Hong Kong Life現在篇

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2003年12月14日(日) ■

無間道Ⅲ終極無間

導演:劉偉強、麥兆輝
主演:劉德華、梁朝偉、黎明、黄秋生、曽志偉、陳慧琳、陳道明、杜[シ文]澤
特別出演:鄭秀文、劉嘉玲、陳冠希、余文楽、林家棟

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2は正直に言うとストーリー的には1との繋がりがちょっと無理して作ったかなと言う印象をぬぐえない。もともと1がヒットしたから出来たシリーズだし。でも3は2と同時に製作が開始されていたので不自然な印象はあまり無く「終極」というにふさわしいラストで"おとしまえ"をキッチリつけたなと言うのが私の感想。
この映画は「英雄本色(男たちの挽歌)」シリーズのように香港映画の伝説の一つになると思う。公開日に向けての街全体が期待感でワクワクするこの感覚はとても貴重な体験だった。
昔タイムマシンがあれば86-7年代の香港に行ってリアルタイムで挽歌シリーズを見たいと思っていたことがあったけど、こうやって今新たな伝説をリアルタイムで目撃することが出来て香港映画ファンとしてはこれ以上無い至福の時なのだろう。

※以下多少ネタバレ注意

ストーリーは阿仁が死ぬ6ヶ月前から始まる。で、そのまま1までの時間のストーリーかと思ったら1の前後の話が交互に展開していく。
生存して"無間地獄"を行く道を選んだ劉Sirの苦悩と結末。劉Sirは自分がスパイだと言う証拠を全て隠滅して本当の警察官としてやっていきたいと思っている。しかしそこに黎明演ずる警視が出現。この黎明がまた能面かぶったみたいで何考えているか分らない役で一体こいつは何者?って感じ。この無表情能面演技は黎明にピッタリで結構クール!私は久々気に入りました。
しかしストーリーが非常に複雑。時間が現在過去を行き来するだけでなく、劉Sirの妄想も絡んでくるので一体何が現実で何が妄想なのか非常にわかりにくい。これは言葉の問題ではなく香港人もわかりにくいと言っているよう。香港にしては珍しいストーリーで勝負、考えさせる映画だ。
非常に面白い脚本なのだけどとにかく見た後疑問がいっぱい。一緒に見た友達とも「あのシーンの劉Sirは・・?」「で黎明は結局・・」と討論してしまった。
もう一回映画館に行って見ようと思う、その価値はある。
そうそうところで"So強"は結局臥底だったの?私は違うと思うんだけど・・

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初日