しるす

2003年09月19日(金) 切り離された(1)

 かつてあった私、かつていた私、紀元を境にいなくなる。記憶は変質し、繋がっていた時間は途ぎれ、以前の記憶が自分のものなのか定かではない。借り物のカラダはすでにだめになりつつある。あとどのくらいこのまま進めるのだろうか。次をさがしている。いつまでも続く次はもうない。はい、今日はこれで終しまい。また今度ね、と。今度はもうない。三人称的にしか過去のことを話せない。


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