やさしい気持ち

2008年12月17日(水) つらつらと

ほぼ愚痴です。


日曜日。
兄の1周忌だった。
心配してた天気も回復して傘を広げる事もなかった。

どんな格好していばいいの?と母に聞いたら
黒っぽい服ならソレでいいとのことだったので。
黒い平服で行ったら、他の参列者はしっかりと礼服。
なんだかなぁ。

朝、予約してあった志の箱菓子を引き取りに行って。
会場である実家へ向かうと両親は兄の幼い頃のアルバムを見ていた。
あぁ、みんな笑顔だね。
兄はみんなから愛されていたんだね。
嫉妬にも似た感情が湧く。
それと同時にドコで人生逸れたんだろうという疑問も。
両親、祖母、親戚からの愛情を一身に受けて
そのままの家族愛を私にも向けてくれればよかったのに。
と、過去に愚痴をこぼしても何も解決しないのは解っている。
それに兄だって両親からの愛情に満足なんかしてなかった。
それは兄嫁から聞く話から垣間見える。

一周忌は読経をあげていただき焼香をして終了。
その後、近所で懐石料理のお食事会。
一息ついたら隣の市までお墓参りへ。
また読経をあげてお参りを済ませ。
そこで解散。

たいしたことをした訳じゃないのに。
物凄く疲れた。
精神的にも肉体的にも。
寄り道もせずにアパートへ帰って。
着替だけ済ませ布団になだれ込んでしまった。
何も考えずにとにかく眠りたかった。

兄の為に何かをする、ということに対しての嫌悪からくる疲労なのか。
それとも実家に帰るとアレコレ感じる無言のプレッシャーから来る疲労なのか。
やはり程好い距離で接しなければ自分を保てないと再認識。

しかし、現実はそうも言っていられず。
一周忌前日には母からの電話で「明日はうちに泊まっていきなよ」と言われた。
あの家には私の居場所はないのだ。
あの家で生活していた時ですら心休まる空間ではなかった。
私は家を出ることで私を確立した。
だから本当にお願い、私をかき乱さないで。
「うちから会社に通うことに慣れろ」とか意味の解らない事言わないで。
前回実家に帰ったときに「実家に入る気はありません」とキッパリ言ったよね?
あの会話はなかったことにされてるの?
それともキッパリ言ったから対抗してきているの?
こんな風にしか捉えられない私は心が貧しいと思う。

一周忌だから寂しかったんだよね、きっと。
だけど私に頼らないでね。
私が寂しかったときにあなた達は何もしてくれなかったんだから。
何年も何年も。
その事が私の人格形成にどれだけ負の影響を与えたか。
本当に、やっと、やっと心穏やかに日々を過ごせるようになったんだから、かき乱さないで。
かき乱さないで。
お願い。

家族コンプレックスから本当に抜け出すのはムリなのかもしれない。
哀しい事実に行き着いて、軽く絶望。


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考えただけで溜息100連発って感じ。


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