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| 2004年06月12日(土) お笑い道場 |
| 隔週土曜日、私は病院に行っています。 あの入院していた病院です。通院は続くよどこまでも。 いやいやながら土曜日の昼過ぎに彼に起こされ、まだ寝ていたいと抵抗しても、ずるずるとベッドから引き摺り下ろされ、まず牛乳を飲まされ、薬を飲まされる。この時点ではまだ私は夢の中。お尻を叩かれ現実世界に引き戻されたら、顔を洗って髪の毛をといて服を着替えて、彼の車に乗る。それでも、「いやだいやだ」と駄々をこね続ければ、彼は「いい子で病院に行ったら、帰りにたこ焼き買ってあげるから」という。まるで聞き分けのない子供と父親の会話。 病室には主治医。「やあ、また来たね」と主治医。「来たくなかったけどね」と私。「正直なことはいいことですよ」と主治医。「はあ」と私。 診察。診察。検査。検査結果。この一週間の私の生活についての話し。体調についての話し。クスリについての話し。世間話。世間話。オヤジギャグ。世間話。主治医は最近おかしなオヤジギャグを言っては喜んでいる。嬉々としてオヤジギャグ。強烈。 診察の締めは、「最近、面白かった出来事」を話さなければいけない。 馬鹿みたいだけれど、本当です。 この「最近、面白かった出来事」は、私の宿題で、如何に主治医を笑わせるかを懸命に探さなければいけない。馬鹿みたいだけれど、本当なのです。 「会社で、――――があって、〜〜て感じになって、…………って言ったら、。。。。。っていうのが面白かった」というのを、私は毎回毎回話しています。お笑い道場かと思うくらいです。その話しを主治医が採点するわけです。「んんん、イマイチだなぁ」「え? それのどこが面白いの?」「いやあ、面白い面白い!」だから、この人は出世しない。こんな診療をしているから出世しないのです。 帰りにたこ焼きを買ってもらってご満悦で助手席に座る私。 平和に生きたい。 |
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