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Hong Kong Life現在篇
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2009年05月01日(金)
新型インフルエンザ香港で確認

今日は友達の娘さんの3才のお誕生日会で、友達の家で美味し楽しい夕食のあと、くつろいでTVBドラマを見ていた。
9時前に画面が突然「特別新聞報道」に切り替わり、曽蔭権行政長官が生中継で出てきた。
その場にいた約8人が「えっ!」と画面に釘付け、内容は「香港でH1N1型インフルエンザの感染が確認された」とのこと。うーん、昨日"遅かれ早かれ香港で発生する"と言うのが、こんなに早く現実化するなんて。
アジアで一番ってのがイヤですねぇ、その場にいたみんなが「またか〜(>x<)」という感じ。
夜のニュースで詳細が報道されていました。
患者は昨日上海東方航空で、上海経由で香港にやってきた25才のメキシコ人男性。空港からタクシーで湾仔の維景酒店(Metropark Hotel)にチェックインし、そのまま部屋に滞在。高熱を出し病院で検査を受けたところH1N1型インフルエンザの感染を確認したとのこと。
患者は既に政府のマーガレット医院の隔離病棟に入院中。マーガレット医院はSARSの時にも対応に当たった病院です。
この後の行動が早い、さすが香港。ホテルは既に防護服を着た警察と衛生署職員によって封鎖。ホテルのスタッフと滞在客全員はすぐに検査を受けて、予防も含めてタミフルの服用、及び7日間の隔離。
患者を乗せたタクシー運転手へ名乗り出るよう呼びかけや、昨日の東方航空の乗客へも連絡している。
感染の確認が早く、幸い患者も出歩いていないので、上手く行けばそこで食い止められるかもしれないですね。
万が一感染が広まったときの場合に備えて、二箇所の野外活動宿泊施設が既に隔離専用施設として待機中。
と、こう書くとえらい大騒ぎのようですが曽特首は「パニックになる必要はありません。社会活動も通常通りにしてください。但し衛生面に充分注意するように。」と言うことで、市民も落ち着いている感じ。まぁSARS経験してるし、家の中の消毒や手洗いうがい、マスクを用意するとか、充分に浸透しています。
経験といえば、SARSの時に感染が広まったホテルも、なんと旺角のMetropark Hotel、、今夜一緒にいた友達の一人が旅行関係の仕事で「あのホテル慣れてるから大丈夫よ」と言ってました。こんなことで慣れたくないよねぇ(苦笑)