馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2002年06月10日(月) 『のんびり日報』〜第5の参謀

稽古第6週、第23回。

   ◆

光野殿がアシスタントに千葉殿を連れて稽古場に登場。
映画学科撮影録音コースの毎年恒例の課題、『ある男』の撮影だ。
自分の身の回りの男性1人にスポットを当てたミニドキュメントを創るもので、毎年撮影録音コースの2年生はこれに夏を持っていかれる。
で、なんと稲葉が撮影対象。
前期芝居企画を仕切っている稲葉を撮る。

自然にしてくれと言われてもねえ。
稽古中は普段と変わらずにやっていたが、それ以外のときに間近でカメラを回されると聞かれてもいないのにインタビューぽいことを喋ってしまう。
気付いてから恥ずかしい。

べディックOBの俊さんも以前にこの課題で豊竹さんを撮っていた。
俊さんは稲葉の2個上、豊竹さんは稲葉の3個上の先輩だ。
当時の前期芝居企画を舞台監督として仕切っている豊竹さんを撮っていた。
なんか今と似てる。

   ◆

稽古後、けあま殿、熱海殿の照明衆と話す。
照明は稲葉の最も不安としているところであったが、すこし、安心した。
やはり定期的なコミュニケーションは不可欠である。

また、照明に2人目の参謀が登場。
写真学科の守谷殿。
彼女は以前に稲葉と共演している。
アドルフヒトラーとその側近で、漫才みたいなこともした。

彼女はまた、nuki殿の先輩でもある。
「劇団こってり」という劇団さんの中の先輩と後輩なのだ。
この2人で、なんか面白い絵が見られそうだと期待している。

照明アドバイザーとしてと同時に、ゲネ写真の撮影もしてくれそうだ。
ゲネ写真も2人体制。
いやいや心強い。

   ◆

明日の火曜日、所沢で時間外稽古を行なう。
そのメインは箱殿。

箱殿の役は後半出ずっぱりで稽古時間に不安がある。
また、その場面は舞台に上がっている人間が少ないので、出番の無い役者が増えるのを気遣ってもいる。
役者も裏方衆も、来られるなら是非!

にしても箱殿は凄いと思う。

家が遠いのに遅刻しない。
遅刻どころか欠席しない。
稲葉を除いて唯一の稽古皆勤。
心・身・芯いずれもしっかりした子だ。
尊敬する。

   ◆

さあ、また新たな週に突入。
本番は刻一刻と……。

その本番まであと25日。


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稲葉 馨

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