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2004年04月08日(木)  キミを守る
ボクがキミを守る。
30歳を目前に控えた男が、出会って間もない女にそう呟いた。彼にそう言わしめたのは一体なんなのだろう。


もし本当に女が男に守られる動物だとしたら、私は男に生まれたかったと切に願うだろう。
誰かの保護が生きるために必要なのだとしたら私はすっかり生きる気力を失くしてしまうかも知れない。
私はひとりでも生きていける。私はひとりで考えてひとりで歩いていける。そう思っている。
ただ、時には淋しくなったり恋しくなったり温もりが欲しくなることが、少し人よりも多いだけである。
守られることを望みはしないけれど、たまにおしゃべりに付き合ってくれれば、私はそれでいい。

しかし、彼がその言葉をはいた動機は紛れもなく私自身にあり、私のすべてが彼の原動力になる。

キミの味方でいつづける。

彼の髪の毛は柔らかくカールして耳元でそよそよと揺れている。
メガネを外したら濡れて輝く瞳が見えた。
唇を強く引いて彼は私にそう言った。
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