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Hong Kong Life現在篇
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2007年06月20日(水)
かもめ食堂

シンガポールからの帰港時の機内映画で上映してた「かもめ食堂」
日本で上映していた時から気になって見たいなぁと思ってたのでラッキー。
話はフィンランドが舞台で、そこで小さな日本食の食堂を営む女性(小林聡美)とその食堂にふらっとやってきた日本人女性二人(片桐はいり、もたいまさこ)が現地の人たちとのふれあいを通して、ささやかながら小さな幸せを感じる映画でした。
食堂の看板料理は"おにぎり"「だっておにぎりは日本人のソウルフードでしょ?」という台詞を聞き「そうだ!」と妙に同意。おいしいご飯を塩だけで握ったおにぎりって何であんなにおいしいのか。
そこにおかかやしゃけや梅干が入り、そして海苔で巻かれたらもうパーフェクトな食べ物ですよね。
最初は全然客の来ない食堂だったけど、口コミで段々客が増えてフィンランド人がおいしそうに塩ジャケや玉子焼きを食べているのはなんか日本人として誇らしいというか嬉しい。あぁ日本人でよかったなぁと本当に思います。
私が香港人に私の作った日本食を食べて喜んでもらうとすごく嬉しいんですよね。きっと映画の主人公も同じ気持ちなのかも。
途中幻のコーヒーをみんなで飲むシーンがあるのですが、ちょうど機内食の後のコーヒータイムと重なり、映画のみんなと一緒にコーヒーが飲めてなんかいい感じでした。もちろん私のは味はそれなりだけど(^^;)
主演の小林聡美がフィンランド語ペラペラで、本当にこういう人いるかもと思わせる演技力で映画の中にすっと入り込めました。
淡々とした本当に静かな映画なんだけど、心にずしっと残るいい映画でした(*^^*)