「生きていくのに大切なこと」こころの日記
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| 2005年03月15日(火) |
先生も 「待っていて」ね |
今日は職場で 「ミス」 をしました。それは診察時間の合間を縫ってやっていた小さな事務処理でした。先生は私に 「一度言ったら覚えて。前の常勤さんは出来てたよ」 と言いました。私は自分が間違えた初歩的なミスを謝罪してから 「診察の介助と事務的な処理とどちらを優先すれば良いですか?」 と尋ねると、先生は 「仕事中に出来ない時は仕事が終わって遅くまででも残ってやってよ。前の人は皆それをやったよ。うちは労働基準法に違反していないんだから」 と仰ったので、私は 「22時頃まで残業している自分」 を想像し 「次の日の仕事に差し支える」 と思いました。
私たち看護師は医師がカルテを書くペンの進み具合を見ながら 「診察の介助」 をします。医師が書いている内容を後ろから覗き込むように見ながら次にどんな指示が出されるのかを想像し準備をするのですが、その時に医師の傍を離れてはいけませんから、頭で準備をしながらその間に患者さんに不備がないよう丁寧に語りかけます。私の場合、お子様が来た時には更にそのお子さんに合わせた働きかけをします。それから卓上で出来るような簡単な検査の介助もします。更にその間に小さくて細かい物品のチェック・補充・オーダー・掃除・滅菌・洗濯と、5人の医師それぞれによって細かく分かれた 「指示」 を全てこなします。 「指示」 とは例えば 「カーテンの閉め方」 や「エアコンの温度」「患者さんを呼び入れるタイミング」「患者さんへの病気の説明・薬の塗り方」「その医師がどの薬・検査を好むか・何日間使用するのか」、そして更に私の場合は今の職場で唯一存在する 「常勤」 の仕事として今回のように事務的処理も含まれます。これらの全ては目の前に座っている医師のオーダーで決められます。そしてこれらが全て一度に出来て「私の仕事能力」 は 「一人前」 とみなされますし、私がその場所で働きお給料を頂いている以上は 「一人前」 として動く義務がありますから、私は 「医師の要求」 をやっていく必要があるのです。 そして私はたいていの場合、これらの事を楽しみながらこなしていますが、今回ミスをした私に投げかけられた医師の言葉は、私にとって「小さな痛み」となりました。
「これからどのように動いていけばいいのだろう」 そんな事を考えながら私服に着替え控え室に戻った時、先ほどの医師は笑って「Mamoさんいろいろあるけど頑張って。そのうちにやれるようになるから」と言いました。 そうですよね。私にもいつか必ずやっていけるのだと思えます。そして出来ればいつも何をしている「 私」 でも、 「心」に 「ぬくもり」 を持っていたいから、更に「自分」を大切にしていくのです。 だから先生も出来るだけゆっくりと「私」を待っていてくださいね。
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