かめの日記

2003年11月27日(木) 何とか現状復帰

まだちょっと喉が変ですが・・・。
今日は会社に行って定時に帰ってきました。
体力回復を優先してデッサン教室はお休み。

ベストセラーの「世界の中心でアイを叫ぶ」を
妹が買ったとのことで貸して貰って
小一時間で読了しました。

以下ネタばれありですので未読の方読まないでください。

・・・読みやすいですね。
ていうか普段、こねくり回したライトノベルスばかり
読んでいるのでテーマが一貫されてて
終始其処を論じてるお話って久しぶりに読みましたよ・・・。
最初から解りきってる結末にまっすぐ進んでるので
其処は割り切って、しらけないように読まないと
途中で投げちゃうかもしんないです、私みたいな人は。
まあ良くあるテーマ、なのですけれど
それ故に読み手を裏切らないよう丁寧に描写されてて
好感度高い感じ。

岸本さんが一番じんわりきたのは
じいちゃんが金を貸してくれる辺りの
男気あふれる会話、でしょうかね。
女同士ではああいった流れにはならない会話だろうと思うのです。
遺骨うんぬんのエピソードは
あんまり度肝抜かれませんでしたよ・・・
昔、身近にもうちょっと度肝抜くような話があったのを
知っておるのです・・・まあ観念的には
わかるような解らないような。
っていうか愛とかそう言う物って
今自分がフリーなので余計突き放して見てしまいます。

置いて逝くほうと、置いて逝かれる方とでは
どちらが幸福なのでしょうかね。
・・・どちらがより不幸かっていうのと
この場合は同義、でしょうね。
たぶんどんなに忘れないで欲しいって思ってても
本当に相手のことを個人として尊重して想うなら
最後に伝えるべき言葉は
「忘れて」
になるように思うのは私がその立場にないからですかね・・・。
きれい事をいってるのでしょうか。
よくわからん。

最後にちゃんと新しい彼女が存在していることは
私にとっては救いでした。
一人を愛する、死んでも愛し続けるって
本人には美談でしょうし、事実美談かもしれませんし
周囲の部外者にしてみればそう言う類のことも
期待してしまうでしょうがね・・・。
「あなたのために」は「あたなたのせいで」に
いつだって反転しますからね。
死んでしまった大切な人を大切なまま、一時ですら嫌わないためには
新しい誰かをもとめて、埋まらない何かを埋めるのも必要かもと
思ってしまったりするのは、倫理的にあんまりよろしくないかしら。
ただそれでも主人公は最後まで
死んでしまった彼女に誠実であったろうと、私自身は考えるのです。
あ、もちろん相手が生きてるときにやったら
単なる不誠実ですよね。


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岸本かめ [MAIL]

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