「生きていくのに大切なこと」こころの日記
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2010年05月17日(月) 勉強

 数日前、「病院全体で始まった新しいカルテ記載法について勉強しなければならない。その本を個人で買うかみんなでお金を出し合って病棟に一つ置くか決めて下さい」と尋ねられました。私は病院用のものを負担するには抵抗があったので「自分で買います」と伝えました。ところが今日は「その本はみんなでお金を負担して病棟に一冊置いて下さい」と指示が出ました。私はそのことに違和感を持ち、先日の面談の残念さも手伝って、何か言わなければと思いました。とっさに浮かんだのは「自分で買う人も病棟用に買う分のお金を出す必要があるかどうか、アンケートを取ってもらえますか?」という言葉でした。「何のために?病院は今新しいことを勉強しようとしているから必要なものです」「それはわかります。なので病院用の物品を働く人が負担する必要があるのかどうかを確かめてもらいたいです」「じゃあ、あなたの分は私が負担します。でもあなたはステーションのものを一切見ないでください」
「そんなふうに言われると…」「病院は全体で発展していこうとしているんです。私達はその指示を受けて動いてるし、働いている以上はここの指示に従わなくてはいけないんです」「わかります。ただ、いつも、こう決まったからこうしてと命令だけで説明がないので、私はどうしたらいいのか分かりません」「それはあなたが知らないだけです。この病院では前からこのような方法で行こうと皆で協力してやっているんです」「私が来てからも色々と変わっています。私は、こんな方法になりましたがどうですか?とひとつずつ尋ねてもらいたいです」「そんなことは出来ません。それを知りたいのなら、パソコンの中に議事録があるのでそれを読んでください」「時間があれば出来ますが、その時間はありません。だから、一つずつ…。何かが変わった時は一つずつ、その都度丁寧に、尋ねてもらいたいです」。
申し送りの中なので殆どのスタッフが私達のやりとりを見ていました。責任者は時々周りを見渡しましたが皆さんは黙っていました。
責任者はその後も何か言っていましたが、私はもう聞けなくなりました。
「ごめんなさい。私は自分の感じたことを伝えさせてもらいました。そのことに対して、命令とか指示で上からかぶせられると何も言えなくなります。もっと、そのことがよくなるように会話をしたいです。こんな意見があって、じゃ、どうしようかという形ような…」「じゃ、あなたは私の話を聞かなくてもいいです。私はもうあなたに何も言いません」「そういうふうに言われると何も言えなくなります」。
話はうやむやな形で終わりました。でも、私は感じたことを感じた時に伝えられたので、それでいいと思いました。
 後から、ケアさんの一人が「菅野さんは偉いよ。初心を大切にしてる」と言いました。もう少し後ナースの一人が「ここだけの話だけど、他のところではみんな上の人が揃えてくれたよ。だいたいそうするものよ」と言いました。私が「そうでしょうね」と言うと、彼女は「でも、ここは個人病院だから」と続けました。私はもう、限られた場所でしか話せない会話をしたくありませんでした。嫌な気持ちが否定の言葉を引き出して「そう言っていたら何も変わらないから」と答えました。私も自分をよりよく伝えられるように勉強が必要です。
 帰りの電車内で今日の出来事を振り返りました。申し送りの後、私は責任者とすれ違う時には緊張しましたが、すぐに思いきって声をかけ、同じように仕事をしました。年上の女性に感じたことを感じたままに伝えられたことは私の能力になりましたし、責任者からそれ以前と同じように接してもらえたことは、私の心の安定の手助けにもなりました。
母のことが浮かびました。母は、私が何かを訴えると私を無視しいじめました。でも、私はもう大人です。今の能力を心に沁み込ませて自分を守ることが出来ます。嬉しい変化なのです。

明日は初めての一人夜勤です。朝寝坊が出来るのでうれしいです。


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