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Hong Kong Life現在篇
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2009年02月13日(金)
交響情人夢的音楽世界2(のだめライブ)

「交響情人夢」は「のだめカンタービレ」の中文タイトルです。
香港管弦楽団がのだめに出てくるクラシックを演奏するライブの二回目に行ってきました。
去年の一回目はチケットがすぐ売り切れたらしく。今回の二回目は、テレビドラマのスペシャルで放送されたパリ留学編の音楽を中心に演奏されました。
指揮者が予定されていたのは楽壇の主席指揮者マエストロ、エド・デ・ワルトだったのですが、病気で彼の弟子でもある若手指揮者蘇柏軒(Perry So)に急遽変更。
最初は「なーんだ、マエストロの指揮じゃないのかぁ」と思ったのですが、Perryもなかなかがんばってうまくこなし。むしろ、"のだめ"テーマとしては若くて顔もなかなかの、マエストロの弟子が指揮ってのは千秋先輩とイメージが重なってよかったです。
そして、これまた香港人の若手ナンバーワンピアニスト黄蔚然の素晴らしいピアノ演奏。彼女は演奏しているときは演奏の熟達度、落ち着きなど25才位かと思っていたら、なんとまだ15才だそうで!この若さで既にいくつもの国際コンクールで優勝している天才少女で、のだめを地で行く感じですね。
コンサートは最後のラベルの「ボレロ」で大盛り上りで終了しました。
コンサートの後に指揮者、ピアノ、一部楽団員と交流の時間が設けられて、観客の子供からの質問に気軽に答えたりしていました。ここでピアノの黄蔚然の受け答えを聞いていると、やはりピアノを前にした時と違う普通の15才らしいかわいい素顔が見えました。
指揮者のPerryはユーモアタップリの優しいお兄さんという感じで、子供の「指揮者はどの楽器も演奏できるのですか?」と言う質問に「それはよく聞かれるんだけど、実はそんなに多くないよ。でもその楽器の演奏方法や、音が出る原理なんかは理解していないといけないからその勉強はしたよ。」と答えていました。
このコンサート場所が湾仔のエリザベス体育館だったのですが、ここも改修工事をしたらしく、入口のエレベーターやトイレなんかすごくきれいになってましたね。
でも、ここって音楽、特にクラシックのコンサートには向いてないですね。昨日も音が散ってしまうというか、ピシッと締まらない。変な反響とか余韻が気になったなぁ。文化中心の音楽ホールだとこんなことないんですが、残念。

コンサート後の交流会に出てきた演奏者達


観客の質問に気軽に答えてくれました


指揮者の蘇柏軒とピアノの黄蔚然