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2004年01月09日(金)  いなくなってしまった私
何があってそれほど泣いているのか、どうしてもどうしてもわからない。何が起こって何に対して怒っていて何に対して悲しいのか、わからない。ぜんぜんわからない。
どうして、みんなはそれぞれ進んでいるのに、どうして私はまだここに留まっているのか、どうしてもわからない。どうして誰も理由も言わずに勝手に進んでいってしまうのか、私には見当もつかない。どうしてどうして私だけひとりぼっちにされるのか、どうしてもどうしてもわからない。
絶望って一体どういう意味なのかわからない。

みんなが笑っているのに、どうしても泣きたくなってしまう。みんなが真剣になっているのに、どうしても泣きたくなってしまう。みんながいろいろ考えているのに、私は何も考えることが出来ない。何も何もどうしても。私はきっとだめなんだ。私はなにかがだめなんだ。何かがみんなより決定的に欠けているんだ。何もない。私はきっとだめなんだ。誰も助けてくれない。誰もわかってくれない。誰もいない。みんないなくなってしまった。家族も友達もみんなみんな、すべて消えていってしまった。私がいけないからみんなが消えていってしまうのだろうか。みんな全ての原因が今の私にあると思う。何も出来ない。何も知らない。誰もいない。何もない。私は何にも持っていない。鏡の中の自分を罵る。自分の顔を見ながら汚い言葉で罵りつづける。そしてみんな消えていってしまえばいい。みんななくなってしまえばいい。私に何も求めないで私に何も押し付けないで、だからみんないなくなって欲しい。私の記憶から出て行って欲しい。みんな嘘だ。みんな嘘をついている。本当のことなんか、誰も言わない。ぜんぶ嘘ばかりだ。何も元には戻らない。元に戻ったとしても同じ事を繰り返すだけだと思う。こんなに辛い思いをするなら初めから何もしなければいい。最後に辛い思いをするなら何もはじめなければいい。これからずっと一生何も誰も受け入れないことに決めた。何もしたくない。仕事もしたくない。恋愛ももうしたくない。あの家にも生まれてこなければよかった。もう生きていたくないと思った。ご飯をたべるのも無意味に思う。なんで生きているの。私は私じゃなくなってくる。数日前の私はもういなくなってしまった。
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