読書日記

2002年03月31日(日) 分裂読書症候群の一日

分裂読書症候群の一日
こうなってしまった理由はないこともないにしても、最近は本当に一冊の本を読み通す気力がない。つまみ食いばかりでは実にはならないし、身にもつかない。
たまに時間に余裕があると今日のようなことになる。
城山三郎という人の随筆の方に興味が湧いたので、わりと新しいと思われる「この日、この空、この私(無所属の時間で生きる)」(朝日新聞社1999.10.5)と今までの随筆の総集編のような「嵐の中の生きがい」(角川春樹事務所ランティエ叢書2001.5.18)を読んでみることにした。何か心の安定の糧を求めるような読書になっていて少しさもしい読み方かもしれない。
前者から「お叱りの手紙」「日帰りの悔い」「子猫とナポレオン」「慶弔積立金なんて」の四篇をさっと読んだ。
次に戸梶圭太という売り出し中の小説家の「牛乳アンタッチャブル」(双葉社2002.2.15)に移り、例によって最初の方だけ読んでみた。
牛乳にあたったらしい老人の苦悶から話は始まり次に牛乳会社のサービスセンターに問い合わせや文句の電話が殺到してんやわんやになる場面に続いていく。
牛乳会社の名前が雲印乳業というあくどさでもし雪印乳業が通常の状態であったらクレームまちがいなしである。
そして久々の富樫倫太郎で、新作「MUSASHI!(巻之壱 蜘蛛塚)」(光文社カッパノベルス2002.1.25)をほんの少し。宮本武蔵が13歳の弁之助という名の少年だった時の物語の開始である。テンポがよくて押さえるべきところは押さえている面白さの壺を心得た作家の作品は今回も面白そうだ。
そしていまのところ今日の最後となる松永真理のエッセイ集「なぜ仕事するの?」(角川文庫2001.2.25)は話題の人の生き方や考え方を知りたくなって読もうと思った本である。
そういうわで腰のすわらない読書がまだまだ続いて積ん読本をいっぱい残してこの世を去ることになるのだろうか。
反省の言葉も出ない。


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