いいことあった
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2006年07月31日(月)

今年初の海。ケロは保育園を休ませ、去年の水着を着せたらきつきつだったので来年のつもりで買ったサイズ100のピンクの苺柄の水着を着せた。ぴったり。

「うみ、いきないの(行かないの)」「うみ、こわーい」というのをだまくらかして「入らなくていいから、お砂のとこまで行こう」「抱っこでいこう」と段々海に近寄り、最終的にミッフィーの船型浮き輪に入れてちゃぷちゃぷした。最後には「楽しかった」と行ってくれたので成功。
砂遊びセットは嬉々として遊んでいたが、私が拾ってきた貝殻は「こわいー、ぽいして」と断られてしまった。しくしく。

私は次の日仕事とかいう縛りがないので一人でへらへら泳いで、気づけば手足だるだる、背中真っ赤になっていた。しまった。手の届くところまでしか日焼け止め塗ってなかった…。

宮尾登美子「朱夏(上・下)(2006-115〜6)

自伝的作品3作目。結婚から満州での生活、引揚げまで。第二次大戦の戦記ものは少し読んでいたけれど、満州からの引揚げについては周辺部だけなぞっただけで詳しく知っていなかったので、考えさせられた。勿論、生きて帰った人だけが引揚げ体験を語れるので、亡くなった人がどういう体験をしたのかは分からない。もっともっと大変だったのかもしれない。
藤原ていの「流れる星は生きている」も読んでみようと思ってから長い間手がでていないが、この夏は読んでみようかな。



2006年07月30日(日)

ケロと買い物に。セールになっていたGAPの帽子と長袖のジップアップパーカーを購入。しかしもしかして保育園って来年は紅白帽か?登退園は自転車だとヘルメットかぶるから帽子ばっかりそんなに必要なかったかも。

セルフ式のパン屋カフェで昼食を取ろうと並んでいたら、ケロが消えた。店を出ていないことは分かっていたので会計が終わってから探すと、ちゃっかり2人掛けの席に座って待っていた。「君、ちゃっかりしてるねー」と呆れ気味に声をかけると、一人前にアイスティーを飲んでパンを食べておとなしく食事終了。何ていうか、外食のマナーを子どもの頃から教えようと連れ歩いてきたのも事実だけど、ちょっと2歳児にしてはこまっしゃくれてないだろうか。

買い物をして貰った「きんぎょすくい券」で金魚すくいにチャレンジ。ケロが水の中で網をふりまわしている間に通りすがりの金魚に紙を破られたが、取れなくても1匹プレゼントだったのでお土産を貰ってきた。
一そろい揃っている筈だが念のためにカルキ抜きを買って帰り、金魚鉢に入れてエアポンプをセットし、メチレンブルーで薬浴。我が家にやってきたからにはまた念入りにお世話しますよ。この数年で色々経験を積んでいるので、今度の金魚は長生きするかもしれない…金魚すくいの金魚だからわかんないけど。

ケロのおもちゃが散らかるので、とりあえずままごとキッチンのカウンター下に扉をつけてみた。以前に計画した時はケロが泣いたので断念したが、鍵に興味のあるお年頃なので扉に鍵をつけてあげたら大喜び。うっふっふ。また写真アップしようかしらね。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「九年目の魔法(2006-113)

いちおう児童書コーナーにあったが、これは一般書でもいいかも。主人公は少女時代の回想が多いけど19歳だし。「わたしが幽霊だった頃」とテイスト的には同じだけど、こっちの方が登場人物が魅力的なので読ませる。あとはアイルランド民話を知ってる人には展開が分かるようになってるが細かい書き込みが面白いな。主人公2人をつなぐのが本なのでにやりとさせられる箇所も。

柴田よしき「ワーキングガール・ウォーズ(2006-114)

数人の女性を主人公にした軽い推理の連作。メインになっている女性の服の選び方があまりに頷けて、自分達世代をよくぞここまで狙い撃ちしたわね、という気持ち。いや私は主人公とは立場も違う色々があるので全く同じではないんだけど、でも共感する部分があって楽しかった。



2006年07月29日(土)

排水管高圧洗浄のためあれこれ片付け。今年は掃除についておじさんに注意されることもなく、忘れられることもなく、無事終了。しかし台所とお風呂の排水溝しか掃除しないんだったっけ。洗濯機の排水の前も棚まで移動して準備しちゃったよ。(去年もそうした記憶があり、日記にも書いてあるが、どうやら必要なかったらしい。ここに来年のために書いておこう。)

それから電車で某身内宅へ。頼まれていたDVDのダビングやスリッパなど持って行ったら喜ばれた。ケロはまたおしゃべりが上手になったと喜ばれ、仏壇の前で「(ケロ本名)です、こんにちは」と言うように促されて大きな声や小さな声、気取った声など声色を使って挨拶をして笑われていた。

サトちゃんの指人形を2つ貰い、ポケットがたくさんついたコーチのバッグ(私のだがピンクのラインが入っているためケロは自分のものだと信じて愛用中)にしまって喜んでいた。

そして新しく出来た店にアイスクリームを食べに連れて行ってもらい、おとなしく座って食べて、某身内に手を振って電車に乗ってタクシーに乗って帰宅。

ここ数ヶ月の懸案だった某身内宅訪問ができて一安心。また宿題(ビデオからDVDへのダビング、録画したDVDが見られないと言われたのでビデオにダビングなど)貰ってきたけどね。



2006年07月28日(金)

朝、旧職場へ寄り、返し忘れていた鍵を返してお給料を受け取った。感謝の気持ち云々の話があったので一応丁寧にお礼を言ってみた。

どんな仕事でも良いこと半分悪いこと半分なのは変わらないが、辞めると決めた時から「悪いこと半分」を離れることを喜んでいる気持ちでいっぱい。我ながら自分の気持ちをごまかしているのではないかと心配になるほど。もちろんこれが100%の気持ちではないんだろうけど。
(しかし元同僚Aさんとランチを食べて、約束されていた待遇が社長の気持ち次第でいくらでも変わる事実を改めて確認して、やっぱり私としては辞めといてよかったと思う気持ちは消せない。)

そして今日は読書三昧。

ルーマー・ゴッテン「バレエ・ダンサー(上・下)(2006-109〜110)

ルーマー・ゴッテンの得意とする、子ども相手とは思えないシビアなテーマを盛り込んだお話。光の当たる姉の陰にいる主人公に、ごくわずかに手を差し伸べる人達。ここがさすがルーマー・ゴッテンとうならせるところは、姉の才能も本物だというところ。
兄弟がいないとこういう人間関係の綾に触れる機会がないけれど、それを幸不幸と単純に決められないな。

柴田よしき「シーセッド・ヒーセッド(2006-111)

花ちゃんシリーズの3作目が出ていたことを最近知り、あわてて借りた。雑誌掲載の中篇3作をまとめた連作集で、その分事件は小粒。それに気づくまで先でまた出てくると思っていた人たちがそれで消えてしまったので「あれれ?」と思っていたけど、後で納得。
結局、花ちゃんの周囲の人間関係には何も進展がないんだけど、やたら山内に気に入られていることは分かった。この続きも雑誌に掲載されるんだろうか。ちゃんと柴田よしき公式ホームページをチェックしなくちゃ。

柴田よしき「聖母(マドンナ)たちの深き淵(2006-112)

上記を書いていて、数日前に読んでいたことを思い出した。こちらはシリーズが元々ダークなので、山内もかなりの異常性格っぷりを発揮。一作目と「聖なる黒夜」を読んだ後なので人間関係もすっきり。執筆順からいくと後付けなんだろうけど、あれこれの背景を思い浮かべて楽しんで読んだ。



2006年07月27日(木)

プー初日。今週は遊んで暮らすことにしていたので、思いっきりウィンドウショッピングをした。ふわふわムースのかみねんどシリーズは箱をよく見てみるとやっぱり本物そっくりとはいかない部分もあって(チョコレートが一番本来の製法に似ているからかよく出来ていたようだ)、買うかどうか悩み中。ケロがもう少し大きくなって一緒に作れるようになったら楽しんでくれると思うけど、私がケロのおもちゃを作るために一人で製作するんだったら、粘土でなくてもいいかも。
本屋もゆーっくり見て回り、あれこれ買おうか迷いつつも今日は買わず「また来ればいいんだわ」とのんびりと。



2006年07月26日(水)

一晩考えて、仕事を辞めてきた。まあ辞め時だったと思う。保育園の都合があるのでそんなに遊んでいられないけど、しばらく休んでから求職活動しよう。

それでもって暇にまかせてムースのかみねんどを買って一人で遊ぼうと思っている私。



2006年07月25日(火)

職場で私のちっぽけなプライドが傷つく出来事があり。文句を言っても始まらないし順当だとは思うけど、やや悔しい。

という話を同僚Aさんにしたら、同僚Aさんには実は私がサファリパークに行っていた日に社長に辞意を伝えて引き止められた事件があったそうだ。あらびっくり。
辞意を固めるに至る、前日の社長とのやりとりで、年末に貰ったお給料袋の「寸志」について、社長から「お礼の電話がくると思っていた(けど来なかった)」と言われたと聞いて二度びっくり。(私もお礼の電話なんてもちろんしてません。)
個人経営の会社に勤めるのなんて初めてだから、寸志を貰ってお礼の電話するなんてお約束知らなかったわよー。
(話の趣旨は待遇面でできるだけのことをしているつもりなのでその気持ちを汲んでくれということだったらしいが。)

あれやこれやでちらっと転職しようかという気も。今すぐの話ではないけど、正社員で働きたい気持ちもまだあるし。でもこのコンパクトな徒歩圏内の生活も箱庭みたいで楽でいいんだがなぁ。

* * *

昼休みにダイソーで「樹脂粘土6色入」を買ってしまいました。とりあえず作るつもりのものは手作りバースデーケーキのろうそくね。



2006年07月24日(月)

仕事、まだ結果は出ていないが少し復調。

手作りのままごとケーキより、プラスチック製のキティちゃんのままごとホールケーキセット(8分割ケーキ、ろうそく、カップ、ソーサー、カトラリー各2客、ケーキナイフ)を買ったほうが喜ばれるんじゃないかと苦悩。見かけた店では700円だった。
…でもろうそく折りそうだし、余計なものまで増えるし、代替可能な手製のものにしたほうがいいかなあと、あれこれフェルトのケーキを紹介するサイトを見てまわり、最終的に「リアリティを追求するより、見立ての世界なんだからそれっぽい飾りをつければいいんだわ」と手作りに決定。
意味なく溜め込んだ綺麗なリボンを生クリームに見立てて星型を作り、ハート型のビーズを苺に見立てて上に飾ろうかと。

夜ケロが寝ぼけて泣き出した。「ドーナツないー」「お母さん食べちゃったー」
食べてねーよ。



2006年07月23日(日)

朝からファックスで依頼原稿が来て、身内のエクセル表作成。といってもすんげー簡単だったので10分位で仕上げて送り、後から電話で印刷設定の遠隔操作をしたら同じくらい時間がかかった。

* * *

ケロがまた保育園に行きたくなっちゃったので、気を紛らわせるのに買い物に外出。トイザらスでミッフィーの補助便座とイチゴ柄の水着を買い、おもちゃでケロが満足するまで遊んで(誕生日プレゼントのリサーチもして)お互い満足して帰宅。

帰る途中で同じマンションのYさんに会い、ペットの話。「(ぴ)さんペット用品買っていたけど、何か飼ってるの?」というので「猫」と話すと「飼ってそうに見えなかったから意外」と言われた。ペット飼ってそうにみえないってどんな感じ?
Yさんは以前カナリアを飼っていたが、今のマンションに引っ越したら周りの空気が悪くて呼吸器系を悪くして死んでしまったという。うわー、炭坑のカナリア。そんなところに住んでて大丈夫なんだろうか、私達。

* * *

帰宅後、フェルトを取り出してままごと食材作り。新しいままごとセットと既存の木のままごとセットに合うサイズで、目玉焼き2、ハンバーグ2、オムライス1、焼き魚1、青菜2、人参2、ちょっとサイズスケールが合わないんだけどおにぎり2。ああ〜止まらない〜楽しい〜。本当は♪これっくらいの、お弁当箱セットを作ろうと思ったが、人参以下のおかずは自己満足に終わりそうなので自粛。
でも誕生日に丸いおままごとケーキを作ってあげようと思ってるんだけど、それは紙粘土で作ろうかと妄想中。クツワ(株)の「ふわふわムースのかみねんど」シリーズが欲しくてたまらないの。でも型抜きだから綺麗にはできるけど、オリジナリティがないのよね〜。下手でもオリジナルデザインのものを作るべきか悩む。(しかしフェルトのデコレーションクリームもかなり自己満足の世界なので、どうしようかな。)

* * *

夏の旅行用に自動給餌器をネットで購入。しかしLEDが点灯しない初期不良。うーん、使えない訳じゃないんだけどな、とりあえずこのまま使うべきか。(しかしケロが喜んでやりたがるので本番までに電池がなくならないよう隠しておかなくては。)

* * *

ここしばらくウィンドウズのゲーム、ソリティア熱再燃。そんなに面白いわけじゃないのに暇があるとやってる、ああアホだ。そして今日、自分の携帯電話にゲームが入っているのを見つけてしまった。やばい、これにまではまったら大変だ。



2006年07月22日(土)

今日のちまちま。

ケロがトイレットペーパーの芯を欲しがるので、千代紙を張っておめかし(…)。
ぬいぐるみのキティちゃんが横を向いているのが気になるらしいので、首を正面向きに付け直し。(ボディを作り変えて着せ替えできるようにしようかと思ったけど面倒になってやめた。)
ケロのシャツからお姉さんパンツ試作。ケロのQOLとしては、母手作り(リフォーム)のお姉さんパンツを履くよりも、その時間分で手をかけた料理を食べるとか、部屋を居心地よく片付けてもらうほうがいいのだと分かってはいるが。やってみたかったのよ。

宮尾登美子「春燈(2006-108)

「櫂」に続く、作者ファミリー自伝的小説クロニクル2作目。彼女の本を原作にしたドラマや映画がいくつか大作で作られているのを知っているし、それで「あの人の書くものは」と鼻にしわをよせた人も知っているが、ちゃんと自分で小説で、この人の作品を読めてよかった。着物熱のおかげだ。非常にドラマチックであっても、その細部の書き込みに地に足のついた感じがして好ましい。

「蔵」を初めて読んだ時には時々地の文に作者が登場するのが興醒めな気がしたが、この人はずっとこういう書き方をしていたんだな。次はクロニクル第三弾「朱夏」だ。



2006年07月21日(金)

保育園のお迎え前のほんの10分、久しぶりにブックオフを覗いてみた。キティ柄のアルミのおままごとセットがあったので購入。いや、木のままごとセットの鍋に合いそうなガス台がセットされていたのでつい…。

差し替えて大きな鍋とフライパンを回収できると思ったのに「こっちもつかうー」と苦情が出て断念。一度手に入れたおもちゃを手放す気は全くない2歳児相手に目の前で交換したのは失敗だった。
仕方ないのでままごとキッチンの前に余ったワイヤーネットでひっかけを作り、大きな鍋はそこにかけて飾る収納に。私の夢は、什器と食材を全部小型サイズにリストラすることなんだが。

柴田よしき「少女達がいた街(2006-107)
角川書店1999年2月

以前にSちゃんが好きだと言っていた本。のっけから青山のHOSONOが出てきて、これはもしや私が昔せっせと買い込んでいた(いや片手位だけど)正しい靴屋のカルツェリア・ホソノ。(ここがロンドンブーツ元祖だとは知らなかった。)
実際には私は高校時代(だけ)皆勤だったので、こういう学生時代は送ってなくて、そういう意味では縁遠い世界の話だったけど、雰囲気を楽しんで読んだ。(いや人がたくさん死ぬ小説ですけどね。)



2006年07月20日(木)

大雨だけど昼休みにあれこれ欲しいものがあって細々買い物。裁縫に気が向くとギンガムチェックのバイヤステープなんかも「あれば使うかも」と各色買い込んでしまい、また消費した以上に補充してしまった。

保育園の何人かのクラスメイトは、もうプリキュアなんかが好きで、キャラクターのついた服やグッズを身に着けている。昨日タオルに使ったアップリケは某身内の海外土産なのだけど、こういうのは早く使わないと年齢に追い越されそうだ。自分が子どもの頃TVキャラの服は買ってもらえなかったせいかもしれないけど、私が思い浮かべる子どもの姿ってすごく時代遅れなのかも。

柴田よしきの「フォー・ディア・ライフ」「フォー・マイ・プレジャー」再読。経済ヤクザの山内を見る目が改まったほか、初読の時は自分と育児とは関係のないものだったので、改めて読むに感慨深い。



2006年07月19日(水)

お裁縫の神様が人をそそのかすので、ケロの保育園タオル4枚を使わなくなったタオル製エプロンから作り、端始末してループつけてアップリケ(市販)をつけた。全部手縫い。着物熱の効能で手縫いが苦にならなくなったので助かる。

そして私の新たな野望は短くなったケロの肌着シャツからケロのお姉さんパンツを作ること。裾をウエストにもってきてゴムを通せば、ちょっとだけ手間が省けるしな。

要はちまちましたことが好きなんだけど、子どものものだと大義名分があって楽しいったらない。



2006年07月18日(火)

久しぶりに雨のため歩いて保育園送迎。レインブーツを会社でパンプスに履き替えたのを忘れてそのまま帰ってきてしまったので、明日は大雨じゃないことを祈る。

職場で「今月残りあんまり日がないけど、何とか固めていけるように」と社長からお達しが下った。後で同僚達には「あんな言い方しなくても」と慰め(?)られたけど、今月大した成果があがってないのは本当だし、社長としては「もう日がないから今月はあきらめてまた来月がんばろうよ」とは言えないんじゃないか?と言ってまた「(ぴ)さん、打たれ強いですねー」と言われた。もしかして皆と私の間には認識の大きな違いがあるのかもしれない。いやアウトプットは一緒だけど。

保育園でいつも私とお話をしに来てくれるHちゃんが「みてー」とズボンを下げてお姉さんパンツを見せびらかして自慢してくれたので「すごーい」と褒めちぎってあげた。するとケロが「(ケロ)ちゃんもお姉さんパンツはきたーい」と叫んでいたので、家でチャレンジ。まだ完璧ではないが、今までのチャレンジより大分ケロの成長が見られたので○。

* * *

ジョナサン・キャロル「空に浮かぶ子供(2006-106)

「月の骨」のシリーズ3作目。これで完結なのかどうかは分からない。ラストの後がよく分からないのは前作も同様なんだが、このままでは終わらない感じ。この後味の悪さがたまらなく癖になりそうだ。



2006年07月17日(月)

土曜日の朝ケロが突然「(ケロ)ちゃんね、ほいくえんいきたくなっちゃったのよー」と大泣きして「今日と明日は保育園お休み、明後日行こうね」と慰めてたけど実は祭日だった。

雨の止んだ合間にケロと買い物に。ケロが私の作ったスカートを履いて(超かわいいのよ)、私にもスカートを履かせて「おんなじー、おかあさん、まわってー」と自分もその場でくるりんと回転してみせた。こういうのって保育園で教わってくるのか?

NHKの恐竜番組をケロが「見たい」と言うので(怖がるかと思ってたのに)録画もしながら2日連続で見た。
突然ケロが保育園ごっこをはじめ「みんな、いいー?きょうりゅうはー、こわいの。だからー、しずかにね。わかったー?」と私と誰かに向かって指導。

* * *

ジョナサン・キャロル「炎の眠り(2006-105)

「月の骨」から始まるシリーズの2作目。あんまり続きっぽいなく、世界観も同じではない(ような気がする)が、キャロルの語り口に慣れてきたので楽しく浸って読めた。何ていうか、この人の本はあんまりあらすじを語らない方が楽しく読める気がする。



2006年07月16日(日)

朝方4時頃にケロが「おか(お腹)すいちゃった」と起こすので、半眼で豆乳とシリアルバーを机に並べて私はそのまま布団へ。

いろいろ縫うものが溜まっていたのでお裁縫デイにしようと、ケロにあれこれ脇から奪われつつも保育園のハンドタオル2枚を縫ったところで某身内から親戚の釣果を持ってきてくれると電話。

いつもいつも部屋を片付けてはブツの受渡しのみで肩透かしをくらっていたのもあり、ケロがマックスで散らかしていた上に裁縫道具が拡がっていたのもあり、朝洗濯物を積み上げてアイロンをかけた残りの山とかも何だか片付ける気が起こらずそのままで某身内を迎えた。
ケロは「(某身内を)、ねんねして待ってるね」と寝てしまったので、起きるまですごいことになってる家で某身内2名を待たせることになった。

あっはっは。この惨状を一度見せたらもう怖いものはないわ。だいたい招待した訳じゃないもんね。つーん。

ケロが某身内に半ば無理やり手を握られて起こされ、お昼をごちそうになってパンダの着ぐるみと一緒に写真を撮って帰ってきた。

* * *

帰宅後、ケロの新しいスカート、私のリフォームスカート2枚(元サマードレス)、はぎれで作ったイージースカート1枚作ったところで今日の分のお裁縫の神様は帰ってしまった。

保育園の毛布カバーを作り直そうと(保育園のサイズ指定が間違っていて幅が狭い)思ったが、近所の布地屋さんがクローズしてしまったのでホームセンターでフラットシーツを購入。これにミッフィー柄の布をどう組み合わせて新しいカバーを作ろうか。

* * *

ジョナサン・キャロル「死者の書(2006-104)

ジョナサン・キャロルの処女作。これも「月の骨」に同じく(こちらが先だが)ものすごく健全な部分との絡み合いが不健全。うーん、たまらん。
あと2冊借りてきているので明日が楽しみ。



2006年07月15日(土)

ラメのフリンジがついたチャールストンドレスとお姫様ドレスを欲しがっていたケロのためにサテンとシフォンを買っていたが、朝TVを見ながらケロの古い肌着シャツ3枚と家人Tシャツでいんちきフリンジドレス製作。メリヤス地はほつれにくいので、はさみでチョキチョキ切ってフリンジを作り、家人Tシャツから適当に切った布でチューブドレスを作って縫いとめただけ。学芸会の動物が着てそうな服にも思えたが、ケロは気に入って昼寝の前に「これ、ケロちゃんのだいじだいじだからね」と畳んでいた。いいぞいいぞ。胴裏染めに使おうと思って買ったダイロンでピンクに染めてあげようかしら。

家のポストに入ってた地域配布の新聞で、なす(「とにかくたくさん」)といんげんとみょうがを細長く切ってそうめんのつゆで煮て冷やし、麺と一緒に食べるのが出ていたので、ためしに作ってみた。いんげんのキシキシ感も解消されて、食べやすかった。鶏肉も合いそうだ。しかい例年そうめんの食べすぎで(多分)口内炎を作るので、ビタミンB補給に豚肉入れたいな。冷しゃぶにして細く切ればいいのかな。

* * *

柴田よしき「聖なる黒夜(2006-103)

久しぶりに読んだ柴田よしき、面白かった。偶然が重なりすぎることなんて問題じゃないわ。それと私が柴田よしきを好きなのは、それぞれの人物が愛をべったりじゃなくても大切にしていることかもしれない。

そしてこの本が出版された2002年迄の著作リストで、ホラー以外はほぼ全作品を読んでいたことに気づく。読んでなかった本と、この本に設定を共有する本を再読しようと図書館で予約予約。



2006年07月14日(金)

仕事、ちょっとだけ気分向上。いや成果はまだまだですが。

昨日のSちゃんのコメントを思い出し、そういえばSちゃんが以前面白かったと言っていた柴田よしき「少女達のいた街」をまだ読んでいなかったじゃないか、そうだKさんが教えてくれた「聖なる黒夜」も読んでなかったじゃないか、と突然柴田よしきモード。図書館の書棚で「聖なる黒夜」を見つけて借りてかえることに。

家のキッチンには数日前から大きな丸いスイカが鎮座しているのだが、昨日おいしそうなプラムを見つけて買ってしまった。ケロはプラムを食べないので変わりに種無しぶどうまで買って昨日も少し食べたのだが、今日帰ってきた家人がさくらんぼ2パックを持ってきた。フルーツバイキングができそうだわ。

そういえばケロは裸になると「さくらんぼなっちゃった(裸ん坊の間違い)」と言うのだが、下手な駄ジャレを言いたい訳ではなく本気で間違えているらしいので指摘せず楽しんでいる。

* * *

藤沢周平「隠し剣孤影抄」「隠し剣秋風抄(2006-100〜101)

同じシリーズなので2冊まとめて。「隠し剣 鬼の爪」っていうのが映画になったらしいことは知ってたが、どうやら隠し剣というのはそれぞれの流派でごく限られた人だけが伝えられる秘伝の型のことらしい。よく時代劇で「伝説の巻物」とか「秘伝書」とか「免許皆伝」っていうのが出てくるけど、ずーっとあの仕組みが理解できてなかったけど、これですっきりしたぞ。

ということで色んなちゃんばらが見られて楽しかったのだけど、解説によると私が楽しむようなちゃんばらシーンをきちんと書き込むのは昭和20〜30年代の時代劇ブーム以降のことらしい。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「わたしが幽霊だった時(2006-102)

終わり1/3くらいでようやく面白くなった。又読み返したいとも、人に薦めたいとも思わないが、少なくとも読んだ時間の分は楽しんだ…ような気が。



2006年07月13日(木)

久しぶりにお昼に一人でのんびりしたくて、コーヒー屋さんで一人ランチ。着物熱が出ている時はメモノートで妄想ワードローブ計画を練りまくっていたが、静かに読書。しかし読んでいたダイアナ・ウィン・ジョーンズの「わたしが幽霊だった時」がちーっとも面白くなくて盛り上がらず。いつか面白くなると信じて読み続けたが、昼休みの間には面白くはならず。

帰宅後、藤沢周平「隠し剣孤影抄」を読み始め。何といわれようとちゃんちゃんばらばらのお話は面白いんです。直前に読んだ獄医立花登シリーズより更にライトに時間のある時に読める連作短編集だった。主役も毎回違う一話完結だから後をひかないし。こういうの読むとまたケロに剣道でも習わせて…いや、自分のやりたいことをケロに押し付けるのではなく自分が剣道を習いにいくべきか、なんてくだらないことを考えたりするのだ。

そしてエンピツコメントでSちゃんが「女性の人物造形がいまいち」と指摘していたとおり、女というより男の夢見る女の幻想みたいな女性が多かったのは、作者にとっても読者にとってもそういう読み物として書かれたせいなのかどうか考えたりもした。暗くて深い川が流れているのよ。



2006年07月12日(水)

久しぶりに会社へ行ったらスランプ。休み前からその傾向はあったのだけど、自分の勝ちパターンもしくはスタイルがどんなものだったか怪しくなってきた。私は調子に乗りやすいもので、いけいけゴーゴーの時は自分でも驚くようなファインプレーをすることもあるんだけど(調子に乗りすぎると目を覆うような失敗もする)、今はなんだか自分の挙動に確信がもてない。

と言って、それを解消するには仕事をするしかないのですよ。ここでもがいたら壁の向こうに新しい景色が見えることを信じて。

* * *

ケロの耳鼻科へ行ったら、耳もほぼ完治しているし、咳も気管支炎ではなく鼻が回っているだけなので、もう終わりでいいと言われて嬉しい…。週1回位しか行ってなかったけど、3ヶ月位かかったからいつ終わるのかと思っていたんだ。ケロは今ではお医者さん大好きになってしまったので、いけないと残念がるかもしれないが。



2006年07月11日(火)

旅行二日目。朝からたんまりとビュッフェで食べて、滑り台とプレイハウスでケロと遊んで、帰途に。途中で水族館に寄ろうかという案もあったけど、前日のサファリパークの印象がかなり強かったので、今回はこれだけでいいことにした。

寄り道もせずに戻ったら結構早く戻れたが、家人と私はケロの保育園ごっこに付き合わされた。「みんなー、いいー?きようはおさんぽいけないからー、**りんじゃ(神社)いくからねー、くるまあぶないから、ちゃんこしてねー」「はい、からめ(カメラ)とるからねー、おててぱーってしてねー」と、いかにも保育士さんらしい優しい声で先生役をするケロに笑いを堪える。

夕方からまた外出。私はベージュのドライビングシューズと白いカゴバッグを首尾よく購入。家人は夏用のライダースジャケットを購入。

夜は外食。アイスを食べたケロはごきげん。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「魔法がいっぱい(2006-099)

クレストマンシー外伝。ちょっとどたばたしすぎた話もあったけど面白かった。



2006年07月10日(月)

家人とケロと3人で富士サファリパークへ。

車を降りると隣の自衛隊演習場から(多分)ライフルの発射音らしきドーン、ドーンという音が響いてきてケロびびりまくり。「何の音」「ばーん、こわいー」としがみついて泣きべそ。「太鼓」「怖くないよ、ケロも太鼓ドンドンするでしょ」と嘘八百を並べたててごまかす。

自分の車で走る分には入場料のみ(JAF割引で大人2,200円)、バスに乗るとクマとライオンの餌やりができて大人1,200円、シマウマ柄のレンタル4WDに乗るとキリンと鹿の餌やりができて1台4,000円…ということでレンタル4WDにした。音声ガイドもあるし。

車を借りられる時間まで、兎やモルモットを追いかけたり(つかまえると抱っこできるんだけど、結構足が速い)、ひつじやカピバラやエミューやリスザルにえさをあげたりして過ごし、動物柄のパズルをケロのリクエストで購入。

いざ、サファリパークへ。肉食獣はそれぞれにエリアが分けてあり、ゲートの開閉で混じらないようにしてあった。ので、それぞれの動物の広めの檻を舗装道路が繋いでいて、檻の中で動物観賞ができるイメージか。4WDで通れる未舗装道路の上に枝を張らせ、その上に餌場を作って動物が上った姿を見られるようになど細かい演出もあり。

草食獣はエリアが厳密には分かれず、何種類かが混じって過ごしていたが、やはり群れになって暮らしていた…(肉食獣ではライオンがそうだった)。
ハイライトの餌やりは、慣れたキリンが窓を覗き込んで舌をべろべろするのでケロは「こわーい」と引きまくり。まあそうだと思ったんだ。キリンの舌はパワフルで、餌のひっぱりっこでは負けた。
その後、ラクダ(餌なし)に車を囲まれて頭突きされた。自分の車じゃなくて良かった。
鹿の餌やりは、ビッグホーンに囲まれて角でガツガツとアタックされ、鹿じゃなくビッグホーンに鹿せんべいをあげることになった。

まあそのようにして車で回るエリアが終わり。

それからケロはカンガルーを見て、ミニチュアホースに乗った。きっとまたチキン野郎になって「こわいー」と言うだろうと思ったのに、にこにこしないまでも真面目な顔で家人が綱を引く馬の鞍につかまって一周周り、「たのしかった」と一言。

夜は修善寺に宿泊。



2006年07月09日(日)

雨が降る予報だったので、外にでないつもりで買い物も済ませてあったが、図書館からリクエスト本が届いた連絡があり、あわててケロと外出。

ケロが絵本を読んでもらおうと用意したところで「じゃあそれも借りておうちで読もう」と私に本ごと回収されてしまったが、雨がぱらぱら降ってきたので急いで帰ってなんとか濡れずに済んでよかった。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「トニーノの歌う魔法(2006-098)

ロミオとジュリエットのエピソードを絡め、サンタンジェロにローマの景色を思い出しつつ楽しく読書。また猫も出てきたよ。



2006年07月08日(土)

先週も行ったけどまた某身内宅へ。旧東欧圏で買ってきたというワインの試飲会。幸い天気が崩れなかったので、電車で出かけて私も久しぶりにシーバスリーガル18年ものとか、銘柄忘れた焼酎とか、ちゃんぽんしまくって飲んできた。旧東欧圏のワインは、飲みやすかったという他に特に言うべきことはない。(注;買ってきたのが下戸)

私が仕込んでいったのかと思うくらいケロはいい子で、「おいしいねー、おばあちゃんありがとう」と皆を溶かしていた。久しぶりに会う親戚達にも「大きくなったねー」と言われていた。

藤沢周平「人間の檻(2006-096)

これでシリーズ完結。最初あんな話だったのにずいぶん角がとれ、大団円で終わった。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「呪われた首環の物語(2006-097)

例えて言えば上橋菜穂子「精霊の木」のような、若書きだけど熱いメッセージ(多分)の本。イギリスの伝承があちこちに取り入れられているので面白いがやや予定調和に過ぎる。



2006年07月07日(金)

ケロを保育園に預けて、うっかりまたDWJ(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ)に没頭。「クリストファーの魔法の旅」と「魔法使いはだれだ」を読み上げて慌てて支度。

人形劇は楽しかったらしい。連絡ノートでは「ガラガラヘビが出てくると口を大きくあけて『うわーっ』と言っていました」と書いてあって、本人に聞くと「にんぎょーみたの」「ぴっぴーちゃん(ミッフィー?)と、へーびみたの」「びっくりしたよー」と言っていた。

それから車でBさん宅へ。久しぶりのHちゃんは可愛い小花柄のワンピースで登場、おおっ、前にあったときはよちよち歩きだったね。
マンションのプレイルームに、滑り台とボールプールとジャングルジムがあって、ケロとHちゃんはお互いを意識しながらも人見知ってか一人遊び。久しぶりにBさんと近況を知らせあう。そしてお互いトイレトレーニングがまだで安心しあう。

B宅ではケロは初めてみるおもちゃに興味津々で端から遊ばせてもらっていた。唯一電池で動く飛行機のおもちゃは「こわいー」と私の膝に逃げ込んできた。うーん、ケロはやっぱりおもちゃ多すぎる?遊んでないやつを間引いていこうかな。

数時間だったけど、久しぶりに会えて楽しかった。

帰りの車の中で、案の定ケロは寝入ってしまったので、持参の獄医立花登シリーズを取り出してケロが起きるまで読書。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「クリストファーの魔法の旅(2006-094)

大魔法使いクレストマンシーシリーズ、時系列ではこれが最初。執筆順では最後だが、その分かゆいところに手の届く伏線の張り方で、これを最初に読んでからの方がいいと思うんだけどなー。クリケットの話題が多くて日本の読者に受け入れられにくいと思ったんだろうか。

DWJは猫好きらしい。3つの頭と7本の足があるような暴れ猫の形容に笑った。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「魔法使いはだれだ(2006-095)

こちらはずいぶんと暗いトーンではじまる話。イギリスのパブリックスクールの嫌な部分が詳細に書き込まれている。最後はもちろん「クレストマンシー!」



2006年07月06日(木)

朝からレイアウト変更。そして床を這うケーブルの養生なんかは私の得意とするところなので嬉々として作業。本来の仕事の方はあんまり成果がでないんだけれども。

そして帰り際に新人じゃないTさんから「新人Tさんが二人になった途端『ばっかばかしくってやってらんない』と開口一番言っていた」と聞く。うん、またやる気がなくなってたのは下向いて喋ってたから知ってたけど。なんで辞めないんだろうな。個人ノルマがないけれど全体目標(インセンティブ)ができたのではっぱをかけられるのとか、社長が語るのが嫌らしい。
でもこんなに小さい会社だと、人件費と事務所代と弁護士や税理士への顧問料とあれこれ考えるとやはりそれくらいはできないと赤字になると思うんだ。
そんなことパートが考えることじゃないかもしれないけど、そういう考え方は「どこかに頭のいい人たちがいて、資源問題も人口問題も政治問題もいつかその人たちが解決してくれる」みたいな思い込みにも繋がるようで、嫌なんだ。

暫く休むので図書館で本を借りまくってよろよろして帰宅。

* * *

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「魔女通り26番地(2006-093)

大魔法使いクレストマンシーシリーズの執筆順第一作目。現在は「魔女と暮らせば」という題名で徳間書店から出ているのと同じ本。
シリーズものは、執筆順で読むか、時系列で読むか、悩むところだけど、これについては「クリストファーの魔法の旅」を読んでからの方が面白かったかもしれないと思う。
設定が「クリストファーの魔法の旅」の方がぼかされている(これは意図的にだと思うけど)し、クリストファーが(略)なのかも先にこっちを読んじゃうと分かっちゃうから。

「ダークホルムの闇の君」のような大人向けのふざけた感はないけど、魔法を使ったファンタジーとしては結構シビアに書かれている気がする。最後の大団円がこれでよかったのかどうかはちょっと疑問だけど。



2006年07月05日(水)

友人Bから久々にお誘いがあったので、金曜日に休暇願いを出して遊ぶことになった。
保育園で金曜日に休むと言うと、先生から「人形劇があるわよ」と言われて「うーん、午前中だけお願いしようかな」「それでも構わないわよ」というので午前中だけ人形劇を見るためケロを保育園に預けることになった。(乳児組は騒いだらすぐ外へ連れ出せるように入り口近くで見るというので、充分楽しめるかどうかは分からないらしいが。)

家人職場、マンション、保育園で短冊を貰って、それぞれケロの謎の文字と私の字で願い事を書いた。

藤沢周平「風雪の檻」「愛憎の檻(2006-091〜2)

獄医立花登シリーズの2、3巻。とおっても読みやすい。頭を使わずに気晴らしに読むのにいい。江戸時代も不良娘はいたんだなとか、牢名主様って「はいからさんが通る」でふざけた名前だと思ってたけどこういう仕組みになってたのかとか、そういう設定は面白かった。

が、なんだかものたりない。ちゃんばらがないからと言ってしまうと血に飢えた感じでやなんだけど、皆が面白いという藤沢周平ってこの程度なの?という期待が大きすぎた失望というか。

ということでこのシリーズが終わったら他のを読んでみるよ。



2006年07月04日(火)

アメリカの独立記念日。仕事をしながら、L.I.ワイルダーの大草原シリーズで読んだ独立記念日のことを思い出す。ビバ、コロンビア(アメリカの雅名)と叫んだ若い国の人々が、どうして100年でこうなったのかなとか。

昼休み、新人Tさんに誘われてランチ。休暇の過ごし方などで割合和やかに話す。

図書館で藤本周平の獄医立花登シリーズ続きと、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「ダークホルムの闇の君」を借りた。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ「ダークホルムの闇の君(2006-090)

読んだことがないまま何だかハウルで有名になったり色々してきっかけがなかったダイアナ・ウィン・ジョーンズ。読み始めてみたらとっても面白かった。ザンスみたいなファンタジーのお約束を逆手にとったお話。登場人物の名前もふざけてるとしか思えない。RPG好きだったら余計に面白いんだろう(残念ながら私はゲームしないので「そうなんだろうなぁ」と思う程度だけど)。
続編があるそうなので早速リクエスト。



2006年07月03日(月)

職場。
新人Tさんに子どもの雨合羽をお下がりで頂いてしまい、ものにつられる訳ではないがあまり悪口言っちゃいかんと反省。
新人じゃないTさんは通常出社。お子さんは3週間ギブス、夏場にこれは辛い。その後のリハビリも辛そうだが、早く治るようお祈り。

社長が突然仕事の舵を反対に切り、皆船から落ちないよう、ジャイブでブームをくらわないよう大騒ぎ。また反対にジャイブするかもしれないからそれにも備えなきゃいけないし。小船だから大変だ。

泊まりの用事で出かけたと思っていた家人が実は日帰りで、家に帰ったらいてケロ大喜び。皆で海を見にいったら丁度夕日が沈むところで、雲の端が輝くのを見て「でんでらりゅうみたいだねー」とケロ。NHK「にほんごであそぼ」でおおたか静流版「でんでらりゅう」を気に入って見ているからね。

* * *

頂いたコメント引用&返事。

■N様より6月22日、25日の日記にコメント

「乳児の世界」(P・ロシャ著)には、「精神活動は全て電気刺激」と断言(!)。まあ彼ら的にはそこ押さえとかないと、なんでしょうね。それにしても「水の結晶」…(脱)結構出るんですよねー図書館で。

…ほほう。そう考えるのは私だけじゃないのね。やっぱり。「赤ちゃんは世界をどう見ているのか」の文章、私も分かりにくかったです。やはり百聞は一見に如かずじゃないけど、見えるもの/ことを文章で表現するのって難しいのかなと思って分からないところは読み飛ばしてました。

■Pちゃんより同じく6月22日の日記にコメント

父が行く「かいちゃ」、朝から夜遅くまで行っていたので大層楽しいところなんだろうと子どもの頃思っていたのを思い出しました。一度、仕事がそんなに忙しくない時期だったのか、見学させてもらってみなさんに親切にしていただきながらも(おやつをもらったり頭をなでてもらったり)どうも幼稚園ほど楽しいわけじゃないらしい、と知りましたが。

…楽しいところではあるけれども。それにしてもPちゃんは栴檀は双葉より芳しで、子どもの頃からロジカルだったのね。

■Sちゃんより6月30日の日記にコメント

リスクマネジメント賛成 1 仕事ができて人格が破綻してない人 2仕事ができて人格破綻してるひと 3仕事できなくて人格破綻してない人 の順かなーショクバでは

賛成して頂いて嬉しいわ。私もこの順番だなー、ショクバでは。知人職場ではいい人だけど仕事しない人のことを「お地蔵さま」と呼んでいて、普段何かしてくれる訳ではないが何かご利益があるかもしれないから無碍にしてはいけないというのがその心だそうです。



2006年07月02日(日)

朝ケロが、昨日貰ったパズルをみつけて「これやりたーい」。自分で開けさせるとみるみるうちにばらんばらん…。そして「できなーい、お母さん作ってー」とまあ仕方ないけど恐れていた事態が。

小さい写真を見ながら何とか作ったけど、二度とやりたくない。しかもチョッパーバイクの形のパズルはあまりインテリア的には。ケロは箱に入っていたカタログをみながら「(ケ)ちゃんはうちゃちゃん(兎)がいいなー」と素直な感想を述べていた。普通に考えてそうだよね。
確かにケロはパズルが好きだし、私はケロが赤ちゃんの時におもちゃは木がいいと言った、言ったけれど、もっと普通に子ども向けの型はめパズルとか色々あるでしょ。バイクの形なのは家人が喜ぶと思ってのことかとも思うが、ケロ向けのプレゼントなら子どもが喜ぶデザインにすれば宜しいのに、ターゲットを絞りきれずこれか。

毎回ケロがとても作れないような木のパズルを買ってくるより、ヨーロッパのあちこちで見かける、溜息がでるほど美しい文房具を買ってきてきてくれんかな。いや頂く身でこんなこと言うのははしたないけど(といいつつ結構文句言ってる)。

* * *

更にレゴでも「お母さん作って」だの「ぴっぴちゃん作って」だの言われたが、こちらは自分で買った責任もあり、お父さん、お母さん、ケロ、Q(猫)、ぴっぴちゃん(ミッフィー)まできっちり作ってあげた。

* * *

読んだ本。

T・ハリス「ハンニバル(上・下)(2006-085〜6)

出た頃に立ち読みで読んではいたが、ふとちゃんと読み返そうかと思い。(ああ、この間何かで作中の設定の元になったかもしれない犯罪記録を読んだからだ。)おかげで予想通り嫌な気持ちになった。

「羊たちの沈黙」は確かに面白かったが、「レッド・ドラゴン」もどうかと思う箇所があったし、この本もどうかと思う。T・ハリスってそんなに凄い作家ではないような気がするよ。作家は何をしても自由だけど、キャラクターが可哀想だ。

宮尾登美子「櫂(上・下)(2006-087〜8)

うって変わって。こちらは面白かった。着物本で宮尾登美子さんの母をモデルにした小説だと先に知ってはいたが、大正から昭和にかけての高知を舞台に、当時の風俗などがやたら細かく描かれていて興味深い。あと3世代前の日本はまだこんなに貧しかったのだなとか。
彼女の本は「蔵」しか読んだことがなかったけど、先へ読ませる筆力がすごい。他のも読んでみよう。

藤沢周平「春秋の檻 獄医立花登手控え1(2006-089)

読んでみたいと思っていた藤沢周平。長い話好きの私としては連作から手をつけてみた。剣客ではなく柔術なのでちゃんちゃんばらばらしないところにやや物足りなさはあるものの多分シリーズ全部読むことでしょう。



2006年07月01日(土)

「雨だったら行かないね」とあらかじめ詫びてあった、同僚Aさんの手伝う小学校のバザーの日。行こうと思った時間には雨が止んでいたのでケロとお出かけ。
歩いてたら途中でケロがへたれて抱っこを要求したが、自転車を取りに戻る手間を考えてちょっと抱っこして途中でごまかして降ろした。

Aさんのところに挨拶で顔を出し、花の苗、さくらんぼ、お団子、お茶、焼きそば、カキ氷、絵本、空気を入れるミニーちゃんのおもちゃを購入。同じマンションの人や保育園のクラスメイトにも会って、ケロは小学生サイズの遊具では手足が届かず苦労もしてたが、あれこれ遊んで楽しかった様子。

しかし雨がぱらついてきて「ごろごろぴかー来るといけないから帰ろう」と言ったら「ごろごろぴかーこわいー」とわんわん泣きながら走って家にかえろうとするので、かなりの罪悪感。日ごろは「あ、ごろごろぴかーくるよー」と家で傘をさす真似したりして遊んでいるじゃないか。
「もうごろごろぴかー行っちゃったよ」と声をかけるとしゃくりあげながら「ごろごろぴかー、ばいばい。(ケ)ちゃんめめちゃん(涙)でちゃったのよー」とごろごろぴかーに語りかけていた。

雷さまの絵本はたくさんあるけど、ここは絵本で怖くないと言い聞かせるべきか、この話題には無理に触れずにいるべきか。

* * *

その後、車に乗って某身内宅へ。ケロにと人形のついた鉛筆と木でできたバイクのパズル、柄に桜の模様のついたフォークとスプーンを頂いた。ケロは遊んで遊んで眠くなって退場。


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