがまたていねいなのだ。10分くらいかかったのではないだろうか。やさしくていねいに洗ってもらう。すでにこの時点でこの美容師さんを完全に信頼してしまった。


そして、椅子に座るとお茶が出てくる。これ自体驚くに値しないのだが、驚いたのがチョコレート。私のお気に入りのスイスチョコレート、リンツ(Lindt)が出てきたのだ。確かに上野のアメ横のチョコレートのたたき売りでも買えるけど(蛇足ながら、あそこの売り子さんのひとりは私の幼なじみです)、アイルランドで売ってるとは思わなかった。


この美容師さん、信じられないくらいていねいに髪を切ってくれる。所要時間シャンプーも含めて1時間超。今までの美容師さんの倍の時間を使ってくれている。信じてもらえるかどうか、今までの美容師さんは髪を切り終わった後リンス無しで終わらせようとしてたのだ。もちろん、そんなんじゃあ駄目だからいつも洗い流してもらってましたが。ともあれ、この新しい美容師さんは何も言わなくてもちゃんと髪をリンスしてくれた。


結果も大満足。男性カットは40ユーロ。今までの29ユーロより高いけど、間違いなくその分の価値はある。考えてみれば、今までの倍の時間を費やしてくれたのだから当たり前という気もする。ちなみに女性は70ユーロだったはず。もし読者さんの中で、アイルランドでまともな美容師さんに会ったことがなく、この美容師さんの詳細を知りたいという方がいらっしゃれば作者までメールをください。


ほんで業務連絡。あしたから10日ほどドイツに行ってます。今回はノートパソコン持参なのでネット環境が整ってたら、「ドイツ真実紀行」をお届けしますが、さもなければ10日後まで更新はありませんので悪しからず。


2005年10月19日(水) 高名の木登りを体験するワイト島旅行記(4)

続きです。その(1)その(2)その(3)


とりあえず、4車線のうち1車線を塞いでいるというのは交通の迷惑になるということで、パイロン(工事現場にあるとんがりコーンの形をしたあれね)をどけて車を路肩に移動。




とりあえず記念撮影…してる場合か。



こんなアホな写真を撮りながら、私は頭の中で計算。あと30分くらいでケーサツが来て30分くらいで事故処理が終わるとして残り1時間。ま、ヒコーキには十分間に合うな。ちなみに、写真では良く見えないですが、車の左側面、かなり派手にこすってます。


ところが。待てど暮らせどケーサツが来ないのだ。


その間、相手の運転手と何とかコミュニケーションを取ろうとする。


私:「もしかして、ドイツ語話す?」
相手:「スロバキア語とスペイン語」



どういう取り合わせやねん!


相手は運転免許証を提示。とりあえず、ペンを借りて名前や住所を書き写す。それが終わるとやることがない。高速道路の路肩に車を停めた場合は後ろから追突されたときのために車外、ガードレールの向こうで待つのが鉄則だが、後ろには大型トレーラーが停まっているので追突される可能性はない。というわけで車内でぼーっと待つ。


待っている間に気がついたのだが、このスロバキア登録のトラックは当然左ハンドル。左ハンドルの車が左側通行をすると、死角が多くなるのではないだろうか。シロート考えにも、私がこのトラックの死角に入っていたんだろうなあと分かる。


閑話休題。待つこと1時間。痺れを切らせて私はもういちど999に電話。


オペレーター:「ケーサツですか。救急ですか。消防ですか」
私:「ケーサツ」
警察:「どうしました」
私:「M25の事故処理を待ってるんだけど」



警察が言うには、最寄りの警察署の担当者が向かわせているとのこと。ただし、人命や人の財産に関わる問題のほうが優先だから、もし他の問題があればそちらが優先されるとのこと。ゆえに、いつ警察が来るかは約束できないができるだけ早くするとのこと。


で、そのまま、bmiに電話してみる。


私:「かくかくしかじかで乗り遅れそうなんだけど」
bmi:「25ユーロと運賃差額で翌日のフライトに変更できますよ」
私:「結局いくらになるの」
bmi:「少々お待ちを(待つこと数分)全部で(ひとり)380ユーロ(52000円)ですね」



…新しいチケットを買った方が安いわ。アフォ。


それにしても何たる皮肉。滑走路はもうすぐそこ。目の前をひっきりなしに飛行機が離陸していく(どうやら離陸用に振り向けられた滑走路のすぐ脇に私たちはいるらしい)。空港まであと2キロという地点で事故を起こすという運の悪さ。あるいは9/11にヒコーキに乗ろうとした私への天罰か。


1時間30分後。こりゃヒコーキに乗り遅れるかも…と思いはじめる。少なくとも、Mausi(私の奇特な彼女ねん)だけでも空港に送りたいが、高速道路の上、タクシーを捕まえることもできない。


突如私たちの前に車が停まった。待ちに待ったケーサツ…ではなく、なぜかレッカー車。どうやらケーサツが差し向けたらしい。あるいは、アイルランド式に考えると、ここ、工事現場だから、工事現場内で起こった故障車は工事の施工者の責任になるのかも。で、降りてきたのは、まだ20にもなっていないだろうという兄ちゃん。


兄ちゃん:「車動くの。アイッ」


うわっ!初めて聞くよ。ここまで強いコックニーアクセント(よーは知らんがロンドンの労働者階級アクセント…なのか?)。なぜかyesはaiになるし。言ってることは理解できるけど、こりゃおもしれー。


兄ちゃん:「車は動くのね。アイッ。じゃあお呼びじゃないのね。アイッ。ほらほら、車のドア閉めなきゃ駄目でしょ。アイッ」
私:「大丈夫」



立ち去ろうとする兄ちゃんに私は…


私:「あのー、彼女、ヒコーキ乗り遅れそうなのよねん。悪いんだけど、彼女をタクシーが捕まえられるとこまでのっけて行ってくんない?」


良きにつけ悪しきにつけ、私はアイルランドに6年住んでます。つまり、アイルランドの常識でものごとを考えることが多いです(自分で書いて気がついたがそれってやばくないか?)。むろん、日本人である以上日本の常識も重要な尺度になってますが。


何が言いたいかというと、アイルランドでこういうお願いをした場合、私の常識では


兄ちゃん:「ああ、いいよ」


となり、この兄ちゃんがいい人なら、


兄ちゃん:「ああいいよ。空港まで近いし乗っけて行ってあげるよ」


となるわけ。私なら空港まで乗っけていきますね。ともあれ、このアイルランドの尺度を使った私はとことん甘かった。


兄ちゃん:「ええ?ちょっと待ちいや。責任者に電話して聞いてみるから」


数分後…


兄ちゃん:「30ポンド(6000円)で空港まで乗っけて行っていいって。アイッ」


………………。


(・∀・)カエレ!アイッ!


私が中指を立てつつこのレッカー車を見送ったことは想像に難くないかと(注:心の中で立てつつもホントには立ててませんよ)。


この先私たちの運命はいかに。次回。トホホの結末。


2005年10月18日(火) 高名の木登りを体験するワイト島旅行記(3)

リニューアルで私の作ったページがうまく表示されないという問題があったという話をしましたが、今になって、ふっと解決方法に気がつきました。


テーブルを入れ込めばいいんだ。


ホムペを作成されたことのない方(htmlを勉強したことのない方)には何のことやらでしょうが、要するに、煮詰まってると見えるものも見えてこないということです。


さてさて。数日前の日記の続きです。読んでない人・内容を忘れた方はその(1)その(2)をまずご一読を。


9/11は言わずもがなのアメリカ同時テロの記念日です。あの3000人もの犠牲者を出した忌まわしきテロから4年


…だから航空券が爆安だったのよね…。


本当のところはどうなのか知りませんが、いろいろ試していて、この週末のチケットがあたかも台風の目のごとく安かったのです。まあ、9/11にアメリカと同様テロの対象となっているイギリスの、しかも、首都のロンドンの空港に好きで行こうとは考えないというのも肯けます。


そんな中、午後5時15分のフライトをつかまえるためにヒースロー空港へ。レンタカーを返しに行かなきゃ行けないし、空港までどれくらいかかるか想像もつかんとうことで、早めに移動してまして、空港間近のM25(ロンドンの環状高速道路。ダブリンと違って完全に環状線になっている)に着いたのは午後3時前。


いやー、ダブリンとかいう片田舎に住んでいる私にとってM25の忙しさは尋常ではありません。ダブリンではM50(C字状の半環状高速道路)が片側2車線しかないのに対し、M25は片側4車線もある。しかもその忙しいこと忙しいこと。私の運転も慎重になります。


で、いよいよ次の出口がヒースロー空港というので、私は左から2番目の走行車線を制限速度の40マイル(64キロ)以下でトロトロ前の車に続いて走ってました。すると、左側を走っていたトレーラーがウィンカーを出して私の車線に入ろうとしてきました。理由は簡単、左端の車線は1キロ先で出口専用になるらしいのです。


レンタカーということもあり慎重に運転していた私は感心にもスピードを落としこのトレーラーに進路を譲ることにしました。この判断がこの9/11の運命を狂わせるとはつゆ知らずに。


次の瞬間起こったこと。


ガン


という大きな音。気がつくと、そのトレーラーの後ろにいたトレーラーが私の車の左側面にダイブしてくれたようなのです。


つまりこういうことです。この私の車にぶつかったトレーラー、前のトレーラーが車線を変えたもんだから、確認もせずに前のトレーラーについて行こうとして私の車にぶつかったわけ。


私は車を停めつつ頭を抱えました。


なんで空港まであと2キロの地点で事故を起こす!


で、止まったトレーラーを見ると左ハンドル。運転席に行ってみると…


相手:「#G*$%HJ」
私:「英語話す?」
相手:「#%#$」



…なんとまあ、英語をまったく話さない。良く見ると、車のナンバーはスロバキアになっている。


とりあえず、ケーサツを呼ぼう。


オペレーター:「ケーサツですか。救急ですか。消防ですか」


へぇー。イギリスじゃあまずオペレーターが電話を振り分けるのねん。アイルランドもそういえば緊急時の電話は999だから同じようなことになるんだろうなあ。


私:「ケーサツを」
警察:「ケーサツです」
私:「あのー、交通事故なんですけど」
警察:「場所はどこですか」
私:「M15の15番出口の手前1キロなんですが」
警察:「怪我人はいますか」
私: 「幸いいません」
警察:「車は道路を塞いでますか」
私:「今は左側の第一車線に車を停めてます。路肩には工事用のパイロンが置いてあるもんで」
警察:「わかりました。現場に人を向かわせます」



これが午後3時くらいのこと。あとで気がついたが、この事故はあの9/11で最初のツインタワーが倒壊したのとまったく同時刻だった…。


さあ、5時15分のフライトまであと2時間。このあととんでもない展開になるのだが、…とりあえず続く。


2005年10月14日(金) Snigelには衝動買いをやめさせる薬と、手帳が必要です。

エアリンガスから2通のメールが届きました。


「スケジュール変更のお知らせ」


ああ、どうせ冬時刻に変更になったお知らせだな。ばっかな会社、同じメール2通も送ってきてからに…と思ったのだが、良く見ると表題にある予約番号が違う。メールを開けて、ひとりで、


へっ?


と悩んでしまった。


一つは、先週予約したばかりのドイツはデュッセルドルフに来週末から1週間行くチケット。それはいい。でも、帰ってきた翌週末にデュッセルドルフに行くチケットっていったい何?


はっ!


…と気がついた。忘れるほど昔…たしか5月とか6月に「エアリンガス1ユーロセール」とかいうのやってて、片道5ユーロでチケットを買った…ような記憶がかすかにある(今調べたら、しっかり日記には書いてある)。かくして、2週間に2度ドイツに行くことになった私。


…って会社、休めるのかよ?


皆様、安いからと言って、航空券を衝動買いするのはやめましょう。また、私に必要なのはたぶん手帳です。人生であとにも先にも一回しか手帳を持ったことがないんですよね。それはアイルランドで就職活動したとき。それ以外にはそんなに忙しくないこともあり手帳など持ったことなし。まあ、記憶力が下がっていることは疑いようがないようなので、来年は諦めて手帳を買います。






うちの同居人、ひでかすが、インドのどっかに行ってしまいました。ムンバイとかデリーとかなんとか言ってたけど、どこへ行ったんだか。本人がいないので思いっきり放言してしまいますが、だいたいが生意気です。支社の社員のトレーニングのために会社の金でインドに出張するなんて。だいたい、あいつ、いつそんなに偉くなったんだ?


実際のとこ、石の上にも三年寝太郎というのは本当で、彼、同じ会社にずーっと勤め上げてきたので、会社内ではどうもかなりの人望があるらしい(周りの意見を総合するとそうなる)。私のように、昇進を断ってテキトーにやっているのとは次元が違うようです。


ちなみに、この石の上にも三年寝太郎の法則で、アイルランドで5年働くともらえるご褒美って御存知でしょうか?市民権じゃあありません。その話は…眠くなったのでリクエストがあれば続くということで。


2005年10月13日(木) 22ユーロの価値はあるのか?ゴーストバスツアー

うーん、今日の日記は、この背景色が良く似合う♪


ダブリン市内でこのバスを見たことありませんか?




ゴーストバス


ちなみにダブリンバスの隠語では「ゴーストバス」は一見回送バスに見える従業員送迎用のバスのことをさすらしいです…が、今日語るのは、金さえ出せばお客さんも乗れるほうのゴーストバスツアーね。


のっけから話をややこしくしてますが、このゴーストバスツアー、「世界で唯一のゴーストバスツアー」という触れ込みなのはいいですが、なんで、大人ひとり22ユーロ(3000円)もするのよ?考えて見りゃ、日本なら地方のテーマパークの一日券くらい買えそうだし、ダブリンバスの1週間乗り放題券の方が安い。たかだか2時間、市内をちょこっと周るだけ、しかもいつ見てもカーテンが閉まっていて外も見れない(注:これ、間違ってました)このバスに22ユーロも払う価値はない!というわけで、長年、その目立つ存在ゆえに気にはなっていたものの、ずーっと放置してたのです。


ところが、とある筋からタダ券が舞い込んできまして(実際はカツアゲだったという説もあるがそれは置いておいて)、ある9月の夜、行ってきました。ゴーストバスツアー。


驚いたことにツアーはひとり22ユーロという高額にもかかわらず40人ほどの席は満席(つまり800ユーロほどの売上。2時間のツアーとしては悪くないと思う)。聞けば予約をしないと乗れないほどの人気だとか。ちなみにこのバスの一階はちょっとした展示場所になってます。


まずはカーテンを閉めて出発。で、5分後カーテンを開けてみると…O'Connell Streetの反対側にいただけ…というギャグからスタートします。このゴーストバスツアーにはあとで写真付で出てきますが、専属のガイドさんがおりまして、実はこのガイドさんは本職は役者さん。ということもあってか話が上手い。お客さんも乗ってきて、雰囲気も上々。


ネタバレを避けるためにどこかは詳しくは書きませんが、市内の某所の「ドラキュラの起こり」の場所に行きます。それから、某聖堂の隣りにある墓地へ。この辺からツアーは佳境に入ります。バスの中を真っ暗にして怪談が語られます。呪いの人形も登場します。


そのあと、市中心部にある別の某墓地へ。ここで40分だか下車します。…正直こんなところに墓地があるなんて知りませんでした。その頃にはすでに日もとっぷりと暮れ、墓地は市内なのに漆黒の闇の中。ユーレイを信じる信じないに拘らず、薄気味が悪い。


そんな中を、ガイドさんは、時には笑わせ、時には脅かしつつ、ツアーは続きます。ここでの、あるいはこのツアーのハイライトはbody-snatching(つまり、死体の掘り起こしねん)。ガイドさんが、body-snatchingの方法を説明します。






まずは地面(実際に墓標があるとこ)で実演し、






さらには客の首を使って実演(右のヒゲ面のおじさんがツアーガイド)。






さらにはお客を地面に寝かせて実演するサービスぶり。ちなみに上手くやれば、死体を地面からすっと引き出すことが可能だとか。この死体、特に損傷が少なかった場合、かなりの高額で売れたらしいです。


写真にはフラッシュをたいていますが、そうでないと本当に真っ暗。墓地は通常夜間立入禁止で(ガイドさんは鍵を持ってます)、街灯など一つもなく、木々が外からの明かりを遮断してますから。


そして最後は、某所の階段へ。ここでは毎年何回かのツアーで実際にユーレイが目撃されるそうな。






この階段。何か写ってることを期待しましたが、何も写ってません(ホントは安心してたりして)。それとも、霊感あらかたな方、何か見えますか?






それにしてもここ、どこ?ホントにダブリン市内なの?(実は、某観光名所の裏手だったりするのですが)。


と、まあ、思ってた以上に楽しい2時間15分でした。いや、これは期待がいいほうに裏切られたと言っていいかも。もしかすると、下手な劇よりも面白いかも…というのが正直な感想。


参加しようかな…という方のために現実的な情報。まず、このツアーバス、平日は午後8時からの一回のみ、週末は午後7時と午後9時30分の二回。このツアー、明るい中に行くと楽しみが半減されると思います。ゆえに、夏場は最大で夜10時近くまで明るいアイルランド、夏に行くなら、週末の午後9時30分発がオススメ。で、1時間近くはバスから下車しているので、寒さ対策・雨対策は必須。天気が悪くてもバスから下車するそうなので。


ちなみに、このゴーストバス、何を隠そうダブリンバスに所属するバスの中で最古参らしいです。年齢としては私と変わらないくらいじゃあないだろうか。で、このバス、いよいよ退役が近いそうです。ゆえに、この70年代の生き残りのクラシックバスに乗りたいという人は今がラストチャンスです。


なお、私はこのツアーをオススメしますが、ユーレイを見てしまったとか、そういう文句には一切責任を負いませんので悪しからず。


2005年10月12日(水) 高名の木登りを体験するワイト島旅行記(2)

えらく日が開いてしまいましたが、その1はこちらへ。


というわけで、ヒコーキが遅れたおかげで、Southamptonに着いたのは日付が変わる直前。泊まるホテルは何を血迷ったかJuly's Inn。決して悪いホテルじゃあないですよ。でもね、せっかくアイルランドから脱出してきたのにアイルランド系のホテルに泊まるというのはあまり賢い話じゃあないですな。


ちなみに一泊ひと部屋59ポンド(12000円)。B&Bに泊まればもっと安かったと思うが、到着時間が余りに遅かったため、24時間レセプションが開いているホテルにした次第。


部屋はまさに可もなく不可もなく。ダブルベッドに、ベッドにもなるソファー。テレビと机。バスタブ付。食事等は知りません。部屋代以外びた一文使ってませんから。何せ、翌朝、朝食をやってるレストランに行ったら…



「おひとり様9ポンド(1800円)です」


いらんわ。ヴォケ…ってまあ、ホテルの朝食ならこれ位しますわな。


で、これ以外のダークホースは駐車料金。ホテルの地下にある駐車場に前日車を停めたのだがこのホテルの駐車場、有料。


フツー、ホテルのゲストは無料だべ?


という、ツッコミに受付のおねえさんは


受付:「はい、40%引きになりまーす」


といいつつ、駐車券にスタンプを押してくれた。


で、翌朝、車をだそうとすると、清算機に表示された駐車料金は20ポンド(4000円)。全然、割引されてないじゃん。


で、受付に戻ってスタンプを押してもらうと、今度は9ポンド(1800円)。


どこが4割引なんだ?


もしかすると、イギリスも謎多き国なのではないかという気がしてくる。ともあれ、毎日駐車料金に1800円も払っちゃおれんぞ。


で、その日の夜、ホテルの地下駐車場入口前で発見したもの。


パーキングチケット方式の市営駐車場。






左、ホテル地下駐車場。右、その真隣りの市営駐車場。


半額以下、しかも夜間(夕方5時半以降)無料ですか…。






ちょっと、この写真見てくださいよ。後ろに見える工事中にも見える建物がホテル(これで営業中なんです。何せオープンしたばかりなもんで)。で、手前が市営駐車場。奥に見えるのがホテル地下駐車場入口。このロケーションでどうして半額とかになるんだ?わかる人がいたら説明してくれ。ちなみに、この日の駐車料金は夜間無料で70ペンス(140円)でしたとさ。


で、ワイト島にも行き、件の9/11日。言わずもがなの、あの、同時テロ4周年記念日。フライトがやたら安かったという理由で予約をした神をも畏れぬ、あるいはただの大バカな私。そんな私に天罰が下るのだがそれは次回に続く。


2005年10月11日(火) やはりトホホな結果に終わったアイルランドの健康診断もどき

9/28の日記で「健康診断」もどきの話をしました。その続きです。


1週間で結果が出て、GP(ホームドクター)に呼び出されて伝えられるはずの結果。かれこれ2週間経つのにGPからの沙汰はなし。ま、どうせ悪い結果じゃなかったのは分かってるし…と放置しておいたのですが、GPと病院に金を負ったままなのもよくないと思い、GPに電話。


GPの受付:「え?検査の結果?X線はきてるけど、血液検査は来てないわねえ。また何日かしたら電話してね(はあと)」


…どうせいい加減王国アイルランドのこと。何があっても驚きませんよ。だけど、もうこういうことばかりだといい加減ため息が出てきます。


ところが、1時間後、GPから電話がかかってきまして、留守番電話に香ばしいメッセージが。


GP:「あなたは健康でぇーす」


Snigelの健康診断の話…





…ってそんなのでいいわけないだろ!日本だったら献血しただけで、血液検査の結果を詳しく教えてくれるぞ!そりゃ日本と比べる俺がチンパンジーかも知れんが、いちおう会って結果について例え2分でも話をしないとこっちの気分も収まらない。


で、GPに電話。なぜか受付ではなくセンセイがが出まして、


センセイ:「だからあなたは健康だってば」
私:「…電話じゃラチが明かないから、あとで予防接種も兼ねて伺うわ」



かくして、午後、GPへ。まあ、それだけじゃあナンだから、毎年恒例のインフルエンザの予防接種もしてこようという魂胆。


ところが!インフルエンザの予防接種はGPのセンセイではなく、看護婦さんが行うという罠!


看護婦さん:「Snigelさん。今日はどうされました?予防接種?あれ、Snigelさんはどこから来たの?日本?ええと、このインフルエンザの予防接種は通常のインフルエンザの一部に有効なだけで、鳥インフルエンザには効果はないわよ」
私:「流行地域に行く予定はありませんので」



ぶすっ。


おっと、予告無しに来たなあ。そういえば、あんた、刺すあたり、アルコールで拭いた?(自信はないけど多分拭かずにブスッと来たと思う)。


で、受付にて。


私:「この前の検査、ここで払うの?」
受付:「へっ?」



要領を得ていない様子。一から説明した結果返ってきた答え。


受付:「そんなのタダに決まってるじゃない!」


GPが希望した病院での検査はタダなんだって。へえー…ってへえボタンを押してる場合じゃない。結局私の検査の結果はどーだったのよ?


受付:「あなたは健康でーす。今日の予防接種は40ユーロです」


はい、脱力後、退散。ま、私は健康だそうです。…どのくらい健康なのかは知る由もありませんが。


結局、私が推察するに、健康診断はGPに頼むもんじゃないような気がする。んじゃあどこに行くのかって…そんなことは知らん。誰か知っていたら教えてくだされ。


2005年10月10日(月) 初めての方へのページ更新

初めての方へのページを更新しました。今まで書いてなかったトンデモな話を暴露してます。私とアイルランドのダメダメな出会いの
話です。常連さんもよろしければご一読ください。


2005年10月09日(日) 週末をすべてつぶして表紙をリニューアルしました

日記に直接ブックマークされている方以外の多くは、ジオシティーズに置いてある表紙ページから来られる方が多いのではないかと思います。そんな方はお気づきでしょうが、3年ぶりに表紙を更新しました。


3日かかりました。


見た感じ、単純明快な表紙…ちょっとすっきりしすぎじゃないか…というツッコミも聞こえてきそうですが、これ作るのに週末のすべてをつぎ込んでしまいました。


話せば長くなりますし、ホムペの作成をされた方以外にはまったく興味のない話でしょうが、あそこに行きつくまでにはとんでもない苦労があったのです。


その証拠が、このボツページ


これを作るのに一日半かかったのです。スタイルシートを勉強して、一つのボタン画像に文字を重ねるという(少なくとも私にとっては)高等テクを学び、表紙ページに画像は二つのみというなかなかのものを作ったのです。


自分で「なかなかのもんだ」と自画自賛して、いざ、アップロードしてみると、このスタイルシートがどうやらインターネットエクスプローラー以外のブラウザには対応してないらしく、インターネットエクスプローラー以外で表示すると、意図したように表示されないのです。


つまり、このボツページをインターネットエクスプローラーでご覧になった方にはおそらく違和感はなかったでしょうが、それ以外のMozillaだのオペラだのをお使いの方はリンクの文字が中央ではなく左に寄ってしまっているはずです。これを直そうと半日格闘して結局ギブアップしました(というわけで、このボツページは、一応未完成ではあるのです)。


そこにやってきたのはひでかす。彼の言うことは情け容赦がありません。


ひでかす:「おまえ、文章を書く才能はほんの少しはあるかもしれんけど、こりゃなんだ?ひでー色使いで、センス0だな。なんだこの壁紙は」
私:「なら、お前がやれ!」



というわけで、作られたのが現在の表紙ページ。口惜しいけどだいぶよくなってますな。仕方ないので、ひでかすブログにもリンクを貼りました。


とにもかくにも、疲れました。まだ、「初めての方へ」のページを作ってないけど、これは来週の宿題。とりあえず、寝ます。


ちなみに、ひでかすの言ってることは当たってます。私、中学の頃、美術は5段階評価で2でしたから。さらに蛇足ながら、ネットスケープでの表示がいまいちですが、そんあブラウザを使っている人など、イエス又吉に投票した人くらいの人数しかいないとみなし、放置します。ネスケを使ってる人、スマン。


2005年10月05日(水) 日記アーカイブ・新設

また日記の更新が1週間ばかし滞ってますが、実は更新をしてないだけで作業をしてました。…あ、まだ終わってないから「作業をしてます」の方が正しいのか。


この日記、ひたすらに書きなぐっているだけでまったくつながりがないので、ベスト版の日記についてアーカイブを作ろうとしたわけ…ちゅうか作ったのです。かくして、自分の過去日記をぜーんぶ読み直しました。


誰だよ?こんなに質より量の日記を書いたやつ?


たまーに忘れた頃に読者さんから、「2週間かかって全部読みました」なんてメールが来るのですが、確かにそれくらいかかるぞ。


読み返して気がついたのですが、この日記、アイルランドの変化を結構追っているところがあります。例えば、アイルランドのゴミ回収が無料だった頃から有料になった変化とか、航空会社の潰し合いとかそういう変化が見て取れます。そういう意味では文字通り「アーカイブ」です。


で、このアーカイブを作り終わったら、今度は完全放置している表紙のページを作り直そうとも思うけど、それを始めるときりがない…でもやりますよ。現状なんだか不格好ですが、しばらくの間この形で行きます。


とりあえず、ネタはあるので、明日ちゃんと更新します…するように努力します。




Snigel |MAILアイルランド真実紀行へ掲示板へ