ゆうべの酒日記

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2021年07月11日(日) 梅雨明けなのか猛暑だったな

昨日は増田さんがへぎ蕎麦ゆでてくれた。
長芋のおろしたのにはちょっと酢が入ってて、それは入ってないほうがよかった。
あとつけ汁が具入りの温かいやつだったのだがへぎ蕎麦なので温めると食感が落ちるのも惜しい。
やっぱり人間はどこか具合が悪くなると勘が鈍るのだろうか。

小説教室初日なので二人ともそわそわしてしょうがなかった。
午前中にお風呂に入ったのだが、増田さんは上がったらもう身支度とカバンの支度を始めていた。

ほこらが金曜日に更新されたので、早く集めに行きたくてというのもあるんだろうと思った。
なのでちょっと早めの13時半に出発。

地下鉄の中ではやはりスマホとにらめっこだった。
地下なのでGPSが動かない区間があり、でもまあまあ色んなところでほこらを拾って喜び合う。

教室に着いたら、初回なのに作品が5つも並んでた。
みんなガッツあるなあ。増田さんが送ったやつもちゃんと並んでた。

今回は、初めての生徒だけが自己紹介した。
春の講習では全員自己紹介させたら講評時間が少なくなってしまったからかなと。

増田さんも誰よりも元気に自己紹介していた。
こんないい年になっても「学校の先生」と思うと意識するみたいで、お利口な生徒を演じていて内心面白かった。

そのあと課題本の村上春樹の一人称単数の合評。
それは8作品の短編集で、好きな人は全部について感想を言うので長くなる。
というわけで、それも全員言わずに済んだ。
先生も言いたいことがいっぱいあるので発言時間を考慮してってことだ。

ちなみに女性は「苦手」とか「女性の表現が嫌」とか「最後まで読んだことなかった」、男性は好きな人が多めだったけど、それでも「やたら簡単に女性と寝る、そして女性が自殺しがち」とかいう、世間の評判とは違って(?)低評価だった。

しかし先生によると、まずこの作品は著者のデビュー前から現在までを時系列に描いていると、そして全部なんやら匂わせで繋がってるらしい。
なんなら別の本(お父さんの死にまつわる話)とも繋がってるそうな。

全部読むこと前提なんだろうか。自信に溢れた仕掛けだ。
私は最初の一つをAmazonの立ち読みで読んで、あれ意外と面白いじゃんと思った。

増田さんが本を買ったので、本のタイトルになってる一番後ろの作品も読んだ。
なんだこれ飲み屋で女に因縁つけられてその場で言い返せなかったから本に書いて憂さ晴らしかよと思った。

いやでも最初の話は面白かったんだからと二番目の話も読んでみた。
なんかやはり主人公にもストーリーにも共感できないというか惹かれない。
というわけでそれ以外読んでなかった。
増田さんも似たようなものだったらしい。

というわけで、皆さんの話を総合して、ちょっと読んだ気になれた。
そして最後の話は先生のネタバレによると、村上春樹は「思い出したいことだけ思い出し、思い出したくないことは忘れる人間だと書いている」んだそうで、それを踏まえつつ女性読者からの嫌われの自覚からくる自虐、という見方もできる、が、先生が思うにこの話の主人公は実は「日本人」(たぶんちょっと昔の西洋かぶれな?)を表して揶揄しているのではないか、と。

大先生になると色んな専門家がそういう深読みをしてくれるのだ。
ちょっと面白いけど、その仕組みまじかよって気もしないでもない。
※正気と書いてまじ

昔、自分のことを内気な人間だと思ってた。小中高で暗い暗いって言われ続けてたのもありつつ。
でも本当の内気者ワールドってそんなもんじゃないんだってことを気づかされた授業だった。

増田さんは退屈だったんじゃないかな、あんなに楽しみにしてたのにハズレだと思ったかな、と気になって授業終わりに聞いてみた。
そしたら意外と真面目に聞けてたようで、読んでない話も読んでみようかって気になったらしい。
ていうか増田さんは最後まで読み切れてないというだけで、私みたいに5ページくらいでやめたわけではないようだった。
わりと村上春樹について語れてたので。

そんなこんなでさあ帰りましょうかと立ち上がったら、後ろのほうから教室の常連の文章が一番うまい人が飛んできて、マグロさんですよね、って握手求めてきた。
付き合いのあった編集者かなと一瞬思ったのだが、読者だったようだ。
ちゃんとした小説が好きな人で増田さんの読者っていう人もいるんだな。
とにかく文字が好きってことなのかな。

そのあとはお楽しみの都電荒川線。
ほこらを40個くらい拾って三ノ輪橋の一個前で降りた。
そこで降りると商店街の端っこが近いのだという。
アーケードをぶらぶら歩いて、逆の端っこあたりで左の路地に曲がってみたら「呑兵え」という看板が見えたのでそこに入った。

70前後のこざっぱりした女の人がやってるカウンターだけの店だった。
チューハイなどは軒並み350円。大瓶ビールが650円。
迷ったけどレモンサワーばかり3杯ずつ飲んだ。
肴:お通しの枝豆、冷トマト、ジャーマンポテト、焼きそば、ホタテ刺身

入ったときちょっとカビっぽいにおいがダメかな〜と思ったけど、そのうち感じなくなり、女将さんが耳遠めだったので教室の感想を言いながら楽しく(私は)飲み食いできた。
焼きそばは、増田さんがずっと食べたかったらしくて、焼きそばのある店にたまたま辿り着いて本当に良かったと言っていた。
だいたい頼むよね、焼きそば。

サービスで茗荷の入ったピクルスが出てきたりして会計3,950円だったか。
安い。道といい勝負だ。

帰りは地下鉄三ノ輪駅あたりまで行ってめぐりんの停留所を探して乗った。
鶯谷駅経由なのでだいぶ大回りだけど増田さんの大腿骨頭が壊死してる今は大助かりだ。

帰宅して、一杯飲んで増田さんは寝た。
私も次に合評する中から短い作品を2つくらい読んで寝た。

夢では、また何かのデータ。
試験の合格発表みたいに縦に並んでるのが見える。
そのデータになにかをしないと正しいデータにならないはずだった。
詳細忘れた。

あとは、夫と子供がいるのだが、ある夜それが初対面の男と一緒にいた。
本気でないことを示すためなのか、こんなことをしたという男遊びの例を二つほど、その松下洸平みたいな男に話した。
すると男は道徳を破壊されて怒ったか、それとも興奮したのか、ここでやろうと言い出す。
ここっていうのは街中の路上だ。夜だから大丈夫だよと男は言う。目が笑ってない。
あっちもこっちも無理だから最低限部屋になってるとこにしよう(2000円くらいのレンタルルームとかいくらでもあるから)と説得。
場末も場末のそれらしいところに駆け込むと、中にいる人々が場末過ぎて恥じらいがないのか誰も人の目をはばかることもない。
知的に問題がありそうな商売の女の子らが薄っぽい恰好でドヤドヤわちゃわちゃ階段を上がり降りしてる。
それで男とたぶんやったのだが、やったのかやってないのかどっちでもいいくらいそれ以上にドヤドヤわちゃわちゃが凄い。
気が散ってしょうがないこっちと裏腹に男のほうは性欲に集中していた。
その施設を利用するにあたって10×8センチくらいの用紙にそれぞれ住所と名前と出身地などを記入したが、帰りには返却され受け取った。
私は家に遅くなることを連絡してなかったので電話したかったが男に身元のヒントを与えそうなので別れるまで待った。
後日何故か親戚関係のガーデンパーティーみたいな催しにその男が参加した。
そして身内の若い女の子らと私と同テーブルになった。
なんだか男から若い子と比較されるのが嫌で、キッパリ縁を切って二度とこの町に来ないでもらうことにした。
町は地下鉄の終点にあり、地下鉄なのに地上を走っているので駅も地上にある。
駅の改札機の向こうに行った男は何か紙箱を捨てて行った。
私は改札の手前でしゃがんでその紙箱を回収した。
名前、住所(北区どこそこ)、出身地(長崎県)などの個人情報がちゃんと書きこまれた、あのときの10×8センチの用紙が入っていた。

おならが出た刺激で起きたのは6時40分くらい。