「生きていくのに大切なこと」こころの日記
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仕事。先日の私の休み中にフロア内で何かがあったらしく、今日も不満を吐露する話題が続き、人々の性格を血液型で振り分ける方も居ました。私も血液型を尋ねられましたが、「私はたった4つの形に自分を当てはめると、自分がかわいそうだと思う人なのです…」と答えました。 話題は昼休みも続きましたが、人々の会話に耳を澄ませていると最終的には心の負担の部分へ辿り着きました。あるとき発言してみました。「みんな仕事で疲れきっていて、どうしたら本当によくなるかを練るエネルギーがないですよねぇ。余力が残せる形で働けるように環境が整うといいんですよね…」「それはわかるけど、仕事と結婚(しなさいと言われる)と、趣味で始めた武道でさえ周りに攻め込まれてて仕方なくやって、ゲームに逃げてる」。いつも携帯でゲームをしている若い女性ナースが言いました。「外国に行ってみると価値観が変わる」。外国に行ったことのあるシングルマザーのケアさんの意見は私と一致しました。「勉強なんて、もう出来ん」。私よりも年上で胃を痛めているナースは言いました。私は「勉強は、本当は楽しいものなのですよ。きらいにさせられちゃったんですよねぇ」「そうなんだ…」。 話はさらに広がりました。「動けばいいということはわかるけどすぐに内にこもってゲームに逃げちゃう」「できないと思っていることでも、してみると意外に出来ることがありますョ」。私は先日のカンファレンスのとき責任者や他のメンバー数人の前で伝えたことを今日もう一度伝え「あったことをありのまま正しく伝えると、伝えた分だけ伝わって変わっていくと思っています。なので、自分を大切にするのがいい…と気付いたのは40歳を過ぎてからのことです」。ちょうど昼休み終わりました。 今日は人々の語りを黙って聞いているということを超えて、自分を語るということをしてみた日。心を通した会話が出来て、プラスの余韻を残した昼休みでした。
午後、一人のドクターがフロアへやってきました。老人保健施設に入所予約をしていた患者さんの一人が亡くなったという話を聞きました。その患者さんはこの半年間入所できる日を待ちつつ予約費用を支払っていたそうです。でも、亡くなってしまったので施設には入れないのです。待っている間もお金を払わなくてはいけないなんて変だと思いましたが、日本の国のシステムがそのようになっているそうです。私はひどい話だと思ったので「先生、先生はよい資格を一つ持っていて社会を動かす力があると思うから弱い人が楽に生きるのを手伝って下さい」と言ってみました。ドクターは黙っていました。 昨日のブラジル男性の話題も含めて世の中には私の知らない世界がまだまだたくさんあります。よいことも悪いことも合わせて、もっと社会を知りたいと思いました。
帰る時間になりました。昨日は同じ時刻に患者さんが急変したので遅くなり駅まで歩いて帰りましたが、今日は受け持ち患者さんのところへあいさつに行く余裕がありました。「明日は休みなので、また明後日お願いします。今日一日ありがとうございました」。その患者さんはちょうどお熱があったので握手した私の手の冷たさが気持ちいいと言いました。「明日は休み?淋しいわぁ。でも仕方ないね。ゆっくり休んでね。明後日ね」。合わせた手をスリスリ。利用していただけることの喜びがここにもありました。
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