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oOO 気が抜けた、、、
2003年05月23日(金)
会えないと言われたけどどうしても会いたくて、 兵庫の病院に行ってきました。 お母様とお会いして、かなり詳しい経過を聞くことが 出来ました。 そして、一目だけ、開いたドアごしに会えました。 やっぱり、彼女でした。
言いふらすべきことではないかも、と遠慮して ここに詳しく書くことを控えてきましたが、お母様が 「(他の友人に伝えるか否かは)貴方達の判断に任せます」 と言ってくださったので、今日のことを覚えておくために 名前を伏せて書こうと思います。
もうすぐ二十歳になる、ある女の子の話です。 明朗快活に服を着せたような子です。 年に数回も会わないかもしれないけど、それでも会えば 何事もなかったかのように笑いあっていられた彼女が、 年末、突然の脳内出血に倒れたそうです。 診断名は先天性能動静脈奇形。 何万人に1人という、生まれつきの疾患らしいです。
それから約半年、彼女は意識が戻っていません。
今日聞いたところによると、 突然大学で倒れた昨年の12月12日から、本当に沢山の 手術と感染症と命の危機を乗り越えて、このごろやっと 安定したそうです。 栄養補給用の一本を除いて、ほとんどのチューブが取れ、 自発的に呼吸も出来ているらしくて、あとは意識の回復を 待つだけだとおっしゃっていました。
最後に会ったのは、内輪の皆で合格祝いをしてもらった ときだったでしょうか。 もう、何を話したのか覚えていません。 ただ楽しかったイメージだけが残っていて、その内容が どうしても思い出せないんです。
一目、看護婦さんに内緒よ、とお母様がドアごしに彼女に 会わせてくれました。 細い足、空に浮いた視線、気だるそうに開いた唇。 それでも、彼女だと分りました。 初めて、倒れたのは彼女なのだという実感が沸きました。
それでも家で母に聞いていたよりは随分と良好な状態で、 思わずして本人に会えたこともあって、 張り詰めていた気分が一気に緩みました。 なんか・・・今は、何をする気にもならないです。
はやく、意識が戻るといいな・・・。
私にこのことを教えてくれて、遠い病院までわざわざ 連れていってくれてくれてありがとね。>R&L
昨日想像していたような、衝撃や悲しみはなく。 ・・・・ただ、気が抜けました(苦笑)
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