umityanの日記
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2020年09月17日(木) 労働の後の一杯はうまい。(2)

昨日の続きを書いておこう。小料理屋を出て、次は行きつけのスナックだ。ここには、ママさんと従業員が1人いる。僕たちの目的は、いや、ネズミ男君の目的はカラオケだ。ここの店で「ぞろ目」を出すと、(66点、77点、88点)景品がもらえる。先日まではカレーライス。今はパンツだ。うんん、これも、ネズミ男君ヘの配慮だろう?。

彼は独身。洗濯も大変だろうと、ママが着替えのパンツを調達しているのだ。なにせ、安いパンツだと、すぐゴム紐が切れる。ママの購入するパンツは、よく知らないが、700円位はするだろう。何と、今日も88点のぞろ目を出した。ママが、7〜8枚のパンツをもってきて、「どれでもすきなものを」と差し出す。ネズミ男君は適当な物を1枚選んで、「ママ、Lサイズはないかなーーー」と言う。「うんん、今度買っとくね」である。

その光景を、指をくわえて僕は眺めている。いまだ買って、僕は88点の美酒を味わったことがない。85点以下ばかりだ。僕は言ってやった。「ママ、ネズミ男君が歌うときは、テーブルの下で、ポンポンと機械を操作してんじゃない」と。ママはただ笑うだけ。うんんんんーーー。不愉快だあーーーーー。

まあ、そんなわけで、ネズミ男君は機嫌良く歌う。まずは伊勢正三さんの「22歳の別れ」。しょっぱらから、ぞろ目を出す。僕も負けまいと、南こうせつさんの「神田川」で挑戦する。ママ曰く。「声はいいんだけど、なぜ出ないんかしら」と。ネズミ男君曰く。「ようするに下手なんよ」と。これにはショックだ。

こういう状況がしばらく続く。ママさんと従業員はビールを飲む。1本、1000円だ。ネズミ男君が言うではないか。「何本のんでもいいよ。払いはジャイアンだから」って。うんんん、長居はすまいと、代行を呼ぶ。彼は代行が来ても待たせて、最後の曲を歌う。僕は彼を置いて、代行車に乗り込む。まあ、いつもこんなパターンだ。何故、僕はこの店へ行くのか。うんん、ネズミ男君を、ぎゃふんと言わせてやりたいからかなあーーー。



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