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2004年04月17日(土)  森の奥の倒木
つい先日、「きらきらひかる」というドラマを再放送していた。けっこう楽しみにしていたのに、残念ながら、私は初回と最終回しか見られなかった。そういえば、いつのドラマだって社会人になってからは満足に見ていない。このドラマもずっと以前に放送されたときに、初回の分だけしか見られなかった。きっとそのときは家にいて何もすることがなかったからだろう。その初回のドラマの中ですごく魅力的な話しがあった。

「深い森の中で大きな木が一本倒れた。誰もいないようなところなので、もちろん誰もその倒れる瞬間を見てはいない。けれど、木は倒れた。彼女という人は、本当に木は倒れたのか、どれくらい大きな木だったのか、何故倒れたのか、それを見に行ってしまうような人なんだ。自分の目で確かめるためにはどこへだって行ってしまうんだ。」

なんだかうまく説明できないけど、多分こんな話だったと思う。私はそれを魅力的だと思った。
ドラマの中の女性をカッコイイだなんて、手に届かない魅力に精一杯背伸びをしている普通の女の子みたいで嫌だけど、それでも私はやっぱりそういう女性っていいな、と思った。

自分の目で見て確かめて自分の頭で考えて、誰にも左右されることもなく自分が納得するまで突き詰めて、最終的には自分の導き出した意志で決めていく。探究心の塊のような強くて孤独で大胆な人。
でもそれは、逆を言えば自分しか信じない人ということになるかもしれない。他の意見を聞かず我を通す頑固な人間。仕事をする中でそんな自己主張をすることはとても致命的かもしれない。そのうち周りの人間は知らぬ間に離れていってしまうだろう。強いというのもほどほどに、ということかもしれない。


でもやはり、私もきっとたぶん、森の奥で木が倒れたと聞いたら、見に行きたいと思うだろう。それは興味本位かもしれないし、自分の目で見なければそれを信じることが出来ないからかもしれない。
けれど人を信じない用心深さを持つよりも、自分で見て自分で考えるということを大切にしたい。そうやって自分をいろんな場面に立たせてみたいから。その倒れた木を見て自分がどう感じるかにとても興味があるから。そうやって自分の引き出しを増やしていきたいから。

伝え聞くよりも自分で確かめることのほうが、ある意味ニュートラルのような気がした。
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