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2006年04月18日(火)  日々薄れがちな
私は、あなたが居てくれたからこそ、今こうして仕事を続けてられるような気がします。

と、ある派遣スタッフの人に言われた。
私の仕事を引き継ぐため、後任の営業担当を連れて挨拶をしてまわっているところだった。
その派遣スタッフと応接室に入ったとき、彼女はそう言った。

彼女がそう思っていることなど私は想像もしてなくて、だけど1年前くらい確かに彼女はいろんな事情を抱えていて、不安を抱えていて、出来る限りのことを私はしたけれど、結局、仕事を続けるかどうかは彼女の判断に委ねて、そして彼女は今でもその仕事をしている。
そこまで言ってくれるほど、私は彼女に対して最高の対応をとったとは覚えていなかった。もっとああしていればあんな風に悩ますことはなかったかも、もっとこうしていればこんな風にもめなかったかも、などと思うことばかりだ。
そして、そんな派遣スタッフは私の担当する中でもたくさんいる。
みんな人間なのだから、仕事にいろんな悩みを持っていて当然なのだ。私も同様に。


家に帰ってすっかり電気を消して、ベッドにもぐったとき、ふと彼女の言葉を思い出した。
「私は、あなたが居てくれたからこそ、今こうして仕事を続けてられるような気がします。あのときは本当にありがとうございました」

この言葉って、最高の褒め言葉じゃない?
営業担当として最高の褒め言葉じゃない。
ふと思い出して、ああ、派遣の営業担当をしていて最高に嬉しい言葉だなと思った。この仕事をしていて良かったなと思った。
日々、たくさんの人と接するからこそ、薄れがちな喜びを見失ってしまうところだった。
私も良かった、と思った。一年経っても、そう言ってくれることが私には嬉しい。
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