ツッキーの戯言 人間の本性,ルーム係りは見た!
DiaryINDEX|past|will
私は約9年間、不妊に悩まされてきた。
様々な治療を施し、やっと手に入れた小さな命。
授かった嬉しさと、感動を旦那にも分けてあげよう!
それが、そもそもの間違いだった。
陣痛が始まり、激痛は襲ってくる。
声も出せない私は腰を指差し、「ここを摩れ」と合図する。
旦那は加減が分からないのか、後に腰部分の皮がはがれ、極度の
擦り傷状態なのが発覚し、こっぴどく私に怒られる事となる。
やっとこさ、子宮口が8センチ開き、分娩台の乗る。
ここからだ!!!
忘れもしない旦那の仕打ち!!!
分娩台に乗った私は、いきむため、万歳をした状態で、旦那が後ろから、
私の手首を持ってる。
そして後ろから私にあわせ、「ヒッヒッフー」「ヒッヒッフー」
とあの有名な呼吸法で旦那も一緒に頑張ってる。
赤ちゃんの頭が出だしたとき!!!私の悪夢のような出来事が始まるのだ。
私のあそこはぴ〜んと赤ちゃんの頭部にひっぱられ、
痛くてたまらんうえに、声すらだせない状態だった。
そこへ後ろにいる旦那の、あの「ヒッヒッフー」が、
「ヒッヒッフー」が、「ヒッヒッフー」が!
私のオデコにかかるのだ!!!
下に集中しなければいけない時に、オデコにかかる「ヒッヒッフー」が
気になって、気になって仕方ない!!
(息がかかってるよっ!やめろよっ!息がかかってるって言ってんだろ?!
誰か、誰か!!この人どうにかしてっ!!
集中できないよっ!イライラするよっ!「ヒッヒッフー」ってあんた、
ちょっと〜、止めて〜!!オデコが生ぬるいんだよっ!)
と、声に出せない絶叫をあげ、こんな風に私は出産した。
今は、念願の赤ちゃんを産んだ事より、このヒッヒッフーしか
記憶に残っていない。
|