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2005年11月26日(土)  事件ですか?事故ですか?
「事件ですか? 事故ですか?」

すごいです。
110番すると、すぐさまこのように聞いてくれます。
通報者は、とっても慌てているでしょうから、まず2択質問を投げかけてくれるようですね。素晴らしい。素晴らしい110番コールセンターマニュアル。
ちなみに、119番もそうらしいです。
「火事ですか? 救急ですか?」だったかしら? 忘れちゃったけど。

「事件ですか? 事故ですか?」
と、私もこのように最初に聞かれましたけど、
「んー、事故ではないと思います。けど、事件ってほど何かが起こったわけでもないでしょうけど……、うーん」と、なかなか情けない答え方をしてしまいました。電話を取ってくれたお姉さん、ごめんなさい。「事件です!」「事故です!」と明確に答えられれば良かったのですが、如何せん、状況というのが分からないので、110番したわけで。

なにやら、うちの近所でトラブルが起きているようで、尋常じゃない人の叫び声や物騒な音が聞こえるので、これは何かあったかな。と。かといって見に行く勇気がない。見に行きたい気分100だったけど、相手がナイフを持っていたら?拳銃を持っていたら?というような状況と思えるほど、尋常じゃなかったので、これは110番かなと。

無関心は一番いけないことです。
だって、人の叫び声が聞こえるの。
その言葉が普通じゃないの。
それがずっと20分くらい続いているの。
怖いよね。だって、殺人事件とか起きたらどうするの?
警察がもっと早く行ってれば、死なずにすんだ人もいたかもしれないと、あとで思っても遅いのです。

ま、考えすぎだと思うけどね。
でも、最悪の状況を想定しても間違いではないだろうと思った。

「事件ですか? 事故ですか?」
と聞かれても、だけど、私、直接見たわけじゃなく、ただ音が聞こえるだけなので、どんな状況かわからないからとにかく来てほしいと言うと、同じ通報が複数件はいっているとのこと。やっぱり。尋常じゃないと思ったのは私だけじゃないらしいです。
当たり前だよね。あんな大きな音、やっぱり誰も無関心ではいられないのです。

やがて、自転車に乗ったお巡りさんと、サイレンを消して赤いランプだけ回したパトカーがやってきた。
「突撃!」とか、「確保!」とかやるのかと思ったら、意外に地味にやってきて、ベランダからお巡りさん達を見下ろしていた私に、「どっち?」とのんびりした声で聞いて、私が指差した方向に懐中電灯をあて、「ああ、あっちかぁ」と言ってのっそりその建物に入っていった。

本当に意外と地味ですね。
でも、早く行かなきゃですよ。
結構、深刻な状況みたいですから、音からすると。

なんか、その後、よくわからないけど、階段を数人がバタバタ走り去る音が聞こえたんだけど、大捕り物?
怖いよ!家中の鍵をちゃんと閉めたか確認しちゃったよ。
眠らない街、トーキョー。


110番を切る間際、私の住所と名前を言ったのだけれど、「もしご心配でしたら、警官をあなたのところにうかがわせますか?」と言った。いえいえ、私は大丈夫です。私の身に何があったわけではないので。なかなかお姉さんは優しい人みたいです。だけど、私は上手く状況を説明できないもどかしさで一杯だったので、「いや、それは大丈夫です。ヘラヘラ」となぜか半笑いで答えてしまいました。
これって、きっと記録されるんだよね。
110番の通報って記録されて残されるんだよね。
ああ、なんで私、あのときヘラヘラ笑っちゃったんだろう!
これ、きっと残ってるはずだよ!

と、騒ぎが治まってからパトカーもいなくなった後、そればかりが気になったはじめての110番。
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