umityanの日記
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2021年08月04日(水) 昔の本と、新たな人生。

最近、とんと、本を読まなくなった。書棚には本が整列している。なにせ、今は携帯の時代。携帯電話でほとんどの用が済ませられる。本だって、あらすじは携帯で読める。時代は変わった。昔は興味深い本が出版されると、本屋へ行って購入したものだ。今は携帯電話を持ち歩けばよい。

その本屋が、最近、めっぽう少なくなった。本が売れないのだろう。買っても、財産として残すこともない。僕は今、悩んでいる。蓄積した本達をどうすべきか?段ボール箱に詰め込んで、廃品業者に持って行ってもらうか?。

だが、しかし、一冊一冊ずつ、本を手に取ってみると、懐かしく、心ときめいた昔の事が思い出され、容易に捨てきれないのだ。誰か、もらってくれる人があれば一番いいのだが、この時勢、本をもらってくれる人はいない。

今、思っている。後、生きて十数年。すぱっと、整理して思いを断ち切ろうと。
もう、二度と読まない本ばかりだ。残していても、箪笥のこやし。身軽になろう。体一つでいい。それに幾ばくかのお金。お金はやはり必要だ。残った人に後始末をしてもらわねばならない。

僕は死ぬときに、意識があってほしい。「あああ、僕の人生は楽しかった。良かった。有り難う」と言って、死にたいものだ。願わくば、あちらの世界があって、「よう来たな。お茶でもどうぞ」と、歓迎してもらいたいことよ。

だが、人間は死ぬと、いろんな人の記憶から消えていく。これは仕方のないことだ。死ぬ前にあちらの世界を信じ、あちらの世界で第二の人生を生きる事を願いたい。


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