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2005年06月13日(月)  雨を見上げる
アスファルトから照り返してくる熱気が、生ぬるく足を撫でる。
私は自転車をこぐ。
信号を超えて、交差点を渡って、高速道路の下をくぐって、私は自転車をこぐ。

風がスカートを揺らして、太ももが顕わになる。
懸命にペダルをこぐ自分の太ももを眺めていたら、その上に大粒の雨が降ってきた。大粒の雨は、そのうち道路を黒く染め、私は自転車ごと雨宿りが出来る場所へと急いだ。

屋根を見つけ、私は自転車を支えたまま空を見上げる。
私の足首はすっかり濡れてしまい、Tシャツが体に張り付いていた。
髪の毛から雫がたれ、肩が冷たかった。


そんな空を見上げながら、あの人はどうしているだろうと思う。
むしょうに彼に会いたくなったけれど、
もう会えないという事実は、言葉に表せないほど悲しい。
そう思ったら、この大雨に打たれて自転車をこいだほうが幾らかマシなように思える。
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