馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2002年05月29日(水) 稲葉の小さな失敗と大きな失敗

暑くなってきましたねえ。
稲葉は寒いよりは暑いほうが好きです。

でもね、朝はまだ寒いのですよ。
起きてふとんをでるとちょっとぶるぶるします。
おうちが学校から遠い人はそんな時間に起きねばならなかったりします。

天気予報なんか見なくても、その日が暑くなることは分かっているんです。
ですがほんの一時のうす寒さに耐えられず重ね着してしまいます。
で、山手線ラッシュにもまれて激しい後悔をするのです。
ああ稲葉のバカバカ。
いい加減学習して賢くなれ。

   ◆

去年、江古田の部室にベッドが来ました。
クッションを敷き詰めて寝ると気持ちがいいです。
それまでは汚くて硬い床に作業着(つなぎ。これまた汚い)を敷いてその上で寝たりしてました。
文化的生活っていいですね。
でもそのベッドのせいで単位をいくつか落したりしたのですが…。

きょうもぐっすり。
授業がないので安らかにすうすう。

でもね、部室で寝ると喉が痛むのです。
寝る前と絶対に違う声になっています。
遊びに来た板倉殿(芝居の舞監参謀)に起こされて、「だめよ」って言われました。

ああ稲葉のバカバカ。
いい加減学習して賢くなれ。

   ◆

日常の何気ない失敗、わかってるのにやめられないのは何ででしょうね。

まあ、上に書いたのは小さな失敗。
かあいいもんです。

でもたまに取り返しの付かない失敗もしてしまいます。
こっちは本気で反省して改めないといけません。

身近なところだと体調管理でしょうか。
稲葉が上に書いた例は今ならともかく、芝居の本番が近づいた時には絶対やっちゃいけないことですね。

実は稲葉、芝居の本番前日に風邪を引いたことがありまして…。
それも2度続けて…。

いくらバレないようにしていても声はごまかせないんですね。
でも本番は待ってくれませんからねえ。
やるしかないのですね。

当然ですがいい芝居なんか望めません。
『予備校生がAIDSになる話』と『アカイマツリ』の2本。
演技以前の段階でとてももったいないことをしてしまい、関係者やお客さんにとても迷惑をかけたと反省しました。
打ち上げのカラオケで盛り上がっている共演者に顔向けできませんでした。

つづく『広島に原爆を落とす日』の本番が近づくにつれて、芝居の内容よりも自分の身体の方がずっと気になっていました。
あんなに自分の身体に臆病になったことはありません。
まあなんとか万全の体調で本番の1週間をすごすことができて、トラウマは克服できました。

小さな失敗は笑ってすみますが、ほんと、笑えない失敗は痛いですね。

   ◆

ということで、芝居に関わっている人、無茶はしないでね。
役者、裏方問わずね。
2度はありませんからね。
先日の春祭も本番を控えた英次郎殿が無茶をしてないか気になってました。

   ◆

これと似ているのがサッカーですね。
4年に1度のお祭りなのに、足を怪我しただの盲腸だの…。
同情を禁じえません。

本番はたった1度の待ったなし。
だから大変なんです、辛いんです。
でも、だから面白いんですね。

ところで、ワールドカップのどこかの国の選手が万引きしちゃったそうです。
当局の寛大な処置で試合には出場できる…ってニュースでいってました。

いや、だめでしょ。

同情できないもん、これ。
当局がどうあれ、チームとしては国の恥を全世界に晒してしまったわけで、そんな選手出さないだろうなあ。

もったいないことだけはしたくないですね、ほんまに。
後悔したくないったって、必ずどこか悔しい部分は残るものです。
くだらない後悔だけは、したくないですね。


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稲葉 馨

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