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Hong Kong Life現在篇
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2003年11月14日(金)
梅艶芳経典金曲演唱會

子宮ガンであることを告白したアニタ・ムイが闘病中にも関わらずコンサートの予定を変更しないと聞いた時は結構ビックリした。
だってTVや雑誌で見ている限り化学療法の副作用で劇痩せ、脱毛、体力低下でかなり憔悴しているようだったから。コンサートのチケットを取ったはいいけど一緒に行く友達とも「コンサートの期間中体持つのかなぁ?」と心配していた。
でも初日のコンサートの幕が開いたらそこには"病気の"梅姐ではなく"スター"梅姐がいた。もちろん激しいダンスはないしゲストが出てきて適度な休憩ははさんでいるけどさすがと思った。
そして今日は追加公演の一日目に行ってきました。
私たちの席は真正面のスタンド真ん中くらい、コントロールブースの丁度後ろだったので音響もよく舞台全体がよく見えるいい場所だった。
コントロールブースには梅媽(お母さん)がいて、なぜか王敏徳もいた。どうもずっとそこにいたので席が無くて無理に頼んでそこで見てたみたい>マイケル
ゲストは楊千[女華]、許志安、林億蓮、グラスホッパー、何韻詩
演奏は上海交響楽団とロックバンドのジョイントで、ピアノ担当は音楽総監でもある倫永亮(←結構ファン♪)
いよいよ幕が開いて出てきた梅姐は本当にキラキラ輝いているスターそのもの。歌声も少しも色褪せていない。声量もあるし感情のこもった素晴らしい歌声。
正直言って多少は辛そうに、しんどそうに歌うのかなと思っていたが歌っているときの梅姐は本当に気持ち良さそう。舞台の上で観客の前で歌うのを心から楽しんでいるようだ。私はこの歌声を聞いてかなり安心した。このコンサートを中止して治療に専念するよりも歌いたい歌を存分に歌う方が病気には効果があるんじゃないかなって思った。
もちろん私が勝手に思っただけで、本当はとても大変なのかもしれないけど。でもそんなこと全然感じさせないのは真のプロ、本物のエンターティナーだ!
アンコールの時に純白のウェディングドレスで出てきた梅姐。
「ウェディングドレスは何度も着たことがあるけど現実の結婚式じゃ無い。自分の本当の結婚式で着たかったけど多分私はもう結婚できないと思う。でもいいの私は"音楽"に嫁いだんだから。今度いつ又コンサートできるか分らないけど、私は今の自分の困難に強い心で立ち向かって必ず勝ってみせるわ。」
割れんばかりの声援と温かい心が紅館の中に満ち溢れていました(^o^)
次の梅姐のコンサートも絶対行かなくちゃ!!