Hong Kong Life現在篇

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2005年05月07日(土) ■

早熟/三岔口

早熟
導演:爾冬陞
主演:房祖名、薛凱琪、黄秋生、曽志偉、毛舜[竹/均]、余安安

16才の薛凱琪は名門女子高のお金持ちお嬢様だが、弁護士の両親(黄秋生、余安安)は仕事が忙しくほとんど家おらず寂しい思いをしていた。下町の三流高校生房祖名は口は悪いが心根の優しい両親(曽志偉、毛舜[竹/均])と公共住宅に暮らしている。薛凱琪に思いを寄せる房祖名に薛凱琪も次第に惹かれて二人は付き合い始めた。有る日薛凱琪が妊娠が発覚し堕胎しようとしたが結局できずに、二人は駆け落ち同然で田舎のボロ屋で暮らし始めた。房祖名は肉体労働でお金を稼ぎ、何とか切り詰めて一生懸命暮らしているが若い二人にはつらい生活の日々だった。薛凱琪の父親は八方手を尽くして娘を探している中、彼女のおなかはどんどん大きくなっていく。。

今年の金像奨導演最新作。主演二人には全然惹かれなかったが監督と脇で見ようという気になった。しかし房祖名はいいぞ!「千機変2」ではどうしても成龍の息子としてみてしまったけど、この作品はアクション無しの文芸作品。この路線は成龍と全然違っていい。房祖名は天性のものが有ると思うな、"ハンサム""アクション"を避ければ非常にいい俳優になるような気がする。薛凱琪は今香港ではルックスと歌唱力と演技力が一番バランス取れてるアイドルかな。特別に上手いわけではないが無難にこなしてます。作品を選べはもっと大スターになるでしょう。
黄秋生は娘を思うあまり厳しく当たってしまう父親を好演。曽志偉、毛舜[竹/均]の両親がものすごく良かった。息子とその嫁を心から心配してちょっとほろっと来てしまった。この二人来年の金像奨取るかも!
さすが金像奨導演!ありがちな題材なのに期待を裏切らない大変良い作品でした。おすすめです!!

三岔口
導演:陳木勝
主演:郭富城、呉彦祖、鄭伊健、李心潔、寧静、羅嘉良、曽志偉、林雪、林海峰

刑事の郭富城、殺し屋の呉彦祖、弁護士の鄭伊健の三人の男が有る一人の女性(李心潔)をめぐって交差していく。事業家の羅嘉良の商取引違反の証人が郭富城の目前で暗殺された。そんな中羅嘉良の息子が行方不明になってしまう。証人暗殺と関係が有るのか?郭富城は10年前に失踪した恋人(李心潔)を探し続けているが、有る日恋人と瓜二つの女性が羅嘉良の弁護士鄭伊健と一緒にいるのを見た。一体彼女は失踪した恋人なのかそれとも・・

この題名"三岔口"は"三叉路"という意味で「岔」の読み方が分からなかったら有る番組で「三本のフォークを口にくわえて」さてなんという映画でしょう?とやってて発音がわかった。saam1 cha1 hau2(さーむちゃーはう)だそうです。(フォーク=叉cha1)
私の大好きな「衝鋒隊怒火街頭」の陳木勝監督作品。街中のカーアクションなどはさすがの大迫力。郭富城と呉彦祖が中環を走って追いかけっこをするシーンは車と何度もぶつかりそうになり私はギャーッと叫んでしまった(^^;)しかし郭富城刑事は恋人の事ばかり考えて幻覚見たりほとんど精神病。こんな人が警官してて大丈夫かい?(笑)もう40才くらいでしょアーロン、いやぁこの若さをキープしてるってちょっと驚異かも。呉彦祖と同い年くらいに見えるよマジ。
イーキンは物静かなエリート弁護士。彦祖は相変わらずれん仔。また出ていた曽志偉は死体安置所の係官で、恋人が見つかるのではと郭富城がいつも訪れて彼の相談役になっている。
物語が入り組んでて最後に三人の男の関係が分かるんだけど、今ひとつ最後の決着が納得いかんかなぁ。よくできた面白い作品なんですけどね。他の人はどうおもったんでしょうか?ところでこの三人役柄を入れ替えたらまた違った印象になるかな。

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初日