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| 2004年07月16日(金) 雨の日に思うこと |
| 私の異母兄は、きっとずっとこれからもひとりぼっちで生きていくのだと思う。 私が兄をどうにかしたいと思ったとしても、兄はそれを受け入れはしないだろう。それは兄が誰かの力を必要としない孤独な人間だからではない。兄は誰かに心配されることや優しくされることにとても不慣れで苦手な人間だからだと思う。 その点では、私と兄が兄妹であるという証にもなる。 兄は仕事に熱中する。 兄は妹を心から愛する。 兄は友人を心から大切にする。 けれど兄は、自分自身を大切にすることも愛することもしない。 異母兄はこれからもずっとそんな生き方を選んでいくのだろうか。 兄はよく言う。 異母妹である私の幸せが、自分の幸せだと。 私は兄妹愛というものは、よく知らない。 私たちが兄妹でなければ、この言葉は異性同士の至極の愛情だと思える。 私はその兄の気持ちをどう受け止めればいいのかわからなくなる。 私は、兄を兄だと思う瞬間もあれば、兄を男だと思う瞬間もあって、親友だと思う瞬間もある。 兄だと割り切って考えられる時間が、私にはまだ少ないのだろうか。 兄を兄と知って、まだ10年もたっていない。 私たちが兄妹になって、まだそんなに同じ時間を共有していない。 雨の日にそんなことを思った。 雨の日は考え事をするのに最適な日だと思った。 兄はやはりとても悲しい人だと思った。 |
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