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| 2004年12月11日(土) 冬の陽 |
| よっぽどのことがない限り、土曜日は病院へ行くことにしている。 地下鉄に乗っていくと、階段をおりたりあがったりするのが面倒なので、バスと徒歩で行っている。 その道の途中に小さなケーキ屋さんがあって、ショーケースの向こう側に高校生くらいの女の子がぼんやりと立っているのが見える。見かけるたびにお客さんはいつもいない。物憂げに外の通りを見つめる女の子に、私はいつも視線を向けてしまう。 病院へ行く時間はあまりはっきりとは決められていない。 行って主治医がいなければ本を読んで待ったり外をぶらぶら散歩して主治医が帰ってくる頃に私も戻ってくる。 誰もいない待合室は淋しげだけれど、窓の側に座り冬の陽を浴びる。 私は、静けさがあまり好きではない。 しんと静まりかえることが好きではない。 けれど、特に理由のない沈黙は好きだ。 私は静かな中で眠るのが嫌いで、音もしない部屋で過ごすことが嫌いだ。 けれど、たまに静かであることに幸福を感じる。 誰も居ない待合室で、静けさを感じて、ぼんやりとあの女の子みたいに外の通りを眺める。 だれもだれもいない。 |
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