umityanの日記
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2019年06月22日(土) 一泊二日の旅。(2)

さあ、どんどん車は山を駆け抜けていく。途中、金栗四三ミュージアムによった。金栗四三とは日本マラソンの父と呼ばれている。しかも裸足で走った。後に足袋をはいて走ったようだ。足袋が陳列されていた。呼吸の仕方に特徴があったらしい「2回息を吸って、2回吐き出す」。これの繰り返しで、マラソンがスムーズに走れたらしい。歩幅を見た。ひゃあーーーー長い。今のマラソン選手と、ほとんど歩幅が変わらない。ただただ驚くばかりだ。


ひとしきり感動して、昼食とあいなった。セキヤヒルズという山の中のレストラン。えらく長ひょろい建物だ。僕たちは10人座れるテーブルに陣取った。ななんと、ここはバイキングだ。お盆を持って、こっちうろうろ、あっちうろうろ。うんんん、迷うなあーー。飲み物はハイボールを頼んだ。あまりお腹はすいていなかったが、適当に食べる。デジカメで、食事風景をパチリ。

セキヤヒルズを後にして、車は小一時間ばかり走った。次の目的地、田原坂西南戦争資料館へ行った。大砲とか諸々の戦争道具が並べられていた。中程で、映画が催されていた。椅子に腰掛けて見た。観客は僕ら以外にも、たくさんいた。白黒の映画は迫力があった。銃で殺される人、刀で殺される人、槍で殺される人。歴史的事実とは言え、見るに堪えない。

何故、人は殺し合いをするのだろう。「生きとし生ける者、いかでか仲良く生きん」。本当は皆、そう思っているはずだ。だが、しかし、ばっと、世界の歴史は殺戮の歴史だ。何故?。わーーーい?。思うに、人種が違い、言葉が違い、体制も違う。よりよく生きるためには、目の上のたんこぶを淘汰するしかない。食料の確保と、我が体制を守るために。そのために殺戮を行うのか。いやああ、実に悲しい。


複雑な面持ちで、バスに乗り込んだ。さあーー、いよいよ、本来の目的地の温泉宿まで直行だ。まだ1時間以上、バスに揺られることになる。眠くなった。ちょっくら居眠タイムだ。

目を覚ますと、目的地、黒川温泉地まで、あとわずか。


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