馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2006年07月09日(日) しあわせの純白の満開のとき

世辞や修辞の類の一切を抜きにして思いました。
女性のあんなに美しい様を、稲葉はこれまで見たことがない。

大学のひとつ下の後輩の結婚式に出席してきました。

   ◆

大学時代の彼女はいつも「ふにふに」してました。
そんな様子にとても癒され、また、ときに「大丈夫かなあ」と不安にもなったり。

稲葉が作・演出をした舞台で彼女に照明を担当してもらいました。
稲葉は音響も担当していたので、ブース内彼女と2人で仕事をしてました。

ブースとは、芝居に加える音や光を操作する所ね。
小劇場のブースってのは暑くて狭くて大変なんよ。

そういう所で、ふにふにした彼女の横顔を間近に見てたわけです。
はじめのうちこそ、そんな彼女に不安を覚えもしましたが、いつのまにか確かな信頼を持っていました。
ふにふにしながらも、芯があってとてもしっかりしている子でした。

良い奥さんになるんだろうなあ。

   ◆

花嫁は本当に美しいんですね。

女優さんやアイドルのウェディングドレス姿とはわけが違う。
あれは確かに美しいけれど、でもやっぱり芝居の中の衣装でしかなかった。
本当の花嫁の美しさは作り物のそれをはるかに上回ってました。

新郎新婦入場は稲葉のテーブルの目の前からでした。
ポッケにカメラを入れてましたけれど、ほとんど使えませんでした。
なんかね、使い捨てカメラなんかで撮っちゃいけないような気がして。
カメラを構えることなく、ただ拍手を捧げながら見ていました。

だから撮れた写真はやや遠目の数枚。
2次会で新婦が身軽な格好になってはじめて、間近で1枚撮れました。

彼女がひとつ遠くなってしまった感があって、そこは少し寂しい、正直。
でも旦那さんは良い人そうだし、何より彼女がとても素敵な笑顔を見せてくれていました。
そこはとても嬉しい、正直。

彼女達には素敵な日常を作り上げて満喫してほしいものです。
で、たまーにそれをおすそ分けしていただく感じで会えたら最高だな。

おめでとう。

   ◆

式の中、彼女のご両親様からも丁寧にご挨拶いただきました。
なんでもこの日記をご覧になっているようで。
ありがたいことです。

「うちのお母さん読んでますよ」と稲葉も学生だった頃に彼女から知らされたことがありました。
それを今でも読んでくださっている。
本当にありがたいことです。

実はこの日記、今日付けでまる5年経ちました。
6年目突入となります。
こういう話題の場でなんですが、今後ともよろしくお願いいたします。
へへ。

新郎新婦にはもちろん、ご両親様におかれましても、このたびはおめでとうございました。

2次会の終わりには雨にぽつぽつされましたが、式の途中に降らなかったは何よりでした。

結婚式の参列経験なんてほとんど無いけれど間違いなく言えます。
良い式でした。

人って、どこまでも幸せになっても良いんですね。


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稲葉 馨

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