馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2003年01月23日(木) 稲葉の教習所ライフ・4〜仮免学科試験

教習所の授業は大きく2つに分けられます。
すなわち学科と技能。

稲葉の所属する映画学科もそんな感じですね。
映画の理論や歴史を勉強しつつ、実際にカメラをまわしたり日本舞踊おどったり。

で、先日、技能面のテストである「修了検定」を無事合格したことはかきました。
今日は学科面のテスト。
仮免学科試験です。
これに合格すると、めでたく仮運転免許証の発行となります。

   ◆

冬の雨がざぁざぁ降っています。
寒さに震えながら教室へ。

試験の前に適性検査なるものがあります。
運転に耐えられる身体かどうかの簡単なチェック。
教室の中で手を握ったり開いたり、片足で立ったり…
その程度のこと。
軽い運動すると言われていましたが、この程度。
なんか拍子抜けだわ。
反復横跳びくらいのことはする覚悟できてたのに。

そのあとに視力検査。
右目・左目・両目と1回ずつ見るだけ。

さすがにこの段階で脱落する人はいませんでした。

   ◆

試験は正誤式、つまり○×です。
50問中45問正解で合格。

「人通りの多い商店街でローラースケートをした」

さあ、○か×か?
教習所の授業では一度もローラースケートに触れたことはありませんでした。
車と関係あるの?
ちょっと動揺……しながらも×。

とまあこんな感じ。
時間は30分。
さくさく、さくさく答えていきます。

「チャイルドシートをエアバッグのある助手席で使用する場合は、座席を一番後ろに下げて前向きに設置する」

さあ○か×か?
……んー、×。
?……あ、ちげえ、ごしごし(消しゴム)…あぁ消えねえ…
マークシートなのに…ちゃんと判定されるかな、これ、ごしごし…消えてくれ。
というわけで答は○です。
ただし、チャイルドシートはできる限り後部座席で使おう!

   ◆

試験を終えてロビーで『ザ・ワイド』見ながら教本をチェック。
隣では一緒に試験を受けた女子高生グループが賑やかに、しかし真剣に答え合わせをしています。

試験管に呼ばれてふたたび教室へ。
試験管は何も言わず、黒板に受験番号を書いていきました。
3・7・8・13・14・17・21
…? この番号は何? 合格した人?
ちなみに稲葉は16番。
書かれてない。
いやだなあ。

全ての番号を書き終わると
「ここにある番号の方、荷物を持って今すぐこの教室を出てください」
って。
怖っ。
こういう発表の仕方するんですね。

試験管は出て行く教習生と廊下で何やらお話した後、戻ってきました。
で、ここにいる皆さん、おめでとう……って。
教室中に安堵の空気が広がります。
良かったね、みんな、良かったね。
稲葉もなんとか合格です。
にしても、本当に酷な発表の仕方だなあ。

   ◆

仮免に合格し、教習はいよいよ後半に突入します。
路上を走ります。
今までの場内コースとは比べものにならないんでしょうね。
aki殿に少し脅されました。

学科も技能も試験も検定も
要領よくいきたいですね。

学校も試験真っ最中ですね。
できる限り笑顔の報告を受けたいものですね。


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稲葉 馨

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