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2004年12月26日(日)  あふれる
恋人がそばにいなかった一ヶ月を埋めるように、たっぷりと彼に甘えた。
私たちは、レストランに入って食事をしているときも、人が沢山乗っているデパートのエレベーターの中でも、布団に潜り込んで目をつぶっているときも、ずっとずっと話し続けていた。
いつまで話してもまだ足らなくて、私たち以外の誰もいない部屋なのに、誰にも聞かれないように、ベッドの中で小声でひそひそと話し続けた。

死ぬまでの時間をもってしても、誰かのすべてを知り尽くすことは出来ない。
自分以外の誰かを知りたいと思う欲求は、その人と自分の間の引力になる。

恋人と一緒にいると、私の心の中で大量の水がざあっと流れている音が聞こえる。本当にその水の量は多くて、留まることを知らないし枯れることを知らない。
ざあっと何かが流れ出る。それは溢れているということに近くて、潤んでいるということに等しい。満ちているというのかもしれない。

私の中のその水は果てることもなく、久しぶりの恋人との時間をゆっくりとかみ締めている。
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