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2004年08月03日(火)  次はコレだ!
直木賞受賞作に釣られて
「奥田英朗 空中ブランコ」
んー、重松清に通じる感。空中ブランコの中の「空中ブランコ」だけちょっと泣きそうになったけど、いやー伊良部みたいなのが近くにいたらヤダなと思うわ。伊良部の無邪気さと言うか無心さに現代の大人ははっと我に返るのだろうか。んーどうだろう。

帯買いで
「市川拓司 いま、会いにゆきます」
とにかくよかった。涙の波が3回くらいきました。私がこれを読んだのはまだ「世界の中心で愛をさけぶ」がブレイクする前だったのだけれど、いまやこの本は「セカチュウの次はこれ!」といわれる本になったそうで。雰囲気的にはセカチューに似ているかもだけど、子供がねぇ、子供が出てるからねぇ、やっぱり子供に泣いちゃうのはねぇ、仕方ないよねぇ。最近はこの本のCMを見かけます。森を散歩する世界観が好き。

市川拓司つながりで
「恋愛しゃしん」「Separation」
恋愛写真は広末涼子と松田龍平の映画「恋愛写真」をモチーフにして別の物語を書いたものらしいけど、「いま、会いにゆきます」と比べてしまうと、どうもいまいち。「Separation」は「いま〜」のオリジナルなんだろうけれど、ちょっとあまりにも暗くて、どうもいまいち。

話題に釣られて
「伊坂幸太郎 重力ピエロ」
今年の私のイチオシ。すばらしいー。登場人物が魅力的。こんな男性(お兄さんのほう)がいたら私はぜったい惚れるでしょう。善とか悪とか制裁とか犯罪とかいろいろテーマはあるけれど、いちばん残った言葉は「大切なことは軽く伝えればいい」ということば。それにしても、レイプされた子供を産んだ母親はすごいと思えるけれど、あまりにも重過ぎる。私にはそのレイプで妊娠した子供を産むということ挿入話じたいがショックだ。

伊坂幸太郎つながりで
「ラッシュライフ」「アヒルと鴨のコインロッカー」
「オーデュボンの祈り」「陽気なギャングが地球をまわす」
ラッシュライフは文章が上手。登場人物が入れ替わるごとにイラストが挿入されているのだけどそれを覚えていると、あ、次は○○の話に変わるんだなってわかる。最後ですべてがうまく円になったときすごくすっきりした。エピソードのリレー。アヒル〜は、入れ替わる章ごとの最後の1行がぜんぶ統一されている。ラッシュライフもか?人は誰でも誰かの脇役なんだよね。自分を中心に世界はまわっていないことを垣間見る。オーデュボンの主人公は、いろんな本にちょい役で出過ぎなのですよ。伊坂幸太郎の本は登場人物を使いまわしている。陽気な〜は伊坂ワールドの入門編です。

帯買いで
「蓮見圭一 水曜の朝、午前三時」
大絶賛。少女チックな世界の恋愛です。大人の女性が好きそうな恋愛話。ドラマの中のドラマという美しすぎるお話し。奥ゆかしいわけです。

蓮見圭一つながりで
「蓮見圭一 ラジオ・エチオピア」
んもう、うんざりな女が出てきます。男もバカ。

佐藤正午が絶賛していたので
「盛田隆二 夜の果てまで」
とにかくセックスしすぎです。札幌が舞台なのですが、ちょうど札幌に遊びに行った時期で、「ああ、セイコーマートあそこにあるじゃん!」って喜んでたら札幌地域にはセイコーマートがいたるところにたくさんありました。男の人ってこうやってダメになっていくんだなぁとか、こんな部分で奮起するんだなぁなんて思いました。単純だし優柔不断で弱っちいのに、すべてを捨てたらきっと女性より男性のほうが強くなるんだろうなと思った。それにしてもこの女性は、たぶんまた別の男の人とふらふら逃げて行きそうな予感がするのは私だけ?

久しぶりの新刊なので
「天童荒太 家族狩りシリーズ」
この人の本はキャスティングがかんたんに思い浮かんでしまう。まずやっぱり中谷美紀。彼女の履き違えた正義感がぴったり。そんでもって椎名桔平。今回は渡部篤郎はおやすみ。子供を育てるのは親の力だけじゃなく、周りの人間(それが他人であっても)の影響や協力も必要になって来るんだろうなと思う。他人の子も自分の子。


私はとくに帯かジャケットで本を選んで買います。あとは人に勧められたりとか。はじめての作家の本はだいたいが「当たりの本」なので感動した余韻をひきながら別の本を読んでみると「ハズレの本」の場合が多いのです。最初は好印象。なのに次々と読み進めてみると「んー、ちょっと、ごめんなさい」となぜだか謝ってしまいたくなる。たとえば、セカチューの人とか。
そういえば、セカチューに並ぶ本が最近続々と平積みですね。アレ系の本は大学生のころ、読み漁りました。いまでもうちの本棚にあります。市川拓司の「いま、会いにゆきます」しかり、あとは西田俊也とか?
自慢じゃないけど自慢だけど、私がふと手に取った本は数年後にブレイクする傾向があります。セカチューなんて発売した当時にこっそり買って読んでたし、佐藤正午のジャンプとか、あとは思い浮かばないけどとにかく私の読んだ本は、いずれブレイクします。ブレイクブレイク。もうすぐ市川拓司はきます。次はもしかしたら西田俊也か意表をついて?盛田隆二の「夜の果てまで」。

と、勝手に偉そうに予言をしてみたり評してみたり。
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