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2005年04月25日(月)  日曜の夜の恋人
たいてい、日曜の夜の恋人は酔っ払っています。
出張中にもかかわらず、またもや今週も恋人は酔っ払って電話をよこしてきます。

私は思うのだけどね、人は酔っ払って家に帰ってくると、誰かに電話をしたくなるタイプの人っているんだよね。なんかこう、みんなでワイワイお酒を飲んで、ひとり家に帰ってくると淋しくなってしまうのでしょうか。あまりにもお酒の席が楽しかったから、人恋しくなるんでしょうか。
まぁ、その気持ちはわかんなくないでもないけど、電話をよこされるほうは酔っ払いの相手を、しかも電話でしなきゃいけないって、これはちょっと面倒なわけで。
そんでね、たいてい電話をしたくなる相手って、愛している相手だと、私は思うの。思うの。
「思うの」と急に乙女になってしまった自分に、またクスリと自分で笑ってしまったけど。しかも「愛してる」だってさー。ちゃんちゃら可笑しいね。
まぁ、愛していると言うか、気になる相手なんでしょうけど。
とにかく、恋人が酔っ払って電話をしてくることに、面倒さも感じつつ、まだまだ私に興味はあるのね、と長年連れ添った夫婦のように、相手の気持ちを再確認してしまったりと、勝手にそう思ったりするわけです。そう思うの。思うの。

今日はねー、こういうことがあったよー、でねー、こういうこともあったよー。
と、一方的に話す恋人に、ウンウンと相槌をうち、そうかそうか楽しかったねーと、さも子供をあやすように話を聞きながらも、目はテレビを見ているという、もう本当に疲れきった夫婦のような私達ですが、結局、付き合って1年経ってしまったね。
びっくりだよ、1年だってさ。こんなに長く付き合ったのなんて、過去最高じゃないかしら。もう本当に恋人に感謝だねー、よく頑張って付き合ってくれました、本当に。君だからこそだよ。電話を上の空で聞こうとも、本当は心の中で感謝しています、いや本当に。

で、そんな電話の最後に私はこう聞きました。
「ところで、今日はどんなお店でお酒を飲んだの?」
すると、恋人は途端にモゴモゴと言葉を濁します。
あー、酔っ払っちゃったからもう寝るわ、とかなんとか言って電話を切ろうとします。
こらこら、そんなわかり易い隠し事をしていたら、余計に問い詰めたくなるじゃないですか。一体、どんな楽しいところでお酒を飲んでいたというのでしょう。
しつこく何度も聞くと、やっと、恋人は自白。「んー、お姉ちゃんがいるところ」
そうかそうか、可愛いお姉さんのいるお店で、きっと太ももなんかをさすりながらお酒を飲んでいたのでしょうね。そうかそうか、そりゃ、お酒も楽しいはずだよねー。ねー?ねー?

そうなんだ、そうなんだ。いいよいいよ、またキレイなお姉さんのいるお店に行っといでよ。楽しく遊べばいいじゃん。私も遊びに行くから。誰か、男の人に遊んでもらうから、いいよいいよ、また行っといでよ。じゃあ、バイバーイ、おやすみー。
と、電話を切って電源も切って就寝。

散々酔っ払って話しているので、会話の端々に「キャバクラに行ってました」というのが見え隠れしているのに、必死にそれを隠そうとしている恋人が可愛いというか、面白いというか、なんというか。
まぁ、まぁ、許すよ。怒らないよ。キャバクラいいよ、行っても。
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