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Hong Kong Life現在篇
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2006年01月25日(水)
博士の愛した数式(2回目)

原作を読んだのでもう一度見に行ってみました。
いやぁ、二回目のほうがより感動が深いです。そして見終わって時間が経てば経つほどやっぱりジワジワ来ます。

映画ではいろんな数字にまつわる話があります。この映画を見るまでは数字なんて何の感情も感じなかったのに、例えば「28」という数字が"完全数"(これが何かは映画を見てくれ〜)であるという説明を聞いて「なんと!無機質な数字をこんな角度から見る方法が有ったなんて!!」ととても新鮮な感覚を受けました。
この感覚、何かに似ていると思ったら外国語を学ぶ感覚!
英語も広東語も勉強する前はただの意味不明な"雑音"でしかなかったのに意味が分かるとこんなに楽しい。そして日本語にはない文法や表現を知ったときの新鮮な驚き!

例えば・・広東語で"幇bong1"という言葉があるけど、意味は「手伝う、助ける」という意味ですが、この言葉仕事でよく使うんです。
「唔該幇我做○×」で「○×やっといてください」という意味なんですが"幇我"を入れることにより「私を助けて、私のために」という意味が入ってとても丁寧で感じの良い言い方になるのです。
そして"幇"には「あなたの仕事を私がやってあげる」というニュアンスがあるみたいなんですわ。
逆に「(頼まれたことを)私がやります」というのも「我幇イ尓做」なのです。つまり「本来あなたの仕事だけど代わりにやってあげます」って感じ。これって「これはあなたの仕事、それは私の仕事」とはっきり役割分担してるんだなと気づかされました。日本じゃなんだかあいまいでしょ、日本語もまたしかり。それが良いか悪いかではなく。

と、話が長くなってしまいましたが(^^;)
つまり、外国語を学んで今まで思った事も無い考え方を知ったときのような新鮮な驚きをこの映画を見て数学に感じたと言いたいのでした。

きっと新しい発見があると思います、「博士の愛した数式」ぜひ見てください〜(^O^)

親戚の家のジロー君