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2004年10月31日(日)  足を愛撫する人
そのうち、服を脱がされないままセックスをすることになる。
恋人と何度かセックスをしていくうちに、服を全部脱がされなくなると、もうその頃にはあまりセックスを嬉しいとか楽しいとか思わなくなってくる。

どうして男の人って、みんな揃いも揃ってそうなのだろう。
服を全部脱がさなくなるときまで、それぞれの時間の長さは違っても、結局のところいつかはみんなTシャツを着たままセックスをすることになる。面倒なのか知らないけど、惰性でやっているのなら、別にもうしてくれなくてもいいのにと思う。

私の足の裏は、いつもヒールを履いて歩いているので、皮膚が固くなっている。指の付け根の下の部分、一番皮膚が盛り上がっている部分がカチンコチンになっている。手入れをしようとしても、あまりキレイにはなってくれない。両方の親指と小指は靴擦れに慣れて色素が沈着している。
とても可愛らしい女の子の足ではない。
私はそんな足を見られたくなくて、男の人の視線からそっと隠している。それがもう癖になってしまった。

恋人は、私のそんな癖を知っていて、ソファーに座っているときや床に座っているとき、無意識に私が足を隠そうとするのをわざと手で引っ張る。何気ないときにでも、恋人はふと思い出したかのように私の足を膝に乗せて、ふくらはぎや太ももではなく、ずっと足の甲や指を触っている。どうしてそこばかり触るのと聞いたら、隠そうとしているものは余計に見たくなるからだと言った。

私はずっと密着していたいと思う。けれど、うでまくらをしてもらって彼の胸に自分の体を押し付けて寝ようとしても、結局、息が苦しくて眠りづらくて、自分から体を離してしまう。それがとても残念に思う。

私の足ばかり愛撫するのなら、少しはTシャツでも脱がして欲しいものだと思う。

人間は飽きていくものだから、ずっと同じ形のセックスをし続けることは出来ない。だとしたら、この向こうにはどんなセックスがあるのだろう。私には、想像もつかない。
私は、ずっと同じ男性と長い間セックスをしたことがないからだ。
男性と長く付き合ったことがないからだ。
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