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2005年11月05日(土)  ブラジャーはちきれる
そんでもって、新しい下着を買った。
下着を買うということは、楽しい。

こんなにヒラヒラしたのはいやだとか、この色はありえないけど、これとの組み合わせだったらまだ許せるとか。この色でこの形のがあればいいのに!とか。何時間だって見ていられる。
なんだかんだと時間をかけて買って帰り、そんでもって、恋人に見せる瞬間ってのがまた楽しいよね。イヤらしい嫌がらせではあるけれど。これくらいのささやかなイタズラだったら別にしたっていいじゃないか。

こんなの買ったのー!って見せるだけならつまらないので、ベッドにどどーんと出しっぱなしで嫌でも見えてしまうようにしてみる。だけど、この場合ちらっと見ただけで、何のリアクションもない可能性も高いのでダメ。

たとえば、玄関に上下セットで並べてみる。玄関を入ってきた途端、床に置かれた下着を拾ってしまう恋人。うーん、これもいいかもしれないけど、そのまま何にも触れず跨いで部屋に入ってきてしまう可能性もあるのでこれもダメ。

もう、すごく大胆に、下着を身に付けて服も着ずに部屋をブラブラしてみるのもいいかもしれないけど、寒いのでダメ。

でも、そんなこんなで頭をひねって色々とどんなイタズラをして驚かしてやろうかと(?)頑張ってみたけど、段々面倒になってきたので、ベッドに転がってテレビを見ていたら、恋人が遊びにやってきた。
ぼやーっとテレビを見ている恋人の後ろ姿があまりにも隙だらけだったので、こそこそと恋人のカバンの中に新しいブラとパンツを忍ばせて、「ねえ!かばんの中になんか入っているよ!」と叫んでみた。ぼやぼやしている恋人は、「あ、そう?」となかなか相手をしてくれない。「ねえ!さっきかばんの中がごそごそ動いたって!」としつこく言ってみると、やっと恋人が自分のかばんを開けてくれ、新しいブラとパンツを引っ張り出してくれた。
「買ったのー、それ」と言ったら、「なんで僕のかばんの中にいれんの」と彼は言った。
「見て欲しかったから」と言ったら、「別に僕のかばんの中にいれなくてもいいでしょ」と彼は言った。
「それはそうだけど、普通に見せたってつまんないじゃん」と言ったら「別に僕を驚かすことはないんだよ」と彼は言った。

結局、私が何をやってもどうせ面倒くさいんでしょ!つまらないー!キーッ!と叫んだら、「ああ、ごめんねごめんね」と言って、私を宥めだしたけれどそんなのもう遅いんだって!

こんなこと大声で言いたかないけど、なんだかこう最近の私たちはマンネリ?っていうか、マンネリって死語だと思うけど、こう刺激がないというかマッタリしすぎというか、刺激がないというか、なんというか、そんなんだから、だからだから、こう新しい下着でも買ってね、小奇麗にしたほうがいいカナなんて。発想が痛々しい発想ではあるけれど、だって他になんか方法ある?いろいろ考えたけどブラとパンツ買うしかない!と思ったんだもの。
だからさ、買ってさ、それで買っただけじゃつまらないから、見せてあげようと思ってさ、普通に見せたんじゃ「ふぅーん」で終わらされるのもなんか淋しいからさ、ビックリさせてあげようと思ってさ、思ってさー!だから、かばんの中にいれてみたの!

と、一気にまくしたてて、ずーっとベッドの中にもぐって「バカ」と30回くらい言っていたら、
「ちょっと、これ見て!ねえ早く見てよ!」と恋人が言うので、毛布をはがして恋人を見たら、恋人が私の新しいブラをつけてた。
ちょー乾いた笑いが部屋の中にこだましていた。

別につけて欲しくて買ったわけじゃなし。
別につけて欲しくて怒ってたわけじゃなし。
そんな慰め方って、ないと思う。
なんだか、僕らは墓穴を掘っていっているような気がするね。
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