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Hong Kong Life現在篇
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2007年10月05日(金)
色・戒

導演:李安
主演:梁朝偉、湯唯、王力宏、陳沖

ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したアン・リー監督の「色・戒(Lust Caution)」を見てきました。大胆な性描写のために三級指定(18歳未満禁止)です。

第二次世界大戦の日本軍が侵略を始めた香港で、愛国活動をしていた大学生劇団員裕民(王力宏)たちは日本軍のスパイとされる易(梁朝偉)を暗殺しようと、劇団員が富豪夫妻に扮して易の妻(陳沖)に近づく。易の弱みは女癖が悪いこと、劇団員の佳芝(湯唯)は貞操を犠牲にして易に近づこうとした矢先に易夫妻は任務で上海に去ってしまう。
2年後、陥落した香港から逃げてきた佳芝は上海で裕民と再会し、再び易の暗殺の計画を再開する。佳芝は易と関係を持つことに成功し、2人の逢瀬は次第にエスカレートしていく、、

報道とかでトニーのベッドシーンがスゴイとか言われてたんですが、いや、納得、、、三級指定でしょうなこれは。
でも性描写はあくまでもストーリーのうえで必要なことであり、さすがはアカデミー賞、金獅子奨受賞のリー監督。素晴らしい作品です!
2時間半以上あるのに、一瞬たりともだれるところがない。スパイ活動や騙しあい、本当は裕民が好きなのに易に身を任せる佳芝の心の動き、加えて40年代の香港上海の風景やファッション。どれをとっても一流です。
裕民の王力宏がカッコよすぎる!本職俳優じゃないなんてずるい(!?)これはリーホン迷が倍増に違いないですな。
佳芝で大胆な演技を見せた新人の湯唯の役は、もともと章子怡(チャン・ツイイー)も候補に挙がっていたらしいが、売れっ子のツイイーではあそこまで大胆に脱げないでしょう。清楚な中に強さと大胆さを併せ持った湯唯の起用は正解だと思うな。
トニ男さんはまぁさすがというか、エロオヤジ光線だしまくり。また金像奨取ってくのかなぁ。。それに値するだけの演技でした。