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2005年08月06日(土)  白い浴衣、揺れる
出張から帰ってきたその足で、すぐ美容室に行き浴衣を着せてもらう。

今日は、花火大会に行くのだ。
約束の時間に30分も遅刻してしまって、随分待たせてしまった恋人と電車に乗る。
電車の中には、幾人もの浴衣姿の人が居て、車内ではカランコロンと下駄の音がする。

レモン味のカキ氷と綿菓子をふたりで分け合いながら、私たちはまだかまだかと空を見上げる。恋人の友だちと合流して、私たちはまだかまだかと空を見上げる。
ひゅーっと風の中を何かが通り過ぎる音がして、空に大きな花火が上がる。
わーっと誰もがため息をついて、私たちもため息をつく。

花火の光で周りが明るくなる瞬間、恋人の横顔は赤や緑に照らされ、周りに座っている誰もが同じように、空を見上げている。


耳の下を涼しい風が吹いていった。
恋人の白い浴衣もゆらゆらと揺れていた。
誰にも知られないように私たちは手を繋いで、皆と同じように空を見上げた。
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