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Hong Kong Life現在篇
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2007年08月01日(水)
皇后碼頭清場

会社の下にあるフードコートで昼ごはんを食べてたらTVの臨時ニュースで皇后碼頭清場の生中継をやってた。
中環の天星碼頭に続き皇后碼頭も老朽化で新しい碼頭ができるのですが、いろんな映画やドラマにも何度も登場した歴史の有る碼頭の取り壊し反対派が座り込みを続けていたのです。
そしてその立ち退き期限が過ぎたので警察が正午から立ち退き強制執行(清場)に踏み切ったのですね。反対派の人たちはそれぞれの体を鎖でつないで碼頭で横になっている。
警察は3回の警告の後に、まずは安全クッションを差し込んでから鎖を断ち切って、数人の警察官で1人ずつ抱えて立ち退きさせてました。
中国留学経験の有る同僚が「香港は民主的ですよねぇ、中国なんてこんなの軍隊が来て銃突きつけて追い払って終わりですよ。」と言ってた。
最後の反対派の人が碼頭の屋上で抵抗を続けていたらしいけど、夜の10時頃に立ち退きさせられたようです。
今の皇后碼頭は船着場の部分を切断して保存して、あとで修繕して再建されるそうです。
歴史的なものを保存したいと言う気持ちはわからなくも無いけど、政府だって壊して全部捨てるなんて言ってないのに何であんなに反対するのかね?
香港人同僚も「あんなことしても無駄なのに、何でもかんでも保存してたら新しい物が何もできないじゃない。」と言ってました。
ほとんどの香港人はこの同僚のようにかなり冷静に"これも歴史の流れ"程度に捕らえているように感じました。

反対派の座り込み