Hong Kong Life現在篇

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2006年11月19日(日) ■

飆・櫻桃園その2

←劇場入り口のパネル
今日は昼の部が追加になったらしいので夜の部と両方見ちゃいました。達明に「三回も見なくていいよ!退屈でしょ?」と言われちゃったし(^^;)
でもそんなことは無く二回目、三回目は一回目でわからなかった部分がかなり解明してそれぞれ楽しめました。

実は元の「桜の園」を読んだことが無いのだけどKさんにあらすじを教えていただいたら、なるほど舞台を現代の香港に置き換え、とある没落貴族の土地「桜の園」が人手に渡るという設定を「Cherry Company」という会社が不振で別の経営者の手に渡るに変わっているのでした。
物語は主人公Alvin(達明)と弟Billyが小さい会社を設立してから、かつて世話になった叔父のプラスチック会社を乗っ取って大会社に成長させ、その後経営がどんどん悪化して最後に会社を手放すシーンまでが語られます。会社を乗っ取るメンバーに信頼していた弟の名前を見つけるラストシーンはなかなかショッキングです。

客席が左右二面になっており、舞台は真ん中という変わったつくり。だから客席が右からと左からだと見え方が違います。
さらに舞台装置が幾つもの台やハシゴや高い橋などあり、コンセプトとしては遊園地らしいです。
そして出演者はワイヤーで吊られたり天井からボールやら小道具が降って来たりとかなり前衛的。
セットが高い位置にあって手すりの無い部分がほとんどで結構恐い(><)ワイヤーも高いところまで吊るされてるし、万が一手順を間違えたりしたら本当に大事故になりかねないわ～
私は小道具のボールが台の上にいっぱい残ってて、もし間違って踏んづけたりしたら滑ってこけそうですごく気になった～
もちろんリハーサル何度もされてるだろうし、スタッフも俳優もプロだからその辺は心得てるだろうけどねぇ～(ハラハラ)

お話は悲惨そうな感じですが、舞台が遊園地のようなファンタジーな空間なだけにあまり重く感じませんでした。主演が達明ってのもかなり大きいと思う。
そして達明はやっぱり舞台でこそ120%の魅力を発揮できる人だなぁと再確認。TVのバラエティーに出てる達明も楽しくて好きだけど、こうやって舞台の上でスポットライト浴びている彼は本当に大きくて素敵に見えます(*^^*)
来年もいくつか舞台の予定が入っているようなのでホントに楽しみだわ!
これからも応援してまーす!!

ちなみに「飆・櫻桃園」は新視野芸術節のプログラムの中のひとつなんですが、香港ではこういう政府系のフェスティバルなどを利用しないと、非商業的なお芝居はスポンサーが付かなくてなかなか金銭的に難しいようです。
とはいえこういう政府の援助があるフェスティバルも結構催されているので、そういう点でも香港はなかなか素晴らしいと思うなぁ。
それから千秋楽は音楽担当の金培達(金像奨作曲家)、詹瑞文夫妻、毛俊輝(香港話劇団の主席)などの有名人も見に来てました(^^)
昼には達明の奥さんや子供さん(4才の男の子と2才の女の子)も来ており、いいパパだなぁと思いました♪

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初日