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Hong Kong Life現在篇
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2003年11月07日(金)
非典人生 CITY OF SARS

出品:黄百鳴、鐘雄兵
監督:鄭偉文

題名の通りSARSがテーマの映画。VCD発売になったので見てみました。
話は3話のオムニバス、微妙につながっているが基本的に独立した話。

第一話
出演:譚耀文、楊恭如
SARSと戦う最前線の病棟。医師や看護婦も自分もSARSに感染するかもしれない恐怖と心の葛藤を抱える中で医師の譚耀文が感染してしまう。誰もが辛い中であきらめずに一生懸命治療にあたる看護婦の楊恭如や同僚たち。譚耀文は回復して再び自ら最前線に復帰して必ずSARSとの戦いに勝ってみせると宣言!

第二話
出演:蕭正楠、蒲茜児
淘汰花園の大量感染で10日間強制隔離された人たちの話。
ある日突然外出禁止、強制隔離された人たちの焦り、怒り、あきらめ、受け入れ。
蕭正楠も隔離された住人なんだけど泣いても怒っても同じなら楽しく隔離生活をしようと色々な楽しみを考え出す。明るく楽しい蕭正楠は若いときの周星馳にちょっと似ている!

第三話
出演:曾志偉、林暁峰、銭嘉楽
曾志偉はレストラン、旅行社、カラオケ店等を経営する老細。しかしSARSの影響で商売は大暴落して借金がかさんで破産寸前に。そこで保険金目当ての自殺を考えるが色々な方法の最後に行き着いたのがわざとSARSになって死ぬ!!
この話かなりブラックコメディ。SARSの当事者にとってはかなり不愉快かもしれない。。日本じゃ多分大問題だろうね。笑って済ませられるあたりさすが香港かも。

実は正直言ってこのVCD見てたら結構辛かった。
やっぱりあの頃のことを思い出した。自分では冷静に受け入れていたつもりだけどそれなりにショックな出来事だったんだなと再確認。
実際のニュースの映像や、ニュースなどで見た映像の再現を見た。
つい数ヶ月前のことなんだけどもう忘れていた、というか忘れようとしていたのかも。
三話とももちろん希望のある終わり方で見てよかったと思う。特に二話が良かった。そしてやっぱりSARSの日々は忘れてはいけないことなんだと思った。